ベースモデルのスペック
モデル名 | GALLERIA AZ |
OS | Windows10Home64bit |
CPU | Ryzen 7 2700X |
CPU仕様 | 3.7GHz-4.35GHz/8コア/20MBキャッシュ |
GPU | GTX1080Ti |
SSD・HDD | 640GB SSD+2TB HDD |
メモリー | 16GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx2/2チャネル) |
チップセット | B350(ATX) |
その他 | DVDスーパーマルチドライブ、メモリカードリーダーライター |
価格 | 249,980 |
解説
GALLERIA AZはAMD SocketAM4最強のRyzen7 2700XとGPU最強のGTX1080Tiを組み合わせたモデルだ。
この解説を執筆時点で、8コア16スレッドのデスクトップ向けCPUはRyzen7しか存在しないため、安価な8コア16スレッドCPUの中でRyzen7 2700Xが一番高性能ということになる。
マルチスレッドの合計スコアではCore i7-8700Kをわずかに上回っており、名実ともにデスクトッププラットフォーム向け最強のCPUと言えるだろう。
シングルスレッド性能も前世代と比較すると12%程上昇しており、順当に進化したモデルと言ってよいだろう。
現世代ではシングルスレッドのスコアで1,000強の差があるが、intelもシングルスレッド性能は頭打ちになっているので次の世代では追いついてしまう可能性もある。
PassMark Single Thread | PassMark Multi Thread | |
Ryzen7 2700X | 2,226 | 17,404 |
Core i7 8700K | 2,722 | 16,151 |
Core i7 8700 | 2,621 | 15,290 |
参考記事:CPUの性能
総じて非常に性能の高いCPUを搭載したモデルと言えるだろう。
このモデルで何ができるのか?
PUBGフレームレート
平均 | 最低平均 | |
FullHD・ミディアム画質 | 141.9 | 100.3 |
FullHD・ウルトラ画質 | 139.2 | 98.1 |
WQHD・ウルトラ画質 | 107.8 | 81.6 |
4K・ウルトラ画質 | 58.2 | 47 |
※ 最低平均とは下位数%の平均です。
FF14紅蓮のリベレーターベンチマーク(7,000以上で「非常に快適」)
DX11,FullHD,標準品質スコア | 22,539 | |
DX11,FullHD,標準品質FPS(平均,最低) | 168.2 | 63 |
DX11,FullHD,最高品質スコア | 19,261 | |
DX11,FullHD,最高品質FPS(平均,最低) | 137.2 | 62 |
DX11,WQHD,最高品質スコア | 16,258 | |
DX11,WQHD,最高品質FPS(平均,最低) | 109.9 | 60 |
DX11,4K,標準品質,スコア | 17,577 | |
DX11,4K,標準品質FPS(平均,最低) | 119.9 | 55 |
DX11,4K,最高品質,スコア | 8,730 | |
DX11,4K,最高品質FPS(平均,最低) | 58.2 | 33 |
※ ベンチマークの測定は同GPUの別環境の数値です。ご了承ください。
PUBGはSLiには対応していないので、GTX1080Tiが最高になる。FullHD144Hzモニターでオプションを最高にしても快適にプレイできるだろう。
FF14ベンチマークは4Kの最高品質でスコア7000越えは単体GPU唯一の結果だ。
最低FPSは33だが、普通にプレイできる数字だろう。
これ以上スコアを上げたい場合はSLiを組むしかない。
変更ポイント(調査日:2018-08-01)
オプション名 | 価格 | 税込価格 | |
ベースモデル | GALLERIA AZ | 249,980 | |
CPU | 変更なし | ||
メモリ | 変更なし | ||
SSD・HDD1 | 変更なし | ||
SSD・HDD2 | 変更なし | ||
キーボード | 標準搭載 | ||
マウス | 標準搭載 | ||
DVDマルチドライブ | 無し | -480 | |
メモリカードリーダーライター | 標準搭載 | ||
送料 | 2,000 | ||
合計 | 251,500 | 271,620 | |
144Hzモニタ | 24インチ ワイドモニタ(ゲーミング)BenQ ZOWIE XL2411P(DP)・(FullHD/TN/144Hz) | 30,780 | |
4Kモニタ | BenQ EL2870U (27.9インチワイド 液晶モニター)4K対応モデル | 46,112 | 49,801 |
オプションの追加は全く必要ない。
必要なものが全て揃っていたのと、ドスパラのAMDミドルタワーモデルはなぜかNVMeのSSDがBTOオプションに入っていないためだ。
ミニタワーのモデルのBTOオプションには入っていて、こちらには入ってないというのは理解に苦しむところだ。
そのため、同社のintelモデルと比較して損か得かという比較も難しい。
やはり最高の性能のCPU・GPUには最高のSSDを組み合わせたいところだ。
この点は残念なところだ。
今回から光学ドライブを外してある。差額はわずか480円なので、あったほうが良いという人はそのままにしておいてもよいだろう。
モニタはFPSゲーマー向けのFullHD144HzモニターとRTS・MMOゲーマー向けの4Kモニターを推奨している。
4KモニターはBTOメニューには無かったため、店舗の方からリンクを引いてある。
そのため、別途注文する必要がある。
モニタはモデルの推奨はしてあるが、合計価格には入っていないので注意だ。
最終価格・・・271,620円(税込)
構成の説明でも触れたが、NVMeのSSDが入っていないため、同クラスの推奨構成の中ではかなり割安な価格となった。
何か画竜点睛を欠くようで後味が悪いが、存在しないものは仕方がないので、最高性能のマシンが割安で手に入ると前向きに考えたほうがいいだろう。
逆に言えばintelモデルでもNVMeのSSDにこだわらなければシングルGPU最強とintel CPU最強のマシンが30万を切る価格で購入できるということだ。
そうは言っても全く選べないのとBTOオプションが存在するのとでは全く印象が違うので是非ともBTOオプションを追加してほしいところだ。
現時点でデスクトップ向け8コア16スレッド+GTX1080Tiの最強マシンはドスパラではこのモデルのみとなっている。
この点はintelのモデルには存在しないところなので大きなポイントだろう。
AMDファンのみならず8コア16スレッドを手にしたい方はぜひこのモデルを検討してほしいところだ。
タスクマネージャーのCPU欄に16個のグラフが並ぶのは壮観なのでぜひ一度自分の目で見てほしいところだ。
当然だが、セールや為替の変動、各パーツの価格の改定などによってカスタム内容・価格は変動することがあるので予めお断りさせていただく。
あくまでも調査時点の価格だ。
GALLERIA AZを公式HPで見てみる