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AMD Radeon RX 7900 GRE、5120コア、16GBメモリ、260W TBPで正式発売、価格は649ドル

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AMD Radeon RX 7900 GREはXTモデルよりコア数とメモリが少なく、間もなく全世界で発売される

AMD、名称を変えた「RX 7800 XT」を発表。

中国・上海で開催されたChina JoyにおけるAMDのプレゼンテーションにおいて、待望のRadeon RX 7900 GRE "Golden Rabbit Edition "が正式に発表された。

この新しいグラフィックス・カードは、7900 XTモデルと比較してコア数が若干少ないNavi 31 GPUを搭載している。16GBのメモリが搭載される。

噂されている5376ストリームプロセッサーとは異なり、このモデルは5120コアを提供し、GPU上で有効なコンピュートユニットは80のみである。

その結果、このカードはRX 7900 XTに比べて仕様が縮小され、メモリ(16GBに対して20GB)とメモリバス(256ビットに対して320ビット)に影響がある。

また、Infinity Cacheも80MBから64MBに削減された。さらに、TBP(総基板電力)はわずか260Wに低下しました。

メモリが18Gbpsにダウンクロックされ、帯域幅が予想された640GB/秒ではなく576GB/秒になったことは注目に値する。

さらに、ベース、ゲーム、ブーストクロックが1270/1880/2245MHzと、XTの1385/2025/2395MHzより低速になっている。

GPUはNavi 31 XLと識別されているが、パッケージは明らかに小さく、Navi 31/32のハイブリッド設計であることが確認できる。

このデザインは、より小さなパッケージが次期Navi 32グラフィックプロセッサに採用されることを示唆しており、6つのInfinity Cacheダイのうち2つが無効またはダミーであることを示している。

中国メディアはすでにこのグラフィックカードをテストしており、RX 7900 XTよりは遅いが、NVIDIAのRTX 4070を上回っている。

しかし、その性能はRadeon RX 6950XTに近いと予想されている。

注目すべきは、AMDがこの製品をRX 6800 XTの後継製品として宣伝していることだ。

入手可能性に関しては、Radeon RX 7900 GREは3つのボードパートナーからのみ発売される: Sapphire、PowerColor、XFXである。AMD自身は、公式資料やメディアレビュー用の入手可能性で示されているように、リファレンスモデルを製造する予定である。

公式スライドによると、米国での価格は649ドルで、AMD中国はRX 7900 GREがシステム・インテグレーターを通じて世界的に発売されることを確認した。

噂のAMD Radeon RX 7000スペック

RX 7900 XTXRX 7900 XTRX 7900 GRERX 7600
アーキテクチャーRDNA3 (TSMC N6)RDNA3 (TSMC N6)RDNA3 (TSMC N6)RDNA3 (TSMC N6)
GPUNavi 31 XTXNavi 31 XTNavi 31 XLNavi 33 XL
GPUクラスタ数 96 CU 84 CU 80 CU 32 CU
ストリーム
プロセッサ数
6,1445,3765,1202,048
ブースト
クロック
 2.5 GHz 2.4 GHz 2.2 GHz 2.6 GHz
メモリ容量
・種類
 24GB G6 20GB G6 16GB G6 8GB G6
メモリバス幅 384-bit 320-bit 256-bit 128-bit
メモリ速度 20 Gbps 20 Gbps 18 Gbps 18 Gbps
メモリ帯域幅 960 GB/s 800 GB/s 576GB/s 288 GB/s
ボード
消費電力
 355W 315W 260W 165W
補助電源
コネクタ
8-pin x28-pin x28-pin x28-pin x1
PCIe InterfaceGen4 x16Gen4 x16Gen4 x16Gen4 x8
希望小売価格$999$899$649$269
発売日2022/12/132022/12/132023/07/282023/05/25

ソース:Videocardz.com - AMD Radeon RX 7900 GRE officially launches with 5120 cores, 16GB memory and 260W TBP, costs $649

 

 

 

 

解説:

RX7900GREはRTX4070の対抗製品

RTX4070に対しては概ね性能は上回っているようですね。

Golden Rabit Editionと言う名前から中国専売かと思いましたが、どうもグローバル展開すようです。

AIBはSapphire、PowerColor、XFXからのみ発売されるということで、AMDが絞ったのか誰も手を挙げなかったのでそうなったかは不明ですね。

AMDはRX7900GREをRX6800XTの後継製品として扱っているようですが、RX7800XTがどのような位置づけでどのような性能レンジになるのかは気になるところです。

RX7900GREは5120SPのRX7800XTは3840SPになると言われていて、RX7800XTのSP数はRX7900GREの75%しかありません。

その性能はRTX4070のとRTX4060Tiの中間くらいになるのではないかと思います。

そう考えると微妙です。

RTX4070Ti(7680CUDA)とRTX4070(5888CUDA)、RTX4060Ti(4352CUDA)の間にはCUDAコア数を見てもわかる通りそれなりの性能差が存在していますので、この辺をうまくついていけば面白いのではないかと思います。

Geforceは下位のモデルに行くにしたがって、前世代の性能向上幅を小さくしています。

つまりAmpereのようにきれいに等間隔に性能が並んでいるのではなく、上位のモデルになるにしたがって性能の向上幅が上がるということになります。

この辺の価格と性能のバランスをうまく設定すれば、Geforceを出し抜くことが出来るのではないかと思います。

ともかく、異例ともいえるRX7800XT/RX7700XTの発売の遅れが続いています。

RX7900GREと言うかつて存在しなかった位置づけのモデルの発売もそれを物語っています。

Radeonのラインナップが出そろうのはいつ頃になるのでしょうか。

 

 

 

 

AMDのGPU Radeonシリーズ

Radeon 7000シリーズ

 

Radeon RX 6000シリーズ

 

※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。

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