GeforceGTX1180のリークに続いて、GeforceGTX1170のスペックがリークされました。
GeforceGTX1080の時は5月にはすでに発表されていたので、今回はかなり鉄壁のガードがかかっている印象です。
既にリファレンスカードは関係者に出回っているはずだと思うのですがこれほど鉄壁のガードで確定情報が出ないのは意外な印象ですね。
発表するのは6月のComputex Taipeiになるのでしようが、早く確定情報が出てきてほしいところです。
GeforceGTX1080とGeforceGTX1070が同じダイ(GP104)だったのと同じようにGeforceGTX1180とGeforceGTX1170も同じダイになるようですね。
- 参考記事
リークされたスペックとGeforceGTX1000シリーズとの比較
※ 最初の記事のGTX1180のスペック
GTX 1180 Spec | GTX 1080 Founders Edition | |
コア名 | Turing | Pascal |
製造プロセス | 12nm FinFET | 16nm FinFET |
型番 | GT104 | GP104 |
ダイサイズ | 400mm2前後 | 314mm2 |
CUDA Cores | 3,584 | 2,560 |
TMUs | 224 | 160 |
ROPs | 64 | 64 |
Core Clock | 1,600MHZ(推定) | 1,607MHz |
Boost Clock | 1,800MHz(推定) | 1,733MHz |
FP32性能 | 13 TFPLOS(推定) | 8.7TFPLOPS |
メモリバス幅 | 256bit | 256bit |
メモリ | 8-16GB DDR6 | 8GB DDR5X |
メモリ速度 | 16 Gbps | 10 Gbps |
メモリ帯域 | 512 GB/s | 320GB/s |
TDP | 170-200W | 180W |
発売日(予定) | 2018/07 | 2016/07/20 |
価格(予価) | $699 | $699 |
今回流れて来たGTX1170のスペック
GTX1170 | GTX1070 | |
チップ名 | GT104 | GP104 |
製造プロセス | 12nm | 16nm |
ダイサイズ | -400mm2 | 314mm2 |
シェーダ数 | 2,688 | 1,920 |
テクスチャユニット数 | 168 | 120 |
ROP | 64 | 64 |
ベースクロック | -1,500 | 1,506 |
ブーストクロック | -1,800 | 1,683 |
メモリタイプ | GDDR6 | GDDR5 |
FP32演算能力 | 9.75TFLOPS | 6.75TFLOPS |
メモリインターフェイス | 256bit | 256bit |
メモリ容量 | 8-16GB | 8GB |
メモリ速度 | 12Gbps | 8Gbps |
メモリ帯域幅 | 384GB/s | 256GB/s |
TDP | 140-160W | 150W |
発売時期 | 2018/Q3(8月) | 2016-07-10 |
価格 | $449 | $449(FE)・$379 |
今回のGeforceGTX1100シリーズの事前情報に関しては何度も不確定情報がリークしており、こうしたニュースを流しているほかのサイトさんも新しい不確定情報が飛び出すたびにだんだん歯切れが悪くなっていますが、私は基本的に怪情報を流すのが嫌いです。
ですから今回の情報も見送ろうと思ったのですが、時期的に言って、そろそろ確定的な情報が流れてきてもよいころなので、悩んだ末に記事を書くことにしました。
GDDR6に関してはすでに生産に入ってますが、基本的にnVidiaとAMDしか大量に使わないものなので今年の夏に出ることはほぼ確定していると言ってよいです。
一応、次期Geforceに関しては性能が元の1.2倍になるというものと1.5倍になるという情報が流れており、今回のスペックはは1.5倍になるという情報を出したところがソースとなります。
ソース元ではこのスペックで1.5倍のパフォーマンスになると説明されており、もしこれが本当ならミドルハイのGeforceGTX1170がGeforceGTX1080Tiとほぼ同等の性能となり、FF14なら4Kが画質最高品質で実用的なフレームレートが出ることになります。
新規の設計とは言え16nmから12nmに製造プロセスが上がっただけで、TDPや価格もほとんど上がらずにこれほどの性能向上ができるのかはちょっと疑問ですが、これが本当だとしたら、本格的な4K時代の到来ですね。
GeforceGTX1180Tiなら、4K楽勝になり4Kで144Hz、SLiができることを考えれば60Hzモニターなら8Kが視野に入ってくる時代に突入したと言ってもよいでしょう。
モニターの方は今のところ4Kの144Hzが出回っていない状態ですので、今しばらく待つ必要はありそうですが、GeforceGTX1100シリーズの性能が飛躍的に向上すれば新しい時代に突入すると言っても過言ではないのかなと思います。
まあ、8Kにしたら字が細かすぎて読めなくなるので、確実に文字のピクセル数をあげて使う形になるでしょう。
完全にゲームや動画を高画質で楽しむためのグレードになると言ってもよいです。
医療の分野だと、手術時の施術個所の拡大をすれば細かい作業も見やすくなるようですのでかなりの恩恵があるようです。
もし1.5倍ってことならば、さらなる高画質化に向けてGDDR6の16GBを搭載するという話も納得のいくものになります。
Geforceに限らず、下位のGPUは意図的にスペックを落としていますので一つでもモデルの性能が確定すると全モデルの予測ができます。
全モデルが1.5倍の性能になるという情報を正しいと仮定するとシリーズのFireStrikeのスコアを比較対象として現世代のどのモデルに相当する性能があるかの予想値は以下の様になります。
次世代モデル | FireStrikeスコア | 現行モデル |
GTX1150 | 10,000 | |
GTX1150Ti | 12,970 | GTX1060 6GB |
GTX1160 | 18,140 | GTX1070 |
GTX1160Ti(?) | 21,830 | GTX1080 |
GTX1170 | 27,810 | GTX1080Ti |
GTX1180 | 33,200 | None |
GTX1180Ti | 42,500 | None |
この予測通りになったとしたらGTX1150でVRも余裕ですね。
今のところHTC Vive PROはGTX1070以上となってますが、この表のとおりになったとしたらGTX1160からOKということになります。
表のGTX1160TiというのはAMDのNaviがGTX1080と同等のスペックになるという情報を先日だしましたが、おそらく販売が近づいてきたらGTX1160を強化したバージョンが予想されることから表に入れてみました。
※ 参考記事:2018年のRadeonはどうなるのか?
いずれにしても7月にGeforceGTX1180、8月にGeforceGTX1170が出る可能性が非常に高いので、今から楽しみにしておきましょう。
ソース:wccftech -NVIDIA GTX 1170 Specs, Price, Performance & Release Date – Preliminary