IntelはCore Ultra 200Sで不調、AMDはRyzen 7 9800X3Dで韓国DIY市場で大躍進。
Intel Core Ultra 200Sは韓国で前世代より売れ行きが悪く、IntelのCPUシェアはわずか38%に減少し、AMDは大きく成長した。
IntelのCore Ultra 200Sの発売は、ゲーム性能に関してはIntelの期待に応えられなかった。
同社は、今月末にパフォーマンスを修正するためのいくつかの最適化をもたらすと約束したにもかかわらず、世界中のユーザーの大半はAMDを選んでいるようだ。
AMDがIntel製CPUを上回る販売で大きく前進している様々なオンライン小売店でも、同様のパターンが見られる。
同じことが現在韓国でも起こっており、韓国のDIY市場ではAMD製CPUの売上が大幅に増加している。
Danawa(Zdnetより)の最新レポートによると、AMDはCPU販売全体の62%に達しており、これは今年7月のシェアと比較すると6%増となっている。
韓国でのCPU販売において、AMDとIntelの間に最大の差がついたのは今回が初めてである。
前年と比較すると、AMDはCPU市場シェア41%から62%へと大幅に上昇した。
一方、Intelは先週、わずか38%にまで落ち込んでいる。このチャートには最新の統計は含まれていないが、オレンジ色のバーが60を超え、青色のバーが40を下回っていることが想像できるだろう。
ある関係者によると、ユーザーがCore Ultra 200S CPUを避ける理由の1つは、次世代Intel CPUがLGA 1851ソケットのマザーボードを使用しない可能性があるためだという。
別の関係者によると、Intel Core Ultra 200S CPUは、前世代に比べて売れ行きが悪くなっており、その上、Ryzen 7 9800X3Dの発売が最後のとどめを刺した。
Intelは現在、最新プロセッサーのゲーム性能を修正しようとしているが、9800X3Dはおろか、AMD Ryzen 7000X3Dプロセッサーの性能にも到底及ばないだろう。国内ディストリビューターによる
現在の状況が続けば、大きな変化がない限り、AMD Ryzenプロセッサーの市場シェアは相当な期間上昇し続けるだろう。
グラフにも示されているように、Intel Arrow Lakeチップがあまり売れていない地域は世界に多くあるが、ドイツでも同様の傾向が見られる。
棚に並ぶとすぐに売り切れる店もあったが、供給はすでに少なくなっているため、マザーボードにプロセッサをバンドルして販売している小売店もある。
解説:
韓国のDIYマーケットでRyzenが大躍進、Intelの売り上げを上回る。
ブランド名を変更までしてイメージの一新を図ったCore Ultraはゲーム性能がIntelの公称よりも低く、修正を約束されています。
上の記事ではそれが主要な原因とされています。
Core Ultraのゲーム性能はRyzen 7 9800X3Dのみならず、前世代のRyzen 7 7800X3Dにも及ばないようですので、DIY PC市場の大半を占めるゲーミングPC需要にこたえられれば売り上げに大きく貢献するというのが改めて証明された形です。
グラフではIntel:AMDで6:4だったのが、4.5:5.5程度まで逆転してしまっているようです。
さらに最新の自供協では6.2:3.8まで落ち込んでしまっているとのことです。
おそらくは前世代の不具合問題も関係しているのだと思います。
AMDはプラットフォームの更新が5年に一度程度ですから、その点も今後影響を及ぼしてくると思います。
実際に次のCPUでソケットが変更になる可能性があるといううわさがCore Ultraを避ける要因にもなっているようです。
韓国だけではなく、ドイツでも同じ傾向がみられるようです。
Fab事業での赤字、AI関連製品対応の遅れ、CPUの不具合問題と様々な要因がIntelを苦しめています。
Intelにとっては踏んだり蹴ったりということなのでしょうが、当面この厳しい状況は続いていくと思います。
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