そのため、友人の1人がAMD Ryzen 3950Xを手に入れ、プロセッサのストック結果を送信しました。
報告しようとしているベンチマークは、Windows 10(ビルド18362)を実行し、Cinebench R20を使用しているPCで実施されました。
AMDの3950Xは、749ドルのスイートスポットに投入される予定の今後のプロセッサであり、そのパフォーマンスの概要をご紹介します。
CPUはAMDの公式HPでリストされており、理由はわかりませんが、発売が遅れました。
AMD Ryzen 3950X(16コア)は、標準設定のIntel Core i9-9980Xe(18コア)と互角で、全コアブーストは3.9GHzです。
ベンチマークは、どちらのCPUもオーバークロックせずに、定格対定格で実施されました。
そして何の苦も無く:AMD Ryzen 9 3950Xは、Cinebench R20で8789ポイントを獲得しました。
これは非常に大きなスコアであり、コアあたりのスコアは549です。
このサンプル(小売り版)は私たちの友人がCinebenchとPrime95のテストしている間、ほとんどが3.9 GHz(プラスマイナス50MHz)の全コアブーストクロックを維持していました。
ああ、ところで、Ryzen 3950XはASUS Prime X570-Pでテストしており、標準のレイスクーラーを使用して冷却されています。
シングルコアブーストは4.7HGzでした。
それに比べて、Intel 9980XEは8833ポイントで、コアあたりのスコアは490ポイントです。
もちろん、オーバークロックはこれらの数値を劇的に変化させますが、これらの数値は両社が宣伝している数値であり、すべてのSKUが達成できると確信していることは注目に値します。
1ドルあたりのパフォーマンスは、AMDの3950Xが本当に輝いているところです。
9980XEは1ドルあたりわずか4.46ポイントを提供し、Core i9-10980Xeは1ドルあたり9.19ポイントを提供しますが、AMD Ryzen 9 3950Xは1ドルあたり2桁の11.73ポイントを提供します。
これは、過去数年間でドルあたりのパフォーマンスがどれだけ向上したかを示しているため、消費者にとって素晴らしいニュースです。
古い時代と比較して性能/$でほぼ3倍のスピードアップを提供します。
第3世代Ryzenシリーズはしばらく前にリリースされましたが、1か月足らずでHEDT側も店頭に並ぶようになり、AMDは現在のポジショニングに基づいてIntelから市場シェアを奪うことを期待しています。
また、*一般的に達成可能な*オーバークロックとなるものになります。
たとえば、次期Intel 9900KSのオーバークロックは5.1GHzであると考えられており、ほとんどの製品で達成できる可能性があります。
Ryzen 9 3950Xは、全コア4.3 GHzのOCが出来るかもしれませんが、Intel 10980XEがどれだけのOCが出来るかによって、全体的なコストパフォーマンスにかなりの違いが生じます。
ひとつ確かなことがあるとすれば、それは市場の競争が激化したということであり、AMDには感謝しています。
参考:
リーク界隈では11月発売の新型Threadripperが話題になっているが・・・
さて、Threadripperと発売が同じくらいの時期になり(ただし、全く同じかどうかはわかりません)すっかり話題性が無くなった3950Xの話です。
ネットでは3950Xは8万円以上だったら価値がないという論調も見かけましたが、実際にはCascade Lakeがほぼ半値になり、価値がなくなったのはCore-Xシリーズの方であることが証明されてしまった形です。(笑
弱いものイジメは私は好きではありませんので、この辺にしておきますが、今回のもちょっと意地悪な比較で、IntelがRyzen Threadripper2000シリーズに対して次期Core-X 10000シリーズでコストパフォーマンスで勝っているという広報資料を出したのですが、それに対応する形で、3950Xの方がコストパフォーマンスが圧倒的に良いという記事が出ました。
見ようによってはかなり皮肉っぽい記事です。
もちろんですが、SocketAM4とLGA2066ではメモリのチャンネル数とかマザーボードの設計など全く違うわけで、価格帯も全く違います。
これはLGA2066がコストを度外視しているHEDTプラットフォームなので当然な事実ですが、本来比較対象になるものではありません。
というより比べられてはいけないものです。
しかし、性能が同じ程度ならば当然比較されるわけです。
グラフの1はCinebench R20のマルチスレッドのスコアでグラフの2はCinebench R20の1ドルあたりのスコアです。
未発売のCore i9-10980XEが表に載っているのは推定で価格が半値になっていますので価格あたりのスコアも倍になっています。
性能が倍になっているわけではありませんので注意してください。
HEDTというのはマーケティング資料の一つとして定期的に記事に取り上げているドイツの小売り業者Mindfactoryのデータによると全体の5%以下です。
よって、ここで差がついても売り上げ全体に与える影響というのは大きくないのですが、やはりHEDTというのはメーカーの信頼性や先進性をユーザーにアピールする意味がありますので、実際の売上以上にイメージに影響を与えます。
そこがライバル社のデスクトップ製品とドングリの背比べをしているようでは存在価値無しと言わざるを得ません。
一番ダメージを負ったのは9980XEを購入されたユーザーさんだと思いますが、2019年はIntel冬の時代と言ってもよいと思います。
Ryzen 9000シリーズ
Ryzen 7000X3Dシリーズ
Ryzen 8000GシリーズAPU(GPU内蔵)
Ryzen 5000/4000シリーズ