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Radeon RX 7800 XTがGeForce RTX 4070 Tiに挑戦:リークされたベンチマークスコア

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リークされた詳細は、AMDのハイエンドグラフィックスカードの性能についていくつかのヒントを与えてくれる。

AMDの次期Radeon RX 7800 XTグラフィックカードは、確かにその直接の前任者を上回るだろうが、有名なハードウェアリーク者@kopite7kimiによってリークされた3DMark Time Spyベンチマークのスコアが正しければ、NvidiaのGeForce RTX 7080 TiやAMD自身のRadeon RX 6900 XTのパフォーマンスには及ばないだろう。

このリークによると、AMDのRadeon RX 7800 XTは3DMark Time Spyで約19,000点を記録しており、AMDのRadeon RX 6800 XT(17,000~25,000、システム構成による)やNvidiaのGeForce RTX 4070(16,400~21,000、セットアップによる)を余裕で上回っている。

AMDはRadeon RX 7800 XTをNvidiaのGeForce RTX 4070に対抗しているため、3DMark Time Spyの19,000点は良い結果である。

一方、リークされた数値が正確であれば、NvidiaのGeForce RTX 4070 Ti(構成によって20,400~26,000点)に対抗するには不十分であることは確かだが、これはかなり高価な製品である。

グラフィック
カード
Time Spy スコア
(平均 | 最大)
GPU コア数RT コア数メモリ容量
・種類
メモリバス幅メモリ
帯域幅 (GB/s)
TDP (W)発売時の希望
小売価格
GeForce
RTX 4070 Ti
20,437 ~ 25,8987,6806012GB
GDDR6X
192 bit504285$799
Radeon
RX 6800 XT
19,5174,6087216GB
GDDR6
256 bit512300$649
Radeon
RX 7800 XT
19,0003,8406016GB
GDDR6
256 bit624263$499
GeForce
RTX 4070
17,8405,8884612GB
GDDR6X
192 bit504200$599
Radeon
RX 7700 XT
17,0003,4565412GB
GDDR6
192 bit432245$449
Radeon
RX 6800
16,4663,8406016GB
GDDR6
256 bit512250$579
GeForce RTX
4060 Ti 16GB
13,3554,3523416GB
GDDR6
128 bit288165$499

つい昨日、同じく有名なハードウェア・リーカーである@9550proが、AMD Radeon RX 7700 XTの3DMark Time Spyとされるスコアを公開した。

約17,000点で、このボードはNvidiaのGeForce RTX 4070およびAMDの発売中のRadeon RX 6800 XTと容易に競合することができ、チーム・レッドが正式にこの製品をNvidiaのGeForce RTX 4060 Ti 16GBに対抗するものと位置付けているのは良いことだ。

AMDはRadeon RX 7700 XTとRadeon RX 7800 XTグラフィックカードを正式に発表したが、実際の性能スコアを明らかにすることはなかった。

そのため、ハードウェアにアクセスすることができ、秘密保持契約に縛られていないハードウェア・リーカーがそのギャップを埋めている。

リークされた性能数値は、常に大目に見るべきだが、今のところ、これが我々が持っている全てだ。

AMDのRadeon RX 7700 XTおよびRadeon RX 7800 XTグラフィックス・カードの量産前バージョンの疑惑のパフォーマンス・データがあるとはいえ、これらのGPUのテストに使用されたテストベッド構成およびAMDドライバの最適化レベルに関する情報が不足していることを忘れてはならない。

さらに、3DMark Time Spyは合成ベンチマークであり、このベンチマークでの性能は実際のゲームでの性能を反映しない可能性があります。

ソース:Tom's Hardware - Radeon RX 7800 XT Challenges GeForce RTX 4070 Ti: Leaked Benchmark Score

 

 

 

 

解説:

RX7800XTのTimeSpyベンチマークが出ました。

RTX4070Tiに迫る性能でなかなかと言えます。

正直、RDNA3はドライバの熟成もまだ進んでいないのではないかと言うイメージが私にはあります。

理由はやはりドライバと深いつながりのあるROCmがバージョンアップするたびにRX7000シリーズの性能がアップしていることですね。

また、アイドル消費電力が高いという不具合もまだ修正作業中ですから、これからまだ性能が上がっていく余地があるのではないかと私は感じています。

もっとも根拠はありませんので、その点は注意してください。

また、FSR3とフレームジェネレーションが実装されればまたRDNA3の評価は変わるのではないかと思っています。

FSR3はRX7800XT/RX7700XTの発売日と近い時期にロンチされるような感じでしたが、残念ながらフレームジェネレーションに関しては私の勘違いでなければ来年の2月くらいと言う話でした。

それでようやくRDNA3の実力が全て発揮されるということになります。

やはり、問題になるのはソフトウェア側の対応ですね。

これらのものは発売日に実装されてしかるべきものだと思います。

もちろん、何度も何度も繰り返していますが、ソフトウェアの開発には莫大な費用が掛かりますので、ぜひともAMDさんには既にRadeonを購入したユーザーを後悔させることの無いようにソフトウェアをリリースしていただきたいです。

 

 

 

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