GeForce RTX 3060、RTX 3050シリーズに関する新たな噂が浮上。
NVIDIA GeForce RTX 3050は2304個のCUDAコアを搭載?
Kopite7kimi氏が、GeForce RTX 30シリーズに関する別の噂を持ってきた。
彼は最近、GA106 GPUを搭載すると予想されるRTX 3060とRTX 3050 Tiの最初の予備スペックを公開した。これらのグラフィックスカードは来年初めにデビューすると噂されている。
一方、最新の噂では、RTX 30シリーズの中で最も遅いグラフィックカードになる可能性が高いGeForce RTX 3050無印に焦点が当てられている。
前にも言ったように、NVIDIAはエントリーレベルの市場にRTコア(とおそらくTensorコア)を持ってくるだろう。
Tensorコアは間違いなくAIアップスケーリングのパフォーマンスを向上させるだろうが、エントリーレベルのカードがゲームでレイトレーシングの恩恵をどのように受けるかは不明だ。
RTX 3050は、2304個のCUDAコアを持つGA107-300 GPUを搭載すると予想されている。
このようなコア数は、GeForce RTX 1650(896 CUDA)やGTX 1650 SUPER(1280 CUDA)よりも大幅にアップグレードされるだろう。
ただし、NVIDIAはStreaming Multiprocessorsあたりのコア数を2倍にしただけで、その過程で必ずしも性能が2倍になるわけではないことに注意が必要だ。
RTX 3050 non-Tiのメモリ構成は現時点では不明だが、XX107 GPUは通常128bitのメモリバスで提供されているため、4GB GDDR6メモリが期待できる。
RTX 3050, GA107-300, 2304FP32, 90W TGP
— kopite7kimi (@kopite7kimi) November 9, 2020
NVIDIA GA106 GPUは、同じく来年初頭にデビューすると予想されているミッドレンジプロセッサ「AMD Navi 22」と直接競合することになる。
情報筋によると、AMDはRadeon RX 6700シリーズでNavi 22の最初の製品を発売するという。
このプロセッサは、最大40CUと192ビットのメモリバスを搭載する。
したがって、RX 6700 XTは、RX 5700 XTとまったく同じコア数の40 CU(2560 SP)を搭載する可能性がある。
しかし、Navi 10とは異なり、Navi 22 GPUは192ビットのメモリバスを搭載する。
NVIDIAは12月にGeForce RTX 3060 Tiを発売すると噂されており、RTX 3060、RTX 3050 Ti、RTX 3050は来年早々に発売されると予想されている(日付は決まっていないが、1月と2月と聞いている)。
NVIDIA GeForce RTX 30シリーズ(2020年11月10日現在で噂されている情報)
チップ型番 | ボードID (FE版/リファレンス) | CUDAコア数 | メモリ容量・ 種類・バス幅 | 状態 | |
RTX 3090 | GA102-300 | PG136/132 SKU 10 | 10,496 | 24GB G6X 384b | 2020/09/24 |
RTX 3080 Ti | GA102-250 | PG133/??? SKU 15 | 10,496 | 20GB G6X 320b | 未確認 |
RTX 3080 10GB | GA102-200 | PG133/132 SKU 30 | 8,704 | 10GB G6X 320b | 2020/09/17 |
RTX 3070 8GB | GA104-300 | PG142/141 SKU 10 | 5,888 | 8GB G6 256b | 2020/10/29 |
RTX 3060 Ti | GA104-200 | PG190 SKU 10 | 4,864 | 8GB G6 256b | 2020/12/02 |
RTX 3060 | GA106-??? | PG190 SKU 30/50 | 3,840 | 6/12GB G6 192b | 2020/1予定 |
RTX 3050 Ti | GA106-??? | PG190 SKU 40 | 3,584 | 6GB G6 192b | 2020/2予定 |
RTX 3050 | GA107-300 | PG173 SKU 10 | 2,304 | 4GB G6 128b | 2020/1予定 |
ソース:Videocardz.com - NVIDIA GeForce RTX 3050 expected to feature 2304 CUDA cores
追記:RTX3050はTDP90Wと言う話がwccftechで上がっていましたので追記しておきます。
解説:
遂にエントリーレベルのGeforceがレイトレーシングに対応
ツイートでRTX3050はRTX2060程度の性能になると書きましたが、その通りになりそうな気配です。
CUDAコア数は2304、RTX2060は1920でしたが、AmpereはCUDAコアの数が性能にリニアに直結していないことやVRAMの容量を考えると、RTX2060と同程度の性能になるのではないかと予想しています。
個人的にはVRAM4GBはがっかりポイントですが、これはまあ仕方ないのかもしれません。
あとは是非補助電源無しのラインである75Wを守って欲しいところです。
Ampere世代のGPUは完全にTuringを性能で一回り以上上回り、RTXとGTXに分かれて複雑になったモデル展開を単純化してくれそうな気配です。
75Wのモデルがどうなるのかと言うのはとても気になる要素です。
1-2万円で買えるGPUの性能が跳ね上がると、一気に高性能化が進みます。
Steamの調査では一番使われている性能レンジはGTX1060クラスですが、一気に移行が進みそうです。
順当ならファンレスが可能なラインであるGT3030も出るはずですが、さすがにこちらはレイトレーシング対応とはいかないでしょうね。
内蔵GPUの性能も跳ね上がっているだけにどのくらいの性能を押し上げてくれるのか気になるところです。
この調子だと2年後はiGPUでGTX1060クラス、FullHDのゲームが60FPS前後出せるところまで行ってもおかしくはないでしょう。
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