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Intel 10 nm Ice Lakeは生きています:Linuxカーネルに追加されたサーバーとデスクトップのサポート

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Intelの10 nm CPUについて多くの噂がありましたが、その多くは、10 nmの製造プロセスが不良であるため、Intelはデスクトップユーザー向けに10nm CPUを製造しないことを示しています。

これらのうわさは後にIntelによって反論され、10nmは歩留まりの改善に非常に有効であり、新しいノードに基づいたデスクトップCPUがすぐに現れると主張しています。

Linuxカーネルメーリングリスト(LKML)のおかげで、Ice LakeデスクトップおよびサーバーCPUのサポートが追加されたことがわかりました。

「Ice LakeのCPUモデル番号を追加する」というタイトルのパッチには、Ice Lake XのサーバーXeon CPU用のIce Lake X、Xeon D CPU用のIce Lake D、モバイル用のIce Lake L、デスクトップシリーズCPU用の通常のIce Lakeなどの名前を持つIce Lakeの製品に関する多くの詳細が含まれています。

これは、近い将来、Ice Lakeがデスクトップユーザーおよびサーバーユーザーに向かうというIntelの主張を裏付けています。

これらのCPUで可能な発売日は、2020年のどこかで、Xeグラフィックカードが7月/ 8月に発売されるため、Intelは同じ10 nmノードに両方のプロセッサを追加できます。

ソース:techpowreup - Intel 10 nm Ice Lake is Alive: Server and Desktop Support Added to the Linux Kernel

 

解説:

Ice Lakeは死んでない?

モバイル版のみが出て、その他の製品は発売されていないIce Lakeに関して10nmの製造プロセスは改善されているという反論があり、LinuxカーネルメーリングリストにもIce LakeデスクトップおよびサーバーCPUのサポートが追加されたとのこと。

今までの噂だとRocket Lake-Sに関しては14nmの10コア20スレッドまでのCPUであり、10nmが投入されるのは(タイミング的に言って)2021年の末ではないかとということでした。

同じLGA1200であるComet Lake-SとRacket Lake-Sはプラットフォームの互換性があり、同じプロセスで製造されることには説得力があったのですが、どうもこの話を聞くと10nmで生産される可能性もあるのではないかと思えてきました。

もう一つの噂として、現時点ではすでにIntelの供給不足が改善されているというIntelの公式発表にもかかわらずOEMは改善されてないと主張しており、この原因が14nmの生産と10nmの改善、7nmの立ち上げを同時に行っているのではないかとという憶測です。

こちらも予定を過ぎてもCPUの供給が改善していないというのはおかしな話ですので、ある程度の説得力があるのではないかと思います。

何れにしてもこういった話が出るのは今のIntelの慌てぶりを十分示しているではないかと思います。

どの情報が正しいのかまではハッキリしませんのでRocket Lake-Sがどうなるかである程度判別できるのではないかと思います。

Rocket Lake-Sがキャンセルされ、10nmCPUで置き換えしない限り、2021年の上半期には10nm製品は間に合いません。

今のところDellなどの大手OEM向けの説明で使われたとされる14nmのRocket Lake-Sが2020年の末に出るというリーク情報が資料付きで出回っています。

その話を前提にするとやはり2021年上半期までに10nmCPUを出すのは難しいと言わざるを得ないです。

 

 

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