Sabrent AmericaはPhison Electronicsと共同で、14 Gbpsという驚異的な速度に達するPCIe Gen 5 SSDを開発している。新しいSabrent Rocket X 5 Gen 5 SSDは現在テスト段階にあるが、同社はその驚異的な強みを示すベンチマーク結果を発表した。
Sabrent America&Phison Electronics、今後発売されるPCIe Gen 5 SSDで14 Gbpsの転送速度に近づいている
Sabrentの最近の技術的なデモンストレーションと共に、Phisonは進捗のサンプル結果を公開した。
両社は業績を改善し、業績を過去最高水準に引き上げることを目指している。
現在、Sabrentは現在の技術で読み書き数を上回っている。
最近のCrystalDiskMarkのテストでは、両社は12 Gbpsのシーケンシャル読み書きを確立していることが示されている。
しかし、両社の現在の制限では、14,000 MB/sはかなり高い目標である。
両社は、かなり早いペースで他のレベルに到達したいと考えている。
現在のテストでは、新しいRocket X 5 SSDは、現在開発されているものを前進させるために、名前の変更と新しいラベリングが必要になるかもしれないと感じている。
しかし、最も印象的なのは、SabrentとPhisonが12 Gbpsに到達し、読み取りと書き込みの速度が14 Gbpsに達し続けていることである。
現在のPCIe 5.0 x 4世代の現在の仕様制限は、14から15 Gbpsの転送速度です。
これらの目標を達成しようとするSabrentとPhisonは、両社にとってWin-Winであり、利益をもたらすだろう。
2400 MTpsの3 D NANDフラッシュメモリを生産するという問題は、その目標を妨げている-これほど高速な読み書き速度にアクセスするための重要な要素である。
また、現時点で2400 MTpsを生み出すメーカーの数はかなり限られている。
3 D NANDを作っている3社のうち2社はSKハイニックスとYMTCで、どちらもそのスピードには達していない。
一方、Micronにはその能力があるが、チップの歩留まり不足のためにSSDを十分に高速に製造する能力が制限されている。
SabrentはRocket X 5をSSD市場の有力候補にするために実装可能な技術でリリースする予定である。
それでも、14 Gbpsの転送速度に到達できると楽観していることを知っているため、実現は時間の問題である。
※ コメントでご指摘をいただきましたが、14,000MB/sの間違いだと思います。
同社の現在のTest Labが今後数ヶ月の間に他の革新的な製品に取り組んでいくことで、新製品がすぐにリリースされることを保証している。
Sabrentの詳細は公式サイトを参照。
ソース:wccftech - Sabrent & Phison Working To Hit 14 GB/s Transfer Speeds With PCIe Gen 5 Rocket X5 SSDs
解説:
アメリカのメモリ関連メーカー、Sabrentが最大速度14,000MB/sのGen5 SSD製品の発売に向けてテストを繰り返しているようです。
Sabrentは日本でもamazonを経由して製品を販売しているので知っている方も多いのではないかと思います。
現在のところ12,000MB/s台まででいるようで、近い将来に達成できるとしていますね。
Gen5初の製品を発売したのは日本のCFD販売ですが、論理的な限界に近い14,000MB/sの製品を発売するのはどこになるのでしょうか。
Gen5 SSDで気になるのは冷却をどのようにするかで、Gen5世代はファンによる冷却が必須になりそれなりにヒートシンクやファンのサイズが大きくなることが予想されます。
マザーボードに付属するヒートシンクはGen5の冷却に耐えうるようには作られていない(ファンが付いてない)ですから、今後、どんなふうになっていくのか気になりますね。
CFD販売の製品の方はファンの音やヒートシンクが外せなかったことによってなかなか不評でした。
今後新しく設計されるマザーボードにはSSDの周りにファン用のPWMコネクタが標準で搭載されるようになるかもしれません。
第一世代の製品は当然のことながらまだGen5のSSDが出ていませんでしたので、Gen4前提の設計のように見えます。
Sabrentも製品を準備しているということで今年中には14,000MB/sクラスの製品が出てくるのではないでしょうか。