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インテルの次世代GPU「Arc "Battlemage" BMG-G10」がすでにラボにあると報じられる

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※ ラボ(研究室)にあるとは既にグラフィックチップの完成品が様々なテストを受けている段階であるという意味です。

ラボでのインテルBGM-G10 GPU

インテル・テック・ツアーでは、現在次世代クライアントおよびエンタープライズ製品の開発に携わっている同社の最も安全な場所に直接アクセスすることができた。

すでにテストされていた製品の1つが、インテルの次世代ディスクリートGPUだった。

テックツアーに参加したHardwareLuxxは、故障解析ラボでインテルBMG G10チップトレイを見つけた。

その名前から、これが次世代ディスクリート・プロセッサー「Battlemage」であることがはっきりと確認でき、現在ではG10であることが確定しているようだ。

残念ながら、メディアは写真撮影を許可されなかったので、彼らの言葉を信じるしかない。

故障解析ラボでは、明らかに次のArc世代のチップが入っているトレイに出くわしました。少なくとも、解析の結果、すでに対応するチップがあり、"BMG G10 "と明確にラベル付けされていました。

- アンドレアス・シリング、HardwareLuxx

このグラフィックス・プロセッサーは、アルケミストACM-G10 GPUの後継となるが、インテルの紛らわしい命名法則を考えると、これが本当に最上位SKUなのかどうかは定かではない。

「ACM-G12」はG11よりもハイエンドであることが思い出される。

インテルのBGM-G10は、少なくとも2023年第3四半期まで遡るリークされたロードマップに記載されている。

同社の計画には少なくとも2つのGPU、具体的にはG10とG21が含まれており、それぞれTDP225Wと150Wの消費電力を目標としている。

スペック面では、新GPUはACM-G10の2倍のコア数を誇る見込みで、64個のXeコアを搭載すると伝えられている。

インテルはBCM-G10で256ビットのメモリバスを維持すると予想されている。

インテル・Battlemage・シリーズは2024年の発売を予定しているが、同社は正確な時期を公式には確認していない。

噂によれば、来年の前半にデビューする可能性があるという。

ソース:Videocardz.com - Intel’s next-gen Arc “Battlemage” BMG-G10 GPU reportedly already in the labs

 

 

 

解説:

Battlemage BCM-G10は256bitバス。

もし仮にBCM-G10がフラッグシップであるとするならば、RX7900XTXやRTX4090に性能で迫るのは難しいでしょう。

理由はGPUの最終的な性能はメモリの帯域に規定されているからです。

RX7900XTXやRTX4090はどちら384bitメモリバスですが、256bitメモリバスしか必要ないということであればそのように設計されているということであり、現行のRX7900XTXやRTX4090には及ばないということです。

ゲームに強い設計、演算に強い設計などアーキテクチャーによって向き不向きは出てくる可能性はありますが、基本的な考え方に沿って行けばそうなります。

多めに見積もってもRX7800XTやRX7700XT、RTX4080以下の性能しか持ってないということになります。

BattlemageがRTX4000シリーズやRDNA2/3のように巨大なキャッシュを持っているかどうか迄はわかりませんが、もし大容量キャッシュを搭載していたとするならば多少メモリ帯域の影響は小さくなるかもしれません。

GDDR6メモリはレイテンシが大きく、CPUとの組み合わせではかなりの性能低下を引き起こすと言われています。

そのため、大容量キャッシュの恩恵はかなり大きいと思われます。

Battlemageの一つの注目点は大容量キャッシュの有無ですね。

 

発売時期

発売時期は先行2社の発売時期に関係なく、2024年のQ1に出すのであれば、かなりのやる気を感じます。

A700シリーズはTuringやAmpereと競合する性能だったと思いますが、Ada LovelaceやRDNA3の発売時期とほとんどオーバーラップしてしまい、その性能から存在感が空気になってしまいましたが、せめて1年遅れ程度まで発売時期をはやめて、先行2社のパフォーマンスと同等の性能の製品を発売するようにしなければいつまでたっても存在感は空気のままでしょう。

ここは予定通り、2024年の1-3月までにぜひとも発売してほしいところです。

また、nVIDIAは世代ごとに2倍ちょっとの進化をしていますから、フラッグシップは最低ARC A770の倍程度の性能にはなって欲しいところです。

nVIDIAもGraceでXeonやEPYCより性能が高いと主張していますので、次世代のサーバー売上のカギを握るAI/MLアクセラレーターではかなり後塵を拝しているIntelは少しでもnVIDIAに追いついていく必要があると思います。

このタイミングで単体GPUに参入してきたIntelは先見の明があるとは思いますが、現状から考えるとnVIDIAに追いつくには最短でも5年、普通で考えるなら10年以上はかかるのではないかと思います。

 

 

 

Intel GPU ARC Aシリーズ

 

 

 

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