さあ、自作を始めよう
自作は難しくない。
「PCを自作する」というと、とても難しいイメージがあると思いますが、自作PCは各パーツが規格品で構成されており、組み立てていくだけのとても簡単な作業です。
当サイトで推奨しているパーツ群は中でもとても作業しやすいものを選択しております。
自作は難しくないです。
ショップブランドのPCやメーカー製のPCを買っても半年も使っていけば中は埃だらけになってしまいます。
定期的な清掃は必ずしなくてはなりません。
その時、パソコンをばらすことになりますが、自作PCの組み立てとは、これに近いものです。
怖がらずにチャレンジして見ましょう。
実はamazonで無料のガイドブックが配布されています。
無料ですので、見ないともったいないですよ。
無料のため、簡単な説明にとどまっていますが、一通りの内容は理解できます。
もちろん有料の本もあります。
有料の本は内容がもっと充実しています。
現在BTOを使っている方にとってもPCのメンテナンスやパーツの種類などを理解するのに役に立つ内容ですので、興味のある方は是非一度手に取ってみることをお勧めします。
自作PCを始めるにあたって必要なもの
工具
実は自作PCはプラスドライバー一本あれば始めることが出来ます。
「難しそう」というイメージに反して、意外に思うかもしれませんが、スマホなどと違ってほとんどが規格品のため、普通のプラスドライバーだけで組み立て、分解をすることが出来るのです。
Fractal designのDefineシリーズはケースのいたるところに手回し式のねじが使われており、開けるだけならばプラスドライバーさえ必要ありません。
値段の高いケースと安いケースというのは、どこが違うかと言うと、こうした細かいところの使い勝手とケースの工作精度が違います。
最初に自作PCを作る場合は出来るだけ工作精度が高く、作業性の高いケースを選ぶのが快適に自作するコツです。
プラスドライバーならば、サイズさえ合えば何でもよいのですが、上のドライバーは先が磁石になっており、ケースにねじを落とした際、簡単に拾い上げることができることと、ねじを回す際にもミスして外れた時にドライバーにくっついて下に落ちることを防止できるので、かなり作業がしやすくなります。
自作PCにあったほうが良い工具
次に自作PCを組み立て・分解・メンテナンスするにあたってあったほうが良いものを紹介します。
大抵のことはプラスドライバー一本でどうにでもなってしまうのですが、作業に当たってあったほうが良いものというのはやはりあります。
ラジオペンチ
ニッパー
あると便利です。
工具箱
工具箱はホームセンターなどで寸法を見てから買った方がよいかもしれません。
滑り止め付静電気防止手袋
稀にですが、静電気でパーツが故障することがあります。
特に冬場など湿度が低く乾燥している季節は静電気が発生しやすくなりますので、こういったものを使った方が望ましいです。
静電気は電流は1mA程度と極めて小さいのですが、電圧が3KV程度ありますので、精密機器に致命的なダメージを与えることがあります。
私は特に素手で組み立てを行ってもパーツを壊したことはありませんが、神経質な方は必ずこういったものを準備してから自作しています。
この製品は安価でお勧めです
マイナスドライバー
CPUグリス塗付専用ヘラ
最近の高級グリスにはついている場合も多いですが、専用のものが発売されています。
クリップスタンド
これも必須というわけではありませんが、あると便利です。わたくしはカメラ用のライトにフレキシブルアームをつけて代用しています。
くみ上げた後にマザーボード上のプリントされている文字を確認したいが影になっていてよく見えない、ねじを落としたが影になっていてよく見えないなど、意外にライトが欲しいと思う場面は多いです。
エアダスター
必須ではありませんが、あると便利です。
組み立て時にも使うことはありますが、普段のメンテ(清掃)に主に使います。
ブロワー
ホコリを払うのにすべてエアダスターを使っているとあっという間になくなってしまいますが、これがあると節約できます。
普段はこれを使ってここ一番の時にエアダスターを使うようにしましょう。
必須ではありませんが、あると便利です。
その他あった方がよい小物
ねじセット
必要な分は製品についてきますが、紛失した時のためにあったら便利です。
ハンドルねじ
ツールレスで回せるハンドルねじ。
安物のケースだとツールレスねじになっていません。
同メーカーの製品で、色と種類が多数あり、下の検索リンクから一覧が見られます。
赤いねじをアクセントにしたい場合などにもよいでしょう。
結束バンド
ケーブルをまとめるのに使う結束バンド。リンク先に幾つかサイズ違いの種類があります。
ケーブルチューブ
ATXの電源ケーブルなどをまとめるのに便利。10mmと20mmの内径違いが二種類あります。
接点復活剤
接点復活剤の接点復活王。頭の悪い名前ですが、電気・電子関連製品・工具の雄サンハヤト製。
綿棒
接点復活剤などの塗付に。自分の作業環境に合わせて適切なサイズを選んでください。
高性能制震ワッシャー
ケースファンなどのがたつき防止用に。
コネクタ簡単脱着ケーブル
マザーボードのフロントパネルコネクタにピンを指すのが大変という方も多いと思いますがこれを使えば作業が楽になります。
挿し間違いに注意。2個入りです。
実験用スイッチ・LEDセット
まな板を自作しているようなチャレンジ精神旺盛な人にお勧め。
仮組して動作テストができますので、便利です。
マザーボード用BEEPユニット
マザーボードのエラー警告用BEEP音を鳴らすためのパーツ。高級マザーボードにはマザーボード自体にBEEPをならすスピーカーが付いている場合もありますが、たいていはついてないので幾つかストックしておくと便利です。
起動音で正常に起動しているかどうか、正常に起動しない場合はBEEP音の長短やなる回数によってエラーの内容を特定できることがありますので、必須とも言えるアイテムです。
組みあがってから正常に起動・再起動するときも、BEEPがなって再起動のタイミングが計りやすいためあった方が便利です。
取っ手付きジャンパーピン
CMOSクリア用のジャンパーピンの交換用に買っておくと便利です。
コネクタカバーセット
汎用のコネクタカバーセット。
気になる人は気になると思いますので、マザーボードと一緒に買っておくと便利です。
ケースによってはコネクタの隙間から吸気することがありますので、埃がびっしりつくことがあります。
こまめに掃除される方ならよいですが、大雑把な人ほどこういうものに気を使った方がいいです。