AMDとIntelは、Ryzen 9 9955HX3Dの 「Fire Range 」とArrow Lake-HXオプションを含む次世代エンスージアスト・ノートPC向けCPUをCESで発表する。
AMDは、Ryzen 9 9955HX3Dなどの 「Fire Range 」Ryzen CPUにX3D V-Cacheを導入する。
Zen 5アーキテクチャをベースとするRyzen 9000HXシリーズとなるAMD Fire Rangeについて、さらなる報道がなされている。
この製品は、Strix Point、Krackan Point、Strix Haloとは異なり、高性能プレミアム・ノートパソコン・セグメントをターゲットとする。
我々は以前、GeekbenchのAIテストでRyzen 9 9955HXとされるものを見た。
命名規則は確認されておらず、SKU名も確認できなかったが、おそらくDragon Rangeの命名規則、つまりRyzen 7000HXに従うことになるだろう。
今日、Weiboでもう1つのリークが浮上し、著名なリーカーであるGolden Pig Upgradeが、AMD Ryzen 9955HX3Dの発売が確定したと報告している。
このページは現在削除されているが、スクリーンショットを撮影してくれた@9950pro氏に感謝する。
Golden Pigはまた、Intel Core Ultra 7 255HXやCore Ultra 9 275HXのようなArrow Lake-HX SKUは、以前のものより顕著な向上は見られないと述べている。
Intelのデスクトップ向けArrow Lake CPUは、ゲームではRaptor LakeやRefresh CPUよりも遅かったのだから、これは驚くべきことではない。しかし、少なくとも生産性においては、以前のCPUよりも高速だった。
このレポートが生産性について言っているのか、ゲーム性能について言っているのかは定かではない。
しかし、AMDがRyzen 9 9955HX3DCPUをリリースすれば、モバイルチップとして初めてL3キャッシュが追加されることになる。
これは、比類のない生産性パフォーマンスを実現するFire RangeラインナップのフラッグシップSKUとなるだけでなく、ディスクリートGPUと組み合わせれば、ゲームでも最速となるだろう。
スペックは明らかにされていないが、9955HX3Dは16コア32スレッドになると予想されている。前モデルのRyzen 9 7950HXは合計64MBのL3キャッシュを搭載しているため、9955HX3Dは1つのCCDに64MBを追加し、合計128MBのL3キャッシュを搭載することになる。
AMDは、3D V-Cacheテクノロジーをあらゆる場所に導入することに注力しているようだ。
メインストリームのデスクトップからデータセンターのEPYCチップに至るまで、AMDはX3Dチップのラインナップをメインストリームのモバイル・セグメントにまで拡大することを熱望している。
解説:
AMDとIntelは、Ryzen 9 9955HX3Dの 「Fire Range 」とArrow Lake-HXを超ハイエンドノートPC向けに投入する
Fire Rangeは知っての通り、デスクトップにも採用されているMCMチップのモバイル版です。
Arrow Lake-HXも同様でしょう。
AMDはZen5世代から、デスクトップでのX3Dモデルも通常モデルと変わらないクロックを提供するといわれており、ノートPCでも熱に厳しいX3Dを発売するということは、かなり熱設計的な余裕ができたのでしょう。
3D-VCache搭載のモバイルが登場するのは朗報です。
一方でパフォーマンスが出ない不具合に苦しむArrow Lake-Sですが、そのモバイル版のArrow Lake-HXはあまり性能には期待できないということで、この辺りもパッとしない状況です。
Copilot+ PCではLunarlakeが一人勝ちの状態のようですが、デスクトップは相変わらず苦戦が続いています。
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