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AMD Zen 2 12コア、24スレッドMatisse CPUがUserBenchmarkに登場

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AMD Ryzen Logo

開発中の新製品は、AMDの新しいRyzen 2 CPUへの私たちの期待を揺さぶる可能性があります、それが本当なら、AMDの提供するトップではるかに増加したコア数の以前の噂は本当だったことを意味するかもしれません。

ユーザーのTUM Apisakは、ハードウェアの世界で複数の情報のリークと調査にに携わってきましたが、12コア、24スレッドのAMD Matisse製品と称するUserBenchmarkを見つけるために十分な調査を行っています。

(それはエンジニアリングサンプルであるので、クロック速度を見て驚かないでください)。

 

ベンチマークは使用されたCPUを製品コード2D3212BGMCWH2_37 / 34_Nでリストしています(H2はマティスCPUを表します)。

ベンチマークでは、3.4 GHzの基本クロック速度と3.6 GHzの平均ブーストクロック速度がリストされています。

その他のシステム仕様は非常に基本的なもので、Myrtle-MTSベースのチップセットをベースにした新しいAMDプラットフォームでは4 GBの1333 MHz DDR4メモリが使用されています。

105ワットのTDPと32 MBのL3キャッシュを持つプロセッサがリストされています。

ソース:techpowerup - AMD Zen 2 12-Core, 24-Thread Matisse CPU Spotted in UserBenchmark

AMD logo

解説:

AMD Ryzen 3000シリーズのベンチマークのスコアがリークしたようです。

今回もPCパーツリーク情報の第一人者であるTUM Apisak氏が発見したもののようです。

なぜこのような情報がリークするかというと、FF15ベンチも含めて、最近のベンチマークは無料であることと引き換えに自動的にスコアをメーカー側のサイトに送ってしまうからです。

UL社のベンチマーク「3DMark」も同様の仕組みを持っています。

最も、3DMarkの場合、有料版ではスコアを送信するかしないかを選択することができます。

このような仕組みになっているため、メーカー側がエンジニアリングサンプルをテストした際に自動的に送信されてしまうという流れでネットに情報が出てしまうのだと思います。

今回リークしたエンジニアリングサンプルは12コア24スレッドのベースクロックは3.4GHz、ターボクロックは3.6GHzということのようです。

今回リークしたサンプルはクロックが低いのでモバイル版なのかもしれませんね。

スコアは下のリンクから閲覧できます。

Userbenchmark Ryzen3000シリーズエンジニアリングサンプル

概要をまとめて、Core i9-9900K、Ryzen7 2700Xと比較してみました。

コア数/スレッド数ベースクロックターボクロックL3キャッシュTDP
AMD Eng Sample12/243.4GHz3.6GHz32MB105W
Core i9-9900K8/163.6GHz5.0GHz16MB95W
AMD Ryzen 2700X8/163.7GHz4.3GHz16MB105W

 

上のようになります。

まだエンジニアリングサンプルですので、この時点でどうなのかということははっきり言えませんが、シングルコアではベース3.4GHz/ターボ3.6GHzの時点で整数演算はZen+より下で浮動小数点演算はZen+より上というのが非常に印象的です。

いずれもこの時点での性能はCore i9-9900Kには及ばないということになっています。

マルチコアに関しては1.5倍のコア数ですので、さすがにこの低クロックの状態でもCore i9-9900K、Ryzen7 2700Xいずれに対しても上回っています。

おそらくほとんどターボが効いてない状態だと思われるので、これできちんとターボが効けばシングルコア性能もそれなりに上がっていくことと思います。

12コア、24スレッドのサンプルのスコアが流出するということは、フラッグシップモデルは(Ryzen9?)は12コア、24スレッドになるのかもしれませんね。

今までの例からするとミドルレンジのモデルのスコアが先に流出してくるということはあまりなかったと思いますので、その可能性が高いでしょう。

おそらく調整の方法としてはフラッグシップモデルがTDPの範囲内でどこまで回るか調整して、下位のモデルの値を決めていくという形になると思いますので、このスコアはフラッグシップモデルを調整中と考えるのが妥当だと思います。

近年のCPUというのは1コアでも高クロックで回ればターボでクロック調整して4.8GHzなどと表記するのが当たり前になっていますので、今後調整が進めば、シングルコア性能は大幅に上昇し、マルチコア性能はそれなりに上昇するという感じになると思います。

 

 

 

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