50%以上の割引なら、おそらく詐欺だろう。
Radeon RX 7900 XTXは市場で最高のグラフィックカードの1つであるため、詐欺師が数百ドルの出費を厭わない経験の浅い消費者を食い物にしているのは当然かもしれません。
もしあなたが新しいRadeon RX 7000シリーズのグラフィックカードを購入しようとしているのなら、特にAmazonで購入する場合は、販売者に細心の注意を払ってください。
AMDのプレミアムAIBパートナーの1つであるSapphireは、先月から同社のカスタムRadeon RX 7000シリーズグラフィックスカードの偽Amazon出品について消費者に警告を発している。
Sapphireは最近、消費者に対し、Amazonでの購入品がAmazon.comによって販売・発送されたものであることを確認するよう、再度警告を発した。
警告の理由は?同社は最近、心配する購入者や被害者から詐欺販売業者に関するフィードバックを受け取っている。
サファイア社は消費者に対し、公式サファイア・テクノロジー・ストアからリンクされている商品をカートに追加する際に、詐欺のリストが最初に表示される可能性があるため、注意するよう促している。
残念ながら、サファイアはこの問題をコントロールできないため、この仕組みを修正するのはアマゾンに任されている。
サファイアがAmazon詐欺に不安を覚えるのも無理はない。BiostarやASRockのRadeonグラフィックスカードで偽の出品を見ることは通常ありません。
しかし、サファイアは、XFXと並んで、AMDのRadeonグラフィックスカードで最も人気があり、信頼されているベンダーです。
Radeon RX 7000シリーズがAmazonで笑っちゃうほど安い値段で売られているのは何ヶ月も前からあった。
例えば、いくつかのRadeon RX 7900 XTグラフィックカードは、Amazonプライムデー期間中に399ドルという低価格で販売されていた。
アマゾンはニセの出品を削除するための追加的な努力を行っているが、詐欺師が新しいアカウントを作成して新しい出品を行うだけなので、それらはまだ出現している。
つい昨日も、Radeon RX 7800 XTやRadeon RX 7600を含む多くのRDNA 3製品が、明らかに偽の価格(期待される価格の約半額)で販売されているのを見かけました。
偽のリストには、Radeon 7900 XTXなどのモデルについて「通常999.99ドルのところ、57%オフ!」などと意味不明なことが書かれている。
小売業者が現行世代のグラフィックカードの価格を半額以下にするはずがない。
最近、中国ではGeForce RTX 4090の販売が禁止されたため、Radeon RX 7900 XTXやRadeon RX 7900 XTといったRDNA 3グラフィックカードの需要が高まっており、正規の販売業者がここまで値下げする可能性はほとんどない。
どちらかと言えば、AMDのRadeon RX 7000シリーズのグラフィックカードの価格は下がるどころか、上がる可能性が高い。
Amazon、Newegg、Walmartなど、どこで買い物をするにしても、プロセッサーやグラフィックカードなどの高価なハードウェアを購入する前に、販売元と価格の妥当性を確認するのが一番だ。
Amazonプライムデーやブラックフライデーのような特別な日には、しばしば魅力的な割引が行われる。
しかし、あまりにも価格が安すぎるamazonのと思われる場合は、たいてい詐欺です。
解説:
RX7900XTX/XTの偽物が販売される
こうした偽物は約半額で販売されているそうです。
現行世代のGPUが半額で販売されるはずがなく、思わず「そんなわけねぇ」と突っ込んでしまいそうになりました。
いくつかのRadeon RX 7900 XTグラフィックカードは、Amazonプライムデー期間中に399ドルという低価格で販売されていた。
1ドル150円で計算すると約6万円で、発売時価格は15万円程度ですから、1/2以下と言うことになります。
いやいや、原価割れしているでしょ(苦笑。
aamzonで物を買うときは販売者と価格をきちんと確認したほうが良いのは元記事に書いてある通りです。
明らかにおかしいものには手を出さないことですね。
amazonも自社の仕入れ値を調査してそれ以下で販売している場合、amazon倉庫に納品されてない商品以外は販売できないようにすればよいと思いますが、なかなか難しいのでしょうねえ。
prime発送できる商品だけを優遇するのはamazon側にもメリットがあると思います。
キチンと本物を販売しているのかどうかを調べるにはamazon倉庫に納品されているのかどうかを調べるのが一番です。
あれば本物と言うことですからね。
補足:
詐欺に出来るだけ遭わないamazonの使い方を記しておきます。
まず、特定の商品、例として速度7000MB/sクラスの2TBのNVMe SSDを例に挙げて説明します。
速度7000MB/sクラスの2TBのNVMe SSDは中国系のメーカーとそれ以外のメーカーで大きく価格が分かれています。
調べればわかりますが、中国系のメーカーは13,000円がギリギリのラインです。
売値は12,980円(13,000円の場合20円の値引き感を出すためにこのように値付けする場合が多い)
ここから安くなる場合、100円単位になります。
ここから極端に15%など10%台以上値引きされているのは怪しいです。
品質が怪しいか、そもそも製品が届かない全くの詐欺かどちらかの可能性が上がっていきます。
あまりに怪しい価格の製品は販売している業者がどこなのか調べた方がよいでしょう。
安価な製品の品質が怪しいのは品質検査の基準が緩く、出荷される製品の数が多い場合がほとんどです。
サポートにもコストをかけませんのでその分安く出来るということになります。
安価な製品を追い求める人はこのようなリスクを前提の上で買ってください。
中国では国際郵便のシステムを悪用して中国から発送する料金を安くしていますのでユーザーから製品を回収するための送料を負担することを極度に嫌がります。
そのため、製品を回収せず不良製品の不良部分がわかりませんのでいつまでたっても製品の品質が向上しないという悪循環になっています。
それでも最近はそこそこ品質が安定してきていますのでうまく利用できれば安価にPCを組むことができますが基本的に上級者向けの選択になることは覚悟しておきましょう。
よくわからない初心者は、Samsung、WesternDigita(Sandisk)、Crucial、KIOXIA、SK Hynix(Solidigm)と言ったFlashセルを自社生産しているメーカーの製品を購入するようにしましょう。
SSD製品の問題は大抵Flashセルの品質問題に帰結しますので、Flashセル製造メーカーの製品を選んでおけばほとんどのトラブルを回避できます。
さすがにこれらのメーカーで選別落ち品や本来はゴミ箱行きの低品質Flashセルを使うようなことは無いと思います。
AMDのGPU Radeonシリーズ
Radeon 7000シリーズ
Radeon RX 6000シリーズ
※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。