今まで、Geforceは新型の発表は1週間前に告知されてきましたが、2月22日の深夜、かねてから出る出るといわれていたGTX1660Tiの販売が突然始まったみたいですね。
入荷情報というのは以前からわかってるはずで、情報統制が行き届いてるなあというのが正直な感想です。
ドスパラが深夜販売をすると告知してるのが2日前ですから、ネットでも話題にならなかったということは徹底的に漏らさないようにしているということでしょう。
流通も結託しているということはGTX1060の在庫がおそらく相当残っていたんだと思います。
売るものが無かったら困って早々に宣伝するはずです。
もっとも、GTX1060の在庫に関してはまだ残ってる可能性もありますが・・・。
こうして考えるとマイニングブームの爪痕はかなり大きいと思います。
さて、当サイトでもGTX1660Tiは入手予定で、今後GTX1060のポジションにあった構成を差し替えていく予定です。
それに伴ってベンチマーク(FPS)も取っていく予定です。
GTX1660の方が価格が安くなると思いますが、CUDAコア数が同じ1280ではほとんど結果が変わらないのではないかと思うからです。
とりあえず、大手のメディアさんのように発売日前にゲットして、発売日にそのままベンチマーク公開とかは無理なので(笑、いずれ入手したいと思います。
今回は全く予想外だったので、事前に入手する対策は何も講じていませんでした。
日本は本当に鉄壁の情報統制ですね(笑。
性能は事前にリーク情報の通り、GTX1070相当です。
上位モデルのRTX2060がGTX1070TiからものによってはGTX1080程度の性能だったので、まあ、予想通りと言えば予想通りです。
RTX2070、RTX2060、GTX1660TiはCUDAコア数がそれぞれ384ずつ減らされておりますので、隣り合ってるモデル同士の性能はほとんど僅差と言ってもよいでしょう。
ゲームにもよると思いますが、4Kだと10FPS以内に収まる性能差だと思います。
おそらくはマーケティング的な都合でしょうが、一番売れる価格帯で隙間なくラインナップを埋めてきたという感じです。
現時点で一番コスパ(笑、が高いのはRTX2060だと思いますが、レイトレーシングとDLSSに対応しているゲームが少ないので、レイトレーシングとDLSSが必要なければ一番コスパが高いのはこのGTX1660Tiということになります。
しかし、RTX2060はWQHDでも能力不足を感じることがあるという微妙な性能になっています。
ほとんど対応ソフトがない現時点でのレイトレーシング税は非常に高価な印象です。
MaxwellからPascalの性能ジャンプに比較すると物足りないですが、GTX1060の出始めの価格とほぼ同じであることを考えるとレイトレーシングとDLSS無しのGefoorceはきっちり前モデルの同グレードと同じ価格で前モデルの一つ上の性能を達成していると考えて差し支えないでしょう。
今後出るであろうGTX1660はCUDAコア数が1280とGTX1060と同じなので、ほとんど性能が変わらない可能性が非常に高いと思います。
また、噂で出ていたGTX1080相当のRTX、DLSS無しモデルであるGTX1680(?)もNaviの対抗としておそらく発売されると思いますので、こちらも価格がどのくらいになるのか注目です。
現在、GTX1070をお持ちの方はやはり初物価格が同程度のRTX2060を買わない限り性能アップにはつながらないということになります。
大きな性能ジャンプは2年後のRTX3000シリーズを待たねばならないでしょう。
RTX3000シリーズは7nmEUVで生産されるはずですので、かなりの性能ジャンプが見込まれます。
これを受けてかRadeon Vega 56の値下げが行われるようですね。
AMDパートナー、Radeon RX Vega 56をGeForce GTX 1660 Ti対抗しての値下げへ
AMDは、GeForce GTX 1660 Tiに取って代わるために特定の市場でRadeon RX Vega 56の価格を引き下げ、市場ダイジェストインベントリを支援しました。
このカードはMSI RX Vega 56 Air Boostで269ユーロ(VATを含む)で購入できます。これは参考に近い製品です。
伝えられるところによれば、GTX 1660 Tiは279.99ドル(税を除く)の初物価格が付きました。
GTX 1660 Tiは、RX Vega 56よりも優れたGTX 1070と同等の性能を発揮すると噂されているため、この開発は重要です。
RX Vegaシリーズは、依然としてAMDの製品スタックの大部分を占めており、AMDは引き続きカード用の新しいゲーム最適化をリリースしています。
NVIDIAは、2月中にGeForce GTX 1660 Tiを発売する予定です。
"Turing"アーキテクチャに基づいていますが、リアルタイムのレイトレーシングとAIアクセラレーション機能を欠いており、新世代からのCUDAコアのIPCの増加を維持しています。
ソース:techpowerup - AMD Partners Cut Pricing of Radeon RX Vega 56 to Preempt GeForce GTX 1660 Ti
こちらの記事はtechpowerupの翻訳になります。
HBM2という高価なメモリを8GBも搭載したRadeon Vega 56を269ドルに値下げするとのことです。
Radeon Vega 56は販売開始時399~499ドルで出回っていましたがほとんど半値に近い価格に値下げということになります。
これで儲けが出るのかどうか疑問に感じるほどの値下げで、悲壮感が漂っています。
逆に言えばGeforceにこだわっていないならば値下げ後のVega56はお買い得ということになります。
Vega56のメモリ帯域は410GB/sで、今回発売されたGTX1660Tiは288GB/sなので、実際のゲームでの性能は互角でもメモリ帯域は40%以上高速ということになり、ひたすら演算させるだけなど用途によってはかなり差がつくのではないかと思います。
一時期話題になっていたGTX1660TiにTensorコアが搭載されている疑惑は単にソース元の海外メディアかロシア系の小売り店の書き間違いということで結論です。
まあ、小売店の表記なんて結構間違っていますからね。
ロシアだからというわけではなく、どこのお店でもPCパーツなんてそれこそ小物も含めれば大量の新製品・大量の廃盤製品が出ますので仕方ないと言えば仕方ないです。
ゲーム用途に積極的には勧めません(勧められません)が皆さんVega56もありますよ(笑。
AMDのGPU Radeonシリーズ Radeon 7000シリーズ Radeon RX 6000シリーズ ※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。