AMDのRyzen 7 9800X3Dは、初期のベンチマークでX3D非対応製品をも圧倒し続けており、BlenderでRyzen 7 9700Xを10%以上上回るパフォーマンス向上を実現している。
AMD Ryzen 7 9800X3Dは、Blenderのレンダリングテストで323.76ポイントを記録し、前モデルとX3D非対応モデルの両方を上回った。
次期AMD Ryzen 7 9800X3Dのベンチマークが続々と発表されているが、そのたびに、このプロセッサーはこれまで以上に良くなっている。
どうやらAMD Ryzen 7 9800X3Dは単なる「ゲーミング」CPUではなく、オールラウンドな完成度になりそうだ。
現在のところ、我々は主にその合成ベンチマークとCPU指向のベンチマークを見ており、最新のものはBlenderテストである。
9550pro(HXL)が発見したように、Ryzen 9800X3DはBlenderレンダリングで323.76ポイントという素晴らしいスコアを記録した。
この結果はウェブサイトにアップロードされ、他のCPUとも比較することができる。
ありがたいことに、これはAMDとIntelの最新リリースの中で9800X3Dをランク付けするのに役立つ。
CPUがBlenderでテストされればされるほど、つまりウェブサイトに表示されるベンチマークの数が多ければ多いほど、データはより正確になることを覚えておく必要がある。
とはいえ、Ryzen 9800X3Dは、256.37のメディアスコアを記録した7800X3Dよりも 約26%高速であることがわかる。
我々は、9800X3Dが7800X3Dを上回るのを何度か見たことがある。
このプロセッサーはまた、Core i5 14600Kを約7%上回り、Core Ultra 5 245Kと同等である。
CPU | Medianスコア | 比較優位性 |
AMD Ryzen 7 9800X3D | 323.76 | 100% |
AMD Ryzen 7 7800X3D | 256.37 | 79% |
AMD Ryzen 7 9700X | 292.97 | 90% |
AMD Ryzen 7 7700X | 263.61 | 81% |
Intel Core Ultra 5 245K | 322.1 | 99% |
Intel Core i5 14600K | 293.02 | 91% |
より興味深いのは9800X3DとRyzen 9700Xの比較で、今回も前者が後者より高速である。
今回の性能差は10.5%で、9800X3Dは生産性やコンテンツ制作のための堅実な選択肢となっている。
この性能向上はいくつかの要因によるものだが、追加されたL3キャッシュだけが要因ではないようだ。
AMD Ryzen 9700Xが5.5GHzであるのに対し、Ryzen 9800X3Dは5.2GHzだ。最近のリーク情報では、Ryzen 9800X3Dは5.6GHzまでオーバークロック可能だが、Ryzen 9700Xはそれ以上のクロックも可能だ。
残念ながら、Blenderの結果ページにはクロック速度と使用された構成が記載されていないため、9800X3Dはダイにいくつかの重要な変更をもたらし、それがこのような高スコアにつながったというのがデフォルトの見解だ。
Ryzen 7 7700XおよびRyzen 7800X3Dのスコアと比較してみよう。
9800X3DはL3キャッシュの増設と高クロック化の恩恵を受けている可能性が高い。
Ryzen 7 9800X3Dは11月7日に450ドルから500ドルで発売される予定だ。
ソース:wccftech - AMD Ryzen 7 9800X3D Crushes 7800X3D In Blender In By A Solid 26% Uplift
解説:
9800X3Dは7800X3DよりBlenderベンチマークで26%もスコア上昇
X3Dはゲームの性能に特化したようなモデルですが、同じX3D同士なら演算性能の上昇イコールゲーム性能の上昇といってもよいのではないかと思います。
元記事の後段にある表にはIntel製品も入っていますが、Core Ultra 5 245Kとほぼ同じというのはやはりゲーム以外の用途に関してはintel製品の方が性能が高いということになりますね。
X3Dはゲーム用という共通認識ができていますので、これでよいのではないかと思います。
逆に言えば60Hzのモニターを使っている方、60Hzのモニターしか使う予定のない方は高い金を出してX3Dを購入する必要はないということになります。
私も4K60HzのモニターとプレイするゲームはFPS系ではなく、RTSやシミュレーション系が中心なので、FPSへのこだわりは薄いです。
さすがに30FPSはどうかと思いますが、それ以上にはあまりこだわりはありません。
60から120FPSはやはり違うと思いますが、それ以上はよほど敏感な方でない限りは違いはあまりわからないのではないかと思っている派です。
GPU側も300FPSくらいで頭うちになりますので、ある程度ソフトが陳腐化してきたら、あまりこだわる必要はなくなるんじゃないでしょうか。
非常にこだわりの強いFPSプレイヤーは設定を最低にしてFPSを稼ぐと聞いたことがありますけど、さすがにそれはやりすぎではないですかね。
こういうプレイヤーはゲーム中の重いシーンの最低FPSを上げることが目的なのでしょうね。
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