Intelの第11世代Core "Rocket Lake-S"デスクトッププロセッサは、前身である "Comet Lake-S"が10になっても、コア数は最大8になります。
Intelの次の4つのマイクロアーキテクチャのプラットフォーム記述子は、「S」(メインストリームデスクトップ)、「H」(メインストリームノートブック)、「U」(ウルトラブック)、および「Y」(低電力ポータブル)フレーバーの最大値を詳述するWeb上に表示されます 。 「Comet Lake-S」と「Rocket Lake-S」はどちらも14 nmチップです。
「Comet Lake-S」には、最大10個のコア数、最大125ワットのTDP、48個の実行ユニットを備えたGen 9LP iGPU、および最大128 GBのDDR4-2667のネイティブサポートが付属しています。
「Rocket Lake-S」シリコンは興味深いものです。 「Skylake」の派生製品であると噂されており、最大8 CPUコア、最大125 Wの同じTDPを備えていますが、32実行ユニットを備えた洗練されたGen12 iGPUを搭載しています。
メモリコントローラーもアップグレードされ、DDR4-2933をネイティブにサポートします。
「Ice Lake-H」または「Ice Lake-S」はの記述は見えません(メインストリームノートブックやメインストリームデスクトップへの実装はありません)。
近い将来、Intelは2つの10nmマイクロアーキテクチャのクアッドコア設計のみを作成します。
「Rocket Lake-S」は2021年に予定されており、Intelが14 nmのブラックホールから脱出することを期待されています。
上のCML=Comet Lake、RKL=Rocket Lakeのことだと思われます。
解説:
Rkcet Lake-Sは8コアに留まる・・・・Intelは大丈夫なのか?
第10世代のCoreデスクトップ版はComet Lake-Sとなり、10コアのSkyLakeになることが分かっているけですが、なんと、Rocket Lake-Sが8コアに留まるとのこと。
iGPUはGen12世代になりますが、一体このRocket Lake-Sの正体は何なのかますますわからなくなってしまいました。
常識的に考えると、Ice Lakeの14nm版ですが、メモリがDDR4-2933までだったり、AVXが256bitだったりとどうにも中途半端です。
まだCometLake-Sも出ていないので、それより先の予定なんてはっきりしませんが、さすがにここまでくると心配になってきます。
コア数が少なくなる理由として考えられるのは、コアがIceLakeかTigerLake相当となり、ダイの面積が大きくなるためですね。
また、iGPUも大型化するでしょうから、チップレット構成を取り、上位のモデルは、敢えてiGPU無しで行くのかなと思ったり思わなかったりします。
理由はコストと熱ですね。
IceLakeかTigerLakeを14nm化するとなれば、熱も相当厳しくなるものと思われます。
GPUの世代で見るとTigerLakeと同じコアになりそうですが、AVXが256bitのままなのと、DDR4-3200をサポートせず、DDR4-2933までなのはなぜなのか?
謎は深まるばかりですね。
もしRocket Lake-SがTigerlakeの14nm版であり、大型化と発熱を抑えるために8コアなのだとしたら、シングルスレッド性能がどうなるかですね。
Zen3もIPCが相当に向上すると言われており、その上でコア数が多いのだとすればかなり厳しい戦いになると言ってもよいのではないでしょうか。
Core Ultra 200Sシリーズ
ソケットLGA1851
Intel 第14世代Coreシリーズ
ソケットLGA1700
※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。