モデル解説

NEXTGEAR i670PA3-SP (2018/04) [GTX1080Ti]

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ベースモデルのスペック

 

解説

NEXTGEAR i670PA3-SPはCPUにCore i7-8700とGTX1080TiにZ370搭載マザーボードを組み合わせたハイエンドクラスのゲーミングPCだ。

GTX1080Tiは現在最高性能のGPUでシングルGPU構成ならばこれより上のGPUは無い(ただし、Titanシリーズは例外とさせていただきます。)

一般的に、PCのパーツというのは最高性能の製品にはプレミアがつくもので、GTX1080Tiもその例に漏れずにプレミアがついている。

そのほか最高性能のGPUということで仮想通貨のマイニングを行っているユーザーや大学などの研究機関も数枚単位で大人買いしていくため、常に品薄の状態が続いており、それが価格の高騰に拍車をかけている。

よってコストパフォーマンスという点で見ると、GTX1080Tiは決して良いとは言えないパーツだ。

それを使ったゲーミングPCもある程度の価格は覚悟しなければならないところだろう。

今回のNEXTGEAR i670PA3-SPはベースモデルは最低ギリギリ以下の構成なので、当サイトの構成例ではやはり大幅に手を入れなければならない部分だろう。

※ 2018-5-1の調査から改定

 

このモデルで何ができるのか?

PUBGフレームレート

平均最低平均
FullHD・ミディアム画質141.9100.3
FullHD・ウルトラ画質139.298.1
WQHD・ウルトラ画質107.881.6
4K・ウルトラ画質58.247

※ 最低平均とは下位数%の平均です。

 

FF14紅蓮のリベレーターベンチマーク(7,000以上で「非常に快適」)

DX11,FullHD,標準品質スコア22,539
DX11,FullHD,標準品質FPS(平均,最低)168.263
DX11,FullHD,最高品質スコア19,261
DX11,FullHD,最高品質FPS(平均,最低)137.262
DX11,WQHD,最高品質スコア16,258
DX11,WQHD,最高品質FPS(平均,最低)109.960
DX11,4K,標準品質,スコア17,577
DX11,4K,標準品質FPS(平均,最低)119.955
DX11,4K,最高品質,スコア8,730
DX11,4K,最高品質FPS(平均,最低)58.233

※ ベンチマークの測定は同GPUの別環境の数値です。ご了承ください。

PUBGはSLiには対応していないので、GTX1080Tiが最高になる。FullHD144Hzモニターでオプションを最高にしても快適にプレイできるだろう。

FF14ベンチマークは4Kの最高品質でスコア7000越えは単体GPU唯一の結果だ。

最低FPSは33だが、普通にプレイできる数字だろう。

これ以上スコアを上げたい場合はSLiを組むしかない。

 

変更ポイント(調査日:2018-05-01)

 

モニタはモデルの推奨はしてあるが、合計価格には入っていないので注意だ。

BTOメニューの中から二種類のモニタを推奨している。

144Hz・・・FPS向け。画面の情報量よりも動きの滑らかさを追求していくゲーム向け。

4K・・・MMOやRTSなど画面の情報量が物を言うタイプのゲーム向け

変更点はCPUをCore i7-8700から8700Kに変更している。その他、メモリ16GB、NVMeのSSDを追加してある。

メモリは当サイトの基準では32GBになるが、ゲーム用であることと今はDRAM価格が高騰しているため、価格的なものを考えて妥協してある。

NVMeのSSDに関してはハイエンド構成のPCには是非とも入れたいパーツだ。

CPUクーラーやグリスなどの冷却系パーツと電源に投資してあるが、GTX1080を搭載したNEXTGEAR i670PA2同様、SLiとオーバークロックが可能かどうかは確認できなかった。

出来ないものとして考えておいた方がよいだろう。

メーカーとしてはあまり想定外の使い方をされても困るのだろうが、BTOの醍醐味がなくなったようで少し寂しい限りだ。

マウスコンピューターは上場企業なので、やはり保証周りに関しては保守的にならざるを得ないのだと思うが、可能性を減らすことはBTOのメニューでカスタムする価値を失わせることと同義なので、一自作ユーザーとしては積極的にBTOメニューに投資してもらうためにも可能性の選択肢はぜひ残してほしいと思う。

拡張できる可能性があるからこそ、BTOメニューで上位のパーツに変更する意欲が湧くというものだ。

サイコムの様にショップがBTOをする場合は自作に極めて近い仕上がりになるが、マウスコンピューターはOEMに近い感じのBTOショップと言えるだろう。

想定外の使い方をできる限りさせないようにしてくるこういうタイプのショップは保証はきっちりしているので、悪いことばかりではない。

選択肢が少ないというのは上級者にとっては物足りないが、初心者にとっては親切ともいえる作りだ。

構成例では私のポリシー上入れてあるが、今まで説明してきたような事情から予算が厳しい方は冷却系と電源のBTOメニューは切ってもよい。

この辺は一つ下のGTX1080を搭載したNEXTGEAR i670PA2と同様だ。

 

最終価格・・・298,404円(税込)

2018-05-01の調査ではベースモデル204,800円(税別)/当サイト推奨構成319,464円(税込)と約20,000円値下がりしている。

中でもNVMeのSSDがモデルチェンジした上に値下がりしたので、お得感がかなり高くなっている。

意外というか、NEXTGEAR i670PA3-SPのカスタムは価格に優れた結果となった。

これは管理人の憶測だが、G-tuneではGTX1080Tiを有利に仕入れることができるルートがあるのだと思う。

これらのことからG-Tuneはウルトラハイエンド構成に強いショップになっていると思う。

ローエンドの機種はデュアルチャンネル構成が取りづらいなどぱっとしない状態だが、GTX1080Tiを使った同程度の構成だとほかのメーカーよりも価格で有利な状況になっている。

GTX1080Ti搭載マシンを検討している方はこのNEXTGEAR i670PA3-SPを候補に入れたらその優れたコストパフォーマンスに気が付くだろう。

当然だが、セールや為替の変動、各パーツの価格の改定などによってカスタム内容・価格は変動することがあるので予めお断りさせていただく。

あくまでも調査時点の価格だ。

 

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