最大RTX 4070ラップトップGPU搭載MIX MiniPC
当初の報道では、コンパクトなゲーミングPCであるThunderobot MIXにはGeForce RTX 4060グラフィックカードが搭載されるとされていた。
しかし、同社は現在、実際にはより上位のGeForce SKUを搭載することを確認している。
MIXは、1.7Lの小さな筐体に詰め込まれたゲーミング・システムだ。そのデザインは、インテルHaswellアーキテクチャとGeForce GTX 900 GPUシリーズを組み合わせた古いAlienware Alpha R2システムに似ている。
外観は似ているが、ThunderobotのMIXはかなり高速なハードウェアを誇っている。
MIXの公式仕様には、Core i9-13900HまたはCore i7-13620H Raptor Lakeモバイルプロセッサーのオプションが含まれている。
メモリは16GBまたは32GBのLPDDR5、ストレージは512GBまたは1TBから選択できる。
しかし、最も注目すべき点は、最大140WのRTX 4060またはRTX 4070ラップトップGPUを利用できることで、この製品はいくつかの強力なゲーミング・ノートPCと同じレベルにあります。
論理的な疑問は、このようなシステムはどこで使うのが最適なのかということだ。
1つの用途として考えられるのは、ホームシアター用PCや大型テレビに接続するゲーム専用PCだ。
グラフィックは4Kゲームには不十分かもしれないが、DLSS3のような新しいアップスケーリング技術なら、その限界を補える可能性がある。
新型MIX PCの価格はまだ発表されていない。
ソース:Videocardz.com - Thunderobot MIX Mini-PC officially packs up to GeForce RTX 4070 mobile graphics
解説:
Thunderobot MIX Mini-PCの続報
容積1.7Lの超小型ゲーミングPCThunderobot MIXの続報です。
容積1.7Lがどのくらい小さいかですが、Mini-ITXで2スロットのGPUが入るほぼ最小のDAN CASEが7.2L、IntelのNUCが2.5L、AsrockのDesk-Miniが1.79Lですから、どれだけ小さいのかが想像できると思います。
今回
- Core i5-13620H+RTX4060
- Core i9-13900H+RTX4070
- Core i5-13900H+RTX4060
のラインナップが判明しました。
価格に関しては最安の13620H+RTX4060の組み合わせで約830ドルとのことですが、Core i5-13900Hの1ロット1000個の1個当たりの価格が502ドルですから、かなり頑張っている方でしょう。
モバイルCPUとモバイルGPUと言う2つの高額商品を詰め込まなければならない都合上、どうあがいても500ドル以下にはできないでしょう。
価格があまりにも高すぎますので、ROG Allyのような用途がキッチリ決まっているような尖った製品と比較すると弱いです。
これ自体はその価格もあって大ヒットするのは難しいでしょう。
しかし、いくつかの点をクリアできれば、大化けする可能性はあるのかなと思います。
前から言っていますが、こうした超小型PCにStrix Haloを入れれば、熱源は一つ、価格も抑えることができるでしょう。
Strix Haloのスペックを考えるとAPU付で500ドル以下には決してできないと思いますが、SteamのVan Gogh SoCのように少しカスタムしたチップを大量に発注するAIBが出てくれば、APU込みでベアボーン価格500ドル以下で発売して大ヒットする可能性を秘めていると思います。
理想を言えばストレージ、OSメモリ・ストレージ・SSDなどコミコミで500ドル以下ですが、それはさすがに常識外れだと思います。
x86のシングルボードコンピューターであるLattepandaのような超々小型PCも出せる可能性はありますので、なかなか夢のある話だと思います。
話を戻します。
Thunderobot MIX Mini-PCはPS5よりずっと小さいです。
Thunderobot MIX Mini-PCのトピックは注目度が高く、なんやかんやでみんな小さいPCが好きなんだなあと思います。
Core Ultra 200Sシリーズ
ソケットLGA1851
Intel 第14世代Coreシリーズ
ソケットLGA1700
※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。