先日の機材説明にもあった通り、普段使い用のSSDとしてSandisk Ultra 3D SSD 1TBを購入しました。
この機種を選んだ理由ですが、
・たまたまamazonで同グレード・同容量で一番安かったこと
・Sandiskが一流メーカーであるにも関わらず一度も使ったことがなかったこと
があげられます。
intelやcrucial、サムスン、東芝(CFD)などは過去に使ったことがあったで、優秀であるという実感があるのですが、Sandiskは初めてなので話のタネに使ってみることにしました。
冒険を避けたい方はやはりintelやcrucialにしたほうが良いと思います。
写真
デスクマネージャの画面。実際の容量は931.5GBと表示されています。
1000(KB)X1000(MB)X1000(GB)X1000(TB)/1024(KiB)X1024(MiB)X1024(GiB)=931.322GiBとなり計算上は概ね問題ない容量です。
※ KiB/MiB/GiB=キビバイト/メビバイト/ギビバイトについては検索で調べてください。
今回は速度よりも使いやすさを考えてNVMeよりも容量の大きいSATAの1TB SSDを選択しています。
わたくしがサイトの更新を続けていることからもわかる通り、品質や使い勝手に関しては全く問題ありません。
価格は1TBで\17,765と先日も説明しましたが、このグレードの製品としては一番安いです。
当サイト推奨のNVMe SSDの価格がこの記事を書いている現在(2018年11月16日)
intel 760p 512GB \16,998
WD Black(NVMe SSD) 500GB \17,798
ですので、倍の容量でほぼ同じ価格ということになります。
わたくしの普段使いのものとしては今まで使っていたSSDが128GBであり、容量のやりくりにとても苦労していたため、今回は性能よりも容量をとることにいたしました。
主なスペック
シーケンシャルリード | 560MB/s |
シーケンシャルライト | 530MB/s |
ランダムリード | 95,000IOPS |
ランダムライト | 84,000IOPS |
TBW | 400 |
保証年数 | 5年・TBWの範囲内 |
スペックはまあ、常識的な範囲内です。
Western Digital、intel、サムスン、crucialとほぼ変わりません。
製品によって価格重視・耐久性重視などが違うだけです。
同容量の他社製品スペック
crutial MX500 1TB | intel SSD 545s 1TB | Samsung 860 evo 1TB | |
シーケンシャルリード | 560MB/s | 550MB/s | 550MB/s |
シーケンシャルライト | 510MB/s | 500MB/s | 520MB/s |
ランダムリード | 95,000IOPS | 75,000IOPS | 98,000IOPS |
ランダムライト | 91,000IOPS | 85,000IOPS | 90,000IOPS |
TBW | 360 | 576 | 600 |
保証年数 | 5年・TBWの範囲内 |
ライバルは上のようなスペックになっています。
何度も言っていますが、SSDの速度はすでにSATAの限界に達していますので、多少スペック上の数値が低くても体感できるほどの差はないですし、どれを選んでも実用上の問題は発生しないでしょう。
BanchMark Test
恒例のCrystalDiskMarkを使ったベンチマークテストの結果です。
なんだかシーケンシャル・リード、ライトが遅いですね。
特にシーケンシャルリードはかなり昔の128GBSSDよりも遅くなっています。
カタログスペックよりも1割以上遅い結果で、ちょっと気になるほどです。
測ったとき時たまたまだったのかもしれませんが、私はDisk関連のベンチマークは基本的に一発取りです。
CrystalDiskMark自体が5回計測して一番良いものを採用するという計測方法なので、多分やり直しても結果はあまり変わらないでしょう。
結果が悪いからとやり直したりはしません。
最初は奇をてらわずにcrucial MX500 1TBにしようと思っていたのですが、おとなしくcrucial MX500 1TBを買った方がよかったという結果になりました。(笑
もっともシーケンシャルリード/ライトの結果なんてあまり気にしても仕方ないですが・・・
以前使っていた東芝製128GB SSDと比較してみましょう
出た当時は最強に速いといわれたSSDです。
こちらが以前使っていた古いSSDの結果です。
負けているのはシーケンシャルリードの結果と4KiB Q1T1のライトだけで一番重要な4KiB Q32T1の結果はほとんどダブルスコアなので、少し気になりますがよしとしましょう。
しかし、かなり昔のSSDだったので、すべての値で超えてほしかったところです。残念。
それだけSATAのSSDはすでにインターフェイス速度の限界に達しているということなのでしょう。
シーケンシャルリードは一番良い値が出るので気にされる人が多いですが極めて特殊な状況でしか関係のない値ですし、4KiB Q1T1は現在ではAHCIのドライバに問題があるときくらいしか出ない値なのでほぼ関係ありません。
AHCIである以上はNCQが働き、4KiB Q32T1の値となります。
最後にCrystalDiskInfoの画面を張って今回の検証を終わります。
今回のSSDは「使ったことがなかったから」「安かったから」という理由で買ったのですが、おとなしく推奨品を買った方がよかったという残念な結果になりました。
ただし、このスペックが実用上問題があるかないかで言えば全く問題ありません。
あとはカタログスペックの値にどこまで近いかというロマン的な要素になります。
メーカーも一流品ですし、1TBという容量が安価でほしい場合、現在の最適解と言っても良いです。
1TBという広大な容量を非常に快適に使えています。
いずれNVMeのSSDが届いた暁にはNVMe SSDとこのSSDでゲームのロードでどのくらいの差がつくか比較してみたいと思います。
容量を取るか速度を取るかというのはゲーマーにとっての永遠の課題だと思いますが、私は今回は容量を選択しました。
同じ価格で容量が倍になるのははっきり言って大きな差だと思います。
速度と容量、どちらを選択しても間違いではないと思います。
当初はMX500 500GBを2つ購入してSSD RAIDをしようと思っていたのですが、意味がないので止めました。
止めて正解でした。ネットにもさんざん結果が上がっていますし、あまり奇をてらったことをしても無意味です。
まあ、テスト用にNVMe SSDも発注してるからという理由もありますが・・・・(笑
今回紹介したSSD