16GBメモリ搭載のGeForce RTX 4060 Tiが50~70ドル引きに
NVIDIA、値下げでAMDに対抗。
公式には、AMD Radeon RX 7800XTとRX 7700XTは、それぞれNVIDIA RTX 4070とRTX 4060 Ti 16GBグラフィックスカードと競合するように設計されている。
今年7月に499ドルで発売されたRTX 4060 Ti 16GBは、価格が高すぎるとして広く批判された。
来週449ドルで発売される予定のRX 7700XTは、より優れた性能を提供する予定だ。RTX 4060 Ti 16GBが売れなくなる可能性もある。
エヌビディアのボード・パートナーは、AMDの脅威が迫っていることに反応し、RTX 4060 Ti 16GBモデルの価格を449ドルあるいはそれ以下に引き下げ、RX 7700XTの価格を下回っている。
いくつかの米国の小売業者はすでに以下のように価格を更新している:
- PNY GeForce RTX 4060 Ti 16GB Verto: $430.93 (Amazon)
- MSI GeForce RTX 4060 Ti 16GB Ventus 2X Black OC: $449.99 (Newegg)
- MSI GeForce RTX 4060 Ti 16GB Ventus 2X Black OC: $449.99 (B&H)
- ASUS GeForce RTX 4060 Ti 16GB Dual OC: $449.99 (Newegg)
見ての通り、PNYは発売時より69ドル安い431ドルまで価格を下げた。
しかし、2社(MSIとASUS)が最下位層(Ventus/Dualシリーズ)に449ドルの価格設定を実施しており、このオファーは異例のようだ。
AMDはNavi 32カードが競争力のある価格であることを発表し、市場の反応を待っている。
その最初の兆候がRTX 4060 Ti 16GBモデルの値下げで、RX 7700XTに匹敵する価格になった。
しかし、RTX 4060 Ti 8GBモデルやRTX 4070モデルが同様の割引を受けるというニュースはない。
ホリデーシーズンが近づくにつれ、各社が競争するには価格を調整するしかない。
ソース:Videocardz.com - First GeForce RTX 4060 Ti 16GB card drops to $430, cheaper than upcoming RX 7700XT
解説:
RX7700XTの発売予定を控えてRTX4060Ti 16GBが米国でセール
あまりにも高すぎて不評だったRTX4060Ti 16GBがRX7700XTの発売を控えて米国で特価販売されています。
日本でも88,800円と言う価格ですから、米国でもやはり高すぎるという評価なのでしょうね。
正直私も8GB版の2万円近く高い価格と言うのはあまりに高すぎると思います。
せいぜい+5,000円から8,000円程度が適正ではないでしょうか。
RTX4060Ti 16GBは以前から値下げ圧力にさらされていましたが、今回AMDの新製品の告知を受けてセールが始まっています。
やはりこれを見るとライバルは必要な存在なのかなと思います。
Intelも頑張っている方ですが、AMDやnVIDIAと同列に語れるようになるには今の状況を見ると最短でもあと5年は必要かなと思います。
現状では大差の付いてしまっているRadeonとGeforceですが、それでもライバル社から同格の製品が発売されるというだけでこれだけの値下げ圧力になるというのは独占されていない市場と言うのが如何に大切かと言うのがわかります。
RTX4060Ti 16GBが明確に選択される場面はやはり最近ですとイラストAIでしょう。
当サイトでもLinux+ROCm5.6のセットアップスクリプトを配布していますが、引き続き最新版が出たら更新を続ける予定です。
Linux+ROCmでRadeonでもGeforceとほとんど変わらない感覚でイラストAIが使用できますので、Geforceが高いと感じておられる方は健闘してみてください。
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