
28Wと高出力の45W Zen 6モバイルチップの登場により、メインストリームのモバイルセグメントはこれまで以上に多用途化が進むでしょう。
NBD出荷明細でMedusa Pointが28Wと45Wの両バージョンで提供されることが明らかに
新たにリークされたNBD出荷明細によると、Medusa PointはTDP定格に基づいて2つのバージョンで提供されることが明らかになりました。
以前のNBD出荷明細ではMedusa PointのTDPは45Wと記載されていましたが、最新の明細ではAMDが28Wバージョンを廃止するわけではないことが確認されました。
実際、Medusa Pointは出荷時28W TDPを誇るStrix Pointチップの直接の後継機となります。

リーカーの@Olrak29_は出荷ログのスクリーンショットを投稿し、「高TDP」と「低TDP」のMedusa Point SKUの存在を確認しました。
さらに、このログでは、CPUが新しいFP10ソケットを採用することも改めて確認されています。
現行のZen 5ベースのStrix Pointは小型のFP8ソケットを採用しており、AMDは今後、FP8より6%大きいものの、Strix Haloで使用されているFP11よりも大幅に小型の、新しいソケットに移行する予定です。
AMDは大幅なパフォーマンス向上を目指しているようです。
ご存知の通り、最上位のZen 6 Medusa Point製品は、専用CCDコア12基、Classicコア4基、Denseコア4基、低消費電力コア2基の組み合わせにより、最大22コアを搭載すると報じられています。
Ryzen 5 および 7 シリーズは、以前のレポートどおり 4C+4D+2LP 構成に制限されますが、RDNA 3.5 アーキテクチャに基づく iGPU 用の同じ 8 つのコンピューティング ユニットが搭載されます。
Medusa Pointのモノリシック設計についてはこれまで何度か触れてきましたが、高TDPバージョンと低TDPバージョンについては今回が初めてです。
Ryzen 5シリーズとRyzen 7シリーズはそもそもそれほど多くの電力を必要としないため、低TDPファミリーに分類される可能性が高いため、これは理にかなっています。
Medusa Pointの概要:
- アーキテクチャ:Zen 6
- コア数:10~22コア
- TDP:45W、28W
- iGPU:RDNA 3.5、8コンピュートユニット
- ソケット:FP10
解説:
Medusa PointはTDP45Wと28Wのモデルが存在する。
最上位のZen 6 Medusa Point製品は、専用CCDコア12基、Classicコア4基、Denseコア4基、低消費電力コア2基の組み合わせにより、最大22コアを搭載すると報じられています。
22コアの中身は上になります。LLP-Eコアは最近のトレンドで、これがないと省電力性能でIntel製品に敵わないでしょう。
最近のx86はこういった省電力性能とバッテリー性能の強化によってARMと同程度のバッテリー駆動時間を誇ります。
iGPUは残念ながらRDNA3.5にとどまるようですね。
こちらを45Wと28Wで駆動するということになります。
気になる噂
AMDは決算説明会で近年のIntelとの競争に勝利していることから、プレミアをつけて売る高級路線に転換するというようなことを言っています。
そして、来年以降、CPU製品の値上げを示唆しています。
しかし、残念ながらこの試みは失敗するでしょう。
理由はDRAMの価格が爆上がりしてCPUとマザーボードが売れなくなってきているからです。
現時点でもメモリモジュールはかなり値上がりしていますが。来年以降はもっとひどくなる可能性もあります。
上がった値段で一般人が買ってくれればよいですが、残念ながら世の中というのはそのようにはできていません。
価格が上がれば予算の厳しい人は購入しないで下がるまで待つという選択をする人が増えますから、おそらくCPU、マザーボードは売れなくなるでしょう。
前より売れなくなった市場で前と同じ生産計画で製品を投入すれば当然余りますので、計画を細かく変更でもしない限りは製品は余って在庫になるでしょう。
向上にもリードタイムというものがありますので、先の需要を正確に読むのは難しいと思います。
よって、ミスマッチが起きる可能性は非常に高いので、最終的にZen6世代は安売りせざるを得なくなるのではないかと思います。
※ これはIntel製品にも言えます。Nova Lakeは非常に高性能になるといわれているので、こちらの方が悲劇かもしれません。