まもなくAMDの次世代Zen2コアが登場しますが、最新の噂ではRadeon Technology Groupが既に最適化のためのサンプルを一つ受領していることが明らかになりました。
この噂はAMD関連のリークについてフォーラムで何らかの評価を得ているHardOCPのメンバーが発信しています。
AMD Zen2=「3rd Gen Ryzen」CPUが社内ラボに到着、これは8コア16スレッドで最大4.5GHzまでの初期サンプル
細かいところまでは言及されていませんが、まず最初にAMD RTG(Radeon Technology Group)がこんなに早い時期にこのサンプルを持っているのかどうか疑問に思うかもしれません。
その理由はRTGがビデオカードドライバの調整を必要とする相互接続の変更があったと言われています。
問題のサンプルは、AMDが今年初めに設計を完了した新しいZen2コアアーキテクチャに基づいていました。
このZen2コアは8コア16スレッドだったと言われています。
スペックから判断するとこれは第三世代Ryzenのメインストリームファミリの一つであると言えるでしょう。
チップは4.0GHzのベースクロックと4.5GHzのブーストクロックを特徴としていました。
これはDDR4-3600MHz(CL15)メモリとRadeon RX Vega 64 Liquidグラフィックカードでテストされました。
テストプラットフォームはAMDのロゴの入ったエンジニアリングマザーボードでした。
新しいチップセットをベースにしているかもしれませんが、AMDはRyzenを立ち上げたときにAM4ソケットが将来においても有効であるように設計されているため、現在のマザーボードがZen2 CPUをサポートする可能性が高いと確認しました。
また、intelのCore i7 8700Kと比較してZen2のCPUサンプルが既に優れていることが判明しています。
しかし、それは非常に初期のサンプルのため、現在のフォーラムメンバーがのべたように、かなり頻繁にクラッシュします。
余りにチップが頻繁にクラッシュしたため、テストが終了する前にチップがクラッシュした場合、テストを何度もやり直す必要がありました。
※ 原文には「the chip crashed」とあり、ここは「チップがクラッシュする」と訳していますが、おそらく、「チップが原因のシステムクラッシュ」のことでしょう。Windowsならブルースクリーンで停止し、場合によっては再インストールする必要があるのかもしれません。テスターも大変ですね。
AMD 7nm Zen2の噂 - IPCが最大15%向上、Socket AM4では最大16コア、Socket TR4では最大32コア、Socket SP3(EPYC)では最大64コアとなる
今年の初めに、AMDはZen 2の設計が完了したと報告し、最初のプロセッサーは2018年後半に顧客にサンプリングを開始する予定である。
次は、AMDのCEO、Lisa Su氏がZen 2の設計の完成に向けて宣言したことです。
サーバー市場では、主要なクラウドベンダーやOEMと密接に連携し、第1世代のEPYCベースのシステムを立ち上げ、次世代のZen 2ベースのサーバープラットフォームで重要な開発マイルストーンを完成させます。
私たちのZen 2デザインは完成しました。
今年の後半にはお客様にサンプルを提供します。
AMDのDr.Lisa Su
AMDはまだZen 2コアについてほとんど情報を共有していないが、最新の噂は、我々が期待していることを指摘しているようだ。
パフォーマンスの期待から始まって、Zen 2はIPC(クロック当たりの性能)の10%〜15%の改善を特色にするとこの噂では主張している。
IPCの向上は現在の12nmのZen +ベースのプロセッサを超えており、14nmのZenよりも約3%の向上を達成しています。
Zenコア自体が過去のCATコア - それらは全てBulldozerベースのCPUです - に比べて50%以上の飛躍を遂げたAMDにとっては最大のIPC向上率でした。
次世代プロセッサでもクロック速度の向上が予想されるため、IPCを10〜15%改善するとさらに良い結果が得られます。
アーキテクチャの変更や高いメモリ周波数のサポートと相まって、現在のCPUよりもはるかに優れたパフォーマンスを実現します。
もちろん、これらはすべてうわさですが、次世代のAMD Ryzen CPUを楽しみにしているユーザーにとってはとても興味深いものです。
AMDが次世代CPUの設計を公開する準備が整ったら、今後数カ月の詳細な続報を期待してください。
はい、というわけで、Zen2=Ryzen3000シリーズに関する噂が出ました。
IPC15%向上、クロック向上と合わせてRyzen2000シリーズ比30%程度向上という私の予想(願望?)が現実のものとなりつつあります。
まだ噂の段階でわかりませんが、AMDの大本営発表レベルでCore i7 8700Kを抜いていると言われていますので、最終的なパフォーマンスアップはRyzen2000シリーズ比50%程度行くかもしれません。
ただ、AM4で16コア32スレッド行くということは、同じコア数ではCore i9 9900Kに敵わないのかなあと思ったり思わなかったり。
intelが来年の今時期に10nmの第10世代Core i?で16コア32スレッドを実現できなかった場合、おそらくAMDには追い付けないと思います。
以前予想したメモリ4chはどうも外れっぽくDDR4-3600ですので、さらにメモリの速度を向上させて対応するようですね。
Core i7 8700KとRyzen 2700Xから予想するRyzen3700X(仮想)のシングルスレッド性能予測
というわけでCinebenchのシングルコアスコアで、記事中の説明によりRyzen7 2700Xのシングルスレッド性能が15%向上した場合どうなるかを計算してみました。
仮想Ryzen3700X #1はクロックが2700Xと全く同じ場合、ついにCore i7 8700Kと並ぶことになります。
仮想Ryzen7 3700X #2はクロックがさらに15%向上した場合どうなるかです。
かなりドリームな数字ですが、このようになります。
仮想Ryzen7 3700X #2のCinebenchマルチスコアは恐らく2,200程度になるのではないかと思います。
というわけで、妄想が爆発したところで記事を締めたいと思います。
ソース:wccftech - RUMOR: AMD Zen 2 Samples Already In RTG Labs, Has 8 Cores, 16 Threads and Clocks Rated