Intelのハイブリッド技術に対するAMDの回答が製品への実装からかなり遠のいていることを示すものとして、同社はライバル/類似技術の特許を2020年6月30日に出願したばかりで、その特許出願はUnderfoxによって掘り起こされている。
この特許では、「高機能」コア(ビッグコア)と「低機能」コア(スモールコア)の2種類のCPUコアを持つマルチコアプロセッサのトポロジーを求めている。
ここでAMDの設計が異なるのは、2種類のコア(1つのビッグコアと1つのスモールコア)を密接に統合したグループを「プロセッサクラスター」と呼んでいる点です。
各グループのビッグコアとスモールコアの専用のL1キャッシュがデータをシャドーイングし、L2キャッシュが2つのコア間で共有されます。このような複数のbig+small Processor Clustersは、チップの最終レベルキャッシュ(L3キャッシュ)を共有しながら、ダイをまたいで配置される。
これは、大小のコアがダイ上に分散して配置され、キャッシュのコヒーレンシーがほとんどないIntelのハイブリッド設計とは異なります(下のLakefieldのダイショットは、le Comptoir du Hardwareによるもの)。
この特許では、プロセッサが2つのコアタイプの間のISAの違いをどのように調整するかというワークフローも詳細に説明されている。
ソース:techpowerup - AMD Files Patent for its Own big.LITTLE Tech - Processor Clusters
解説:
AMDがbig.LITTLEテクノロジーに関する特許を申請したという話が出ていたので取り上げてみました。
基本的にAMDはIntelの後追いなのですが、AMDはIntelのハイブリッドテクノロジーをあまり有効な技術とは見ていないような記述が元記事にはありますね。
しかし、特許を入れた以上は、いずれ投入してくる可能性も0ではないでしょう。
これを見る限りだとAMDはIntel後ろをついていく道を選択しているように見えます。
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