
IntelはArrow Lake CPUラインナップの刷新を正式に準備しており、CFOのDavid Zinsner氏は、SKUはNova Lakeよりも前に、おそらく今年末までに廃止される予定であると明らかにしました。
IntelのArrow Lake Refresh CPUは、LGA 1851に向けた最後の試みとして、まもなく廃止される予定です。
Team BlueはArrow Lake Refreshラインナップを準備しているようです。
IntelのCFOであるDavid Zinsner氏は、Citiとのインタビューでこのことを認めました。デスクトップCPUセグメントにおけるIntelの業績低迷と、AMDなどの競合企業との差をどのように広げてきたかについて質問されたZinsner氏は、以下のように回答しました。
クライアント側のポートフォリオについては、まだ取り組むべき課題が残っています。
デスクトップ製品にはArrow Lakeがあり、Arrow Lakeの新たな波が到来する予定です。
しかし、Nova Lakeが登場するまでは、この状況に完全に対処できるとは思っていません。
IntelがArrow Lake Refreshラインナップの存在に言及したのは今回が初めてで、それ以前はリークや噂に限られていました。
興味深いことに、私たちが知っている限りでは、IntelはArrow Lake-SとArrow Lake-HXのデスクトップおよびモバイルプラットフォームを刷新する準備を進めており、これはRaptor Lake SKUで見られたアプローチに似ています。
しかし、興味深いのは、クロック速度の変更を除けば、パフォーマンスの面で新しいSKUに大きな期待を寄せていないことです。

IntelのArrow Lakeチップを取り巻く状況は、控えめに言っても、同社が期待外れのパフォーマンスを公表して以来、決して良い状況とは言えません。
同社はAPOなどの要素の導入、メモリ性能の微調整、そして顧客のARLプラットフォームへの移行を促すための小さな努力で軌道修正を図っていますが、今のところ期待通りには進んでいません。
そして今、IntelはArrow Lake Refreshで何らかの対策を講じようとしていますが、楽観的な見通しは立っておらず、次世代Nova Lake SKUで回復する可能性が高いでしょう。
Arrow Lake Refreshモデルの登場時期については、マザーボードメーカーとIntelがLGA 1851の在庫を一掃し、より新しく高度なプラットフォームに移行できるようにするため、年末、つまり第4四半期あたりにデビューする可能性が高いでしょう。
解説:
IntelがArrow Lake Refreshで挽回を目指すようです。
Intelはハイブリッド戦略をとって以来、APOやスレッドディレクターなどの周辺ソフトと組み合わせて性能を上げてきました。
APOはPコアにゲームなどのタスクを実行させる効果があり、スレッドディレクターも同じような効果がありますが、APOはよりゲームに向いた動作をします。
こうした複雑な仕組みが災いしてか、Arrow Lakeではイマイチ性能がパッとしませんでした。
Arrow Lake Refreshを出して挽回を行いたいところです。
Arrow Lake の性能問題に端を発してAMDのRyzen、とくにX3Dモデルに人気が集中してしまいました。
Arrow Lake は予定通りマザーボードが売れなかったのでしょうから、Arrow Lake Refreshで何とか市場に出回っているマザーボードを売り切ってしまいたいというのがIntelやAIBの本音だと思います。
そうでなければキャンセルされたArrow Lake Refreshを今更復活させることはなかったのではないかと思います。
※ただし、キャンセルされた仕様と今発売予定の仕様は違います。
ただし、残念ながら市場では挽回ができるほどの優位性はArrow Lake Refleshには無いとみられており、挽回するにはNova Lakeまで待たねばならないでしょう。
大容量キャッシュというソフト側の対応がなくても大きな効果を発揮するAMD製品とAPOやスレッドディレクターという大掛かりな仕組みがなければ実力を発揮できないIntelの製品でモロに明暗が分かれてしまった形です。
ポテンシャルはIntelの方があると私は思いますが、残念ながら最近のIntel製品の不具合を見ていると一抹の不安を覚えることも確かです。
決戦は次世代のNova LakeとZen6に持ち越しされる形になりますね。