メルセデスAMGペトロナスフォーミュラワンチームは本日、スーパーコンピューティング、シミュレーション、PC、データセンターテクノロジーのテクノロジーサプライヤである高性能コンピューティングリーダーであるAMDとの複数年にわたるパートナーシップを発表します。
新しいパートナーシップは、両社の極端なパフォーマンスへの情熱を組み合わせたものであり、チームの2020年の車のコックピットの両側、ドライバーのレーススーツとチーム服、エンジニアリングステーションにAMDのロゴが表示されます。
新しいパートナーシップでは、メルセデス-AMGペトロナスフォーミュラワンチームが、AMD EPYCサーバープロセッサやAMD Ryzen PROラップトッププロセッサを含むAMD商用ソリューションの使用を試験的に実施し、チームのさまざまなワークストリームを最適化します。
AMDの最高マーケティング責任者であるジョン・テイラーは、次のように述べています。「AMDでは、高性能コンピューティングで可能なことの限界を押し広げる破壊的テクノロジーを開発するとき、最高の状態にあります。
「メルセデスAMGペトロナスフォーミュラワンチームと力を合わせることができてうれしく思います。このチームは、最先端の技術を駆使し、工場から競馬場まで信じられないほどの革新とパフォーマンスを提供する精神を共有しています。」
「イノベーションはフォーミュラワンの核心です。パフォーマンスを追求するために常に技術的境界を押し広げようとしています」と、メルセデスAMGペトロナスフォーミュラワンチームのチームプリンシパル兼CEOのトトウォルフは述べています。
「AMDがパートナーとしてチームに参加することを嬉しく思います。未開発のパフォーマンスの可能性を解くための洗練されたソリューションを探求することで、私たちの先の旅を楽しみにしています。」
メルセデス-AMGペトロナスフォーミュラワンチームは、2020年2月14日金曜日に初めて、AMDブランドを含む2020 F1マシンを実行します。
ソース:techpowerup - Mercedes and AMD Announce Multi-Year Partnership
解説:
AMDがF1のスポンサーに
数年前まで赤字を垂れ流し続けて倒産の危機すらも噂されていた冴えない会社がRyzen3000シリーズの発売を機に劇的に業績を改善し、ついにはF1のスポンサーに名乗りを上げることになるとはだれが想像できたでしょうか。
こうしたものはマーケティング戦略の一環です。
F1はシーズン中アジアではあまり騒がれていませんが、少なくとも欧州では絶大な影響があります。
東アジアでは上海と鈴鹿にしか来ませんので、影響力という点ではあまり大きくありません。
※ あとの二つはアジアというくくりになりますが、中東といったほうが良いです。欧州の人たちにとっては中東もアジアもどちらも遠い外国なんでしょうね。
※ 追記 コメント・ツイッターでご指摘をいただきました。シンガポールとベトナムでも開催されます。
業績の急速な向上を受けて、AMDがイメージ戦略に資金を投入してきたといったところでしょう。
Intelはサッカーのチームを持っていますので、比べるべくもないですが、それでも以前とは全く違った財務状態であることは確かでしょう。
※ 申し訳ありません。これ、インテル違いだったようです。読みが同じだけで全く関係なかったようです。昔の知識やあまり詳しくないスポーツのスポンサーについて書くのは以降やめようと思います。(笑