Metaが2024年にリリースを予定している200ドルのVRヘッドセット「Project Ventura」は、コントローラーなしで発売されると報じられている。
Metaの新しいVRとAR製品ロードマップの最初のヒントが表面化してから数ヶ月が経った。当初、我々はMetaがProject VenturaとLa Jollaという2つの新しいヘッドセットを開発していることを知った。
初期の報道では、低予算ヘッドセットのコードネームであるProject Venturaは、"VR消費者市場において最も魅力的な価格帯で最大のパンチ "を提供することを目指すとされていた。
数ヶ月後、韓国のニュースメディアから重要な報道が続き、「Project Ventura」(潜在的な名称はQuest 3 Liteまたは類似のもの)がわずか200ドルという信じられないほどの低価格帯で2024年のリリースを予定していることが明らかになった。
最初の報道では、コスト削減のためにMetaがこのデバイスからどのような機能を省くかについての具体的な詳細が欠けており、憶測の余地を残していた。しかし、Bloombergの最新報道では、この点が明らかにされている。
レポートの正確さで知られ、高い評価を得ているテクノロジー・アナリストのマーク・ガーマンが、次世代ヘッドセット「Apple Vision Pro」に関する記事を執筆した。
この記事の中で彼は、Project Venturaを含むMetaの今後のVR/ARヘッドセットについての洞察も提供している。
Gurmanによると、Metaは "Quest 3によく似ているが、より安価なコンポーネントを使用した、より安価な複合現実ヘッドセット "を発売するつもりだという。
この発言は、MetaがMixed Realityの機能に妥協するつもりがないことを示唆しており、Mixed RealityをVirtual Realityと同様に大衆にアピールすることにMetaが強く注力していることを示している。
ガーマンによれば、Meta社はコスト削減のため、ヘッドセットにコントローラーを同梱しない案を検討しているという。
その代わり、ユーザーはアクセサリーを別途購入するか、ハンドジェスチャーでヘッドセットを操作することになる "と付け加えた。
というのも、ほとんどの場合、VRゲームにはコントローラーが必要だからだ。
コントローラーがなければ、ユーザーは現在利用可能なVR体験の限られた部分にしかアクセスできない。
これはMetaの従業員の発言と一致しており、Project Venturaが実際にコントローラーを搭載することを確認している。
しかし、これらのコントローラーがデバイスに同梱されるかどうかについては明言していない。
とはいえ、このことは、デバイスに同梱されるにせよ別売りにするにせよ、このヘッドセットがある時点でコントローラーを利用できるようになることを裏付けている。
また、マーク・ガーマンは次のようにも語っている。"同社は(Project Venturaの)価格を以前の300ドルレベルにまで下げたいと考えており、そうすれば複合現実をより幅広い市場に導入することができるだろう"。
この情報が真実であれば、Project Venturaの価格が200ドルであるという以前の韓国の報道と矛盾することになる。
しかし、もしMeta社がコントローラを付属品としてオプションで提供する予定であれば、同社は200ドルのコントローラなしバージョンと300ドルのコントローラ付きバージョンの2種類を提供する可能性がある。
まとめると、入手可能な情報から、Project VenturaはMixed Realityを搭載し、オプションのコントローラーを提供する可能性が高いと推測できる。
光学系、プロセッサー、解像度、FOVといった具体的な部分については確認できていないが、噂されている200ドルまたは300ドルの価格帯を実現するためには、Meta社がこれらの分野で何らかの妥協をする必要があることは明らかだ。
Metaはまた、Project Venturaを高価格帯の500ドルQuest 3と差別化する必要がある。
ソース:XR Daily News - Meta’s $200 VR Headset for 2024 to Launch Without Controllers
解説:
Project Venture
Meta Qeust2は性能、価格ともに素晴らしいVRデバイスで、かなり売り上げを挙げました。
Project Ventureは実質的なQeust2の後継になるのではないかと思います。
元記事中の推測では、コントローらー無しで200ドル、有りで300ドルとあります。
今の為替レートで日本円に直すとコントローラー無しが30,000円、有りが45,000円と言うことになります。
このくらいだと普及価格帯と言えるのではないでしょうか。
ドルだとそこそこ安い価格に感じますが、円に直すとかなり高く感じます。
円安はかなり厳しいレベルだということですね。
どのようなSoCが使われるのかも含めて詳細は不明ですが、トップにある写真を見るとかなりチープでプラスチッキーな質感です。
さすがに廉価版だなあと思います。
性能に関してはコスト的にSD XR2 Gen2は無理でしょうから、Quest2と同じSD XR2無印が使われるのではないかと思います。
価格を見ると、Quest2の後継機と言った印象を受けます。
実際、現在amazonではQeust2の128GBが46,000円強と同程度の価格で売られていますので、Project Ventureがこの価格で出てもあまり驚きはないです。
前に私はQuest2が名前とパッケージを変えて出るのでないかと言いましたが、まさにそんな感じの製品です。
次世代のスタンダードはQeust3ではなく、こいつになりそうですね。