Alan Wake 2」、「Stalker 2」、「Cyberpunk 2077」など、数十の新旧タイトルが、RTX 5000 GPU上で、ゼロ日目からNVIDIA DLSS 4マルチフレームジェネレーションをサポートしています。
NVIDIA DLSS 4マルチフレームジェネレーションが、人気のマルチプレイヤーゲームやシングルプレイヤーゲームを含む75タイトルに登場
NVIDIAのDLSS 4は、NVIDIAが最初のDLSSバージョンをリリースして以来、最も大きなアップグレードの1つです。
新しいTransformerモデルにより、DLSS 4は、フレームジェネレーション、アップスケーリング、レイ再構成など、複数の分野で顕著な向上を実現しています。
とはいえ、これらの技術をサポートするために、開発者はまだDLSS 4の機能を活用するためにゲームに取り組まなければなりません。
DLSS 4の機能をご存知の方なら、マルチフレームジェネレーションのテクニックはご存知でしょう。
通常のフレームジェネレーションとは異なり、マルチフレームジェネレーションは、ゲーム内のシーンを注意深く分析することで、より多くのフレームを追加し、フレームレートを2倍にすることができます。
この機能を利用するには、2つの条件がある。1つ目はRTX 5000シリーズGPUであること、2つ目はゲームに内蔵されたDLSS 4をサポートしていることです。
NVIDIAのJacob Freeman氏は、75ものゲームがDLSS 4ルチフレームジェネレーションに対応していることを発表しました。
彼は、この機能をサポートするゲームの全リストを公開しました。
このリストには、「Alan Wak 2」、「God of War Ragnarök」、「Hogwarts Legacy」、「Cyberpunk 2077」、「STALKER 2」、「Heart of Chornobyl」などの古典的なタイトルや現代的なタイトルが含まれています： Heart of Chornobyl』など、さまざまなタイトルが含まれている。
開発者がDLSS 4をゲームパイプラインに統合し、ユーザーがゲームのパフォーマンスを大幅に向上できるようにしようとしているため、このリストにはさらに多くのゲームがすぐに追加されるでしょう。
シナリオによっては、DLSS 4のマルチフレームジェネレーションによってfpsが8倍向上することもあります。これは、fpsが安定せず、滑らかさに欠けるぎこちない体験を提供する場合に役立ちます。
現時点では、発表されたほぼすべてのRTX 5000 GPUは、マルチフレームジェネレーションなしでもインテンシブタイトルをかなりスムーズにプレイできるが、NVIDIAがRTX 5060 GPUと5050 GPUを発売すれば、マルチフレーム生成は信じられないほど便利になるだろう。
しかし、ハイエンドのRTX 5000 GPUであっても、ユーザーがグラフィカルプリセットを最大にしてレイトレーシングをフルにオンにしたいと仮定すれば、1440pや4Kのような解像度ではこの機能から大きな恩恵を受けることができます。
解説：
マルチフレームジェネレーションのお話。
さて、Blackwellの最大のウリといってよいマルチフレームジェネレーションですが、すでに75タイトルがこの機能に対応しているようです。
今後も続々と追加されると思われます。
Blackwellで向上するといわれている性能のほぼすべではマルチフレームジェネレーションによってもたらされるといっても過言ではありません。
DLSS3のフレーム生成と比較すると最大1.7倍の性能を誇ります。
最大なので効果の小さいタイトルももちろんあります。
一部の人たちはこれは詐欺ではないかという意見もありますね。
DLSS4での性能向上を前面にプッシュするのは詐欺ではない
DLSS4にかかわらずDLSSでの性能向上を全面的にプッシュするのは詐欺ではないというのがわたくしの意見です。
しかし、マルチフレームジェネレーションがデフォルトになるまでにはあと3世代くらいかかると思います。
理由は、現時点ではまだ発売されていませんが、最新の世代のGPUにしか対応していないからです。
前の記事でも書きましたが、だからと言ってAMDやIntelがマルチフレームジェネレーションを無視できるかと言ったら難しいでしょう。
最大1.7倍は無視できる差ではありませんし、次世代、次々世代のAI技術の中にはマルチフレームジェネレーションの上に成り立つ技術もあるかもしれません。
そこを取りこぼすと今は小さな差だったとしても数年後に取り返しのつかないほどの大きな差になっている可能性が高いからです。
マルチフレームジェネレーションが詐欺だと言っている人は今しか見てない人だと思います。
例えば一例として、NVIDIAが気に入らないからマルチフレームジェネレーションを否定していたとして、AMDやIntelが同様の技術を実装したら批判を続けるのでしょうか？
おそらくはしないと思います。
NVIDIAがたまたま時代の最先端を突っ走っていたから批判を浴びているだけの話で、大部分の人はDLSS4がもたらす品質や性能についての理解が追い付かないから批判しているという風にも取れます。
実際わたくしもほんの1-2年前までDLSSの性能は詐欺であると言ってました(苦笑。
今回、モンハンワイルズがRTX4000シリーズからのフレームジェネレーションに対応したことによって日本での知名度や市民権を得た感はあります。
こういった新しい技術が市民権を得るためには新しいGPUがある程度普及し、新規の大型タイトルが対応する必要があると私は思います。
これが「未来が想像できない人が批判しているだけ」とする理由です。
では10年程度前の古いタイトルはどうなのかというと、DLSSが対応していなくても性能的に問題はないというのがNVIDIAの解釈なのでしょう。
実際ラスタライズ性能で比較してもAda Lovelaceで最安のRTX4060は10年まえのフラッグシップであるGTX1080Tiより高性能です。
ラスタライズ性能はすでに頭打ちになっているといってもよいのではないかと思います。
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