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AMDマザーボードBIOSアップデートにより新CPUをサポート - AGESA 1.1.0.1マイクロコードにより次期Ryzen 8000G APUをサポート

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Asusは、AMDが来年正式にRyzen 8000G APUを発表する準備を進めている。

Asus ROGおよびHardwareLuxxフォーラムで報告されているように、AsusはAMDの最新のAGESA ComboAM5マイクロコード・アップデート1.1.0.1をサポートする一連の新しいベータBIOSアップデートを正式に開始した。

この新しいマイクロコードアップデートについて正式には何も確認されていないが、来年登場が期待されるAMDの次期Ryzen 8000GシリーズデスクトップAPUに役立つことは明らかだ。

新しいベータBIOSアップデートは、ROG Crosshair X670E Hero、Gene、Extreme、ROG Strix X670E-A Gaming WiFi、-E Gaming WiFi、-F Gaming WiFi、-I Gaming WiFiを含む、いくつかのAM5 ROG、TUF Gaming、ProArt X670E、B650E、B650マザーボードに適用されます。

ROG Strix B650E-E Gaming WiFi、-F Gaming WiFi、-I Gaming WiFi、B650-A Gaming WiFi、TUF Gaming X670E Plus、Plus WiFi、B650-Plus、Plus WiFi、B650M-Plus、Plus WiFi。ProArt X670E Creator WiFi、およびB650-Creator。

アップデートはGoogle DriveのリンクからAsusからダウンロードできますが、これらの新しいBIOSアップデートは完全に安定しているわけではなく、バグや不安定性の問題が発生する可能性がありますのでご注意ください。

Ryzen 8000は、AMDがデスクトップ・システム向けに投入するZen 4ベースのAPUを指す用語だ。

リークや噂によると、これらの新しいチップにはAMDのモバイルCPUのPhoenixとPhoenix 2のシリコンが搭載され、高性能のRDNA 3 GPUだけでなく、人工知能アプリケーションをハードウェアレベルで加速させるために設計された専用のXDNA/XDNA2ニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)も含まれるという。

AMD Ryzen 8000Gの仕様*

モデルシリコンx86コア構成GPUGPU構成TDP
Ryzen 7 8700GPhoenix8C/16T
Zen 4×8
Radeon 780M12 CU
768 SP
65W
Ryzen 5 8600GPhoenix6C/12T | 6x Zen 4Radeon 760M8 CU
512 SP
65W
Ryzen 5 8500GPhoenix 26C/12T
Zen 4×2 + Zen 4c×4
Radeon 740M4 CU
256SP
65W
Ryzen 3 8300GPhoenix 24C/8T
Zen 4×1 + Zen 4c×3
Radeon 740M4 CU
256 SP
65W

*仕様は未確認。

 

AMDの新しいAPUラインナップとして、Ryzen 7 8700G、Ryzen 5 8600G、Ryzen 5 8500G、Ryzen 3 8300Gの4つのSKUが判明している。

Ryzen 7 8700Gは、8つのZen 4コアと12 CUのRadeon 780M iGPUを搭載している。Ryzen 5 8600Gは、6つのZen 4コアと8 CUの760Mを搭載すると伝えられている。

後者の2つのチップは、Zen 4とZen 4cコアからなるハイブリッド・コア設計を組み込んだ、AMDのより複雑なPhoenix 2シリコンを搭載するようだ。

Ryzen 5 8500Gには2つのZen 4コアと4つのZen 4cコアが搭載され、Ryzen 3 8300Gには1つのZen 4コアと3つのZen 4cコアが搭載されるとされている。

両モデルのiGPUには、4 CUのRaedeon 740Mが搭載される。

これらの新チップは、1月9日から1月12日まで開催されるCES 2024で発表される予定だ。

ソース:Tom's Hardware - AMD motherboard BIOS update enables support for new CPUs — AGESA 1.1.0.1 microcode embraces upcoming Ryzen 8000G APUs

 

 

 

解説:

デスクトップ向けRyzen 8000GシリーズのBIOSに関する記事です。

これらのデスクトップ向けAPUが発売されればAM5に完全に移行するのも間近だと思います。

Phoenix2はダイサイズが120mm2台で、かなり小さいダイですから、量産性や価格がかなり期待できるということになります。

また性能もRyzen Z1はExtremeり1/3のSP数で65%の性能を持っていることから、かなり期待できるでしょう。

ハイブリッド構成は効率が上がりますので、性能もそれなりに期待できるということになります。

今年は新製品がでるようですが、AM4は徐々にフェードアウトしていくのでしょう。

おそらく、AM4に新製品が出るのは今年までだと思います。

今後の低価格帯PCはRyzen8000G+A620で自作していくということになると思います。

 

AMD製品の気になるところ。

AMD製品の気になるところはAIEがAPUにしか搭載されてないところです。

StrixPointにも当然搭載されると思いますが、デスクトップ版のRyzen7000シリーズには搭載されていません。

IODに搭載することになるのか、CPUチップレットに搭載することになるのかわかりませんが、MCM版のZen5/cにAIEが搭載されるのかどうかは非常に気になるところです。

IntelはArrowLakeからデスクトップ向けCPUにもVPU(AIアクセラレーター)を搭載してくるでしょう。

無策のままということはないと思うのですが・・・。

 

 

 

Ryzen 7000X3Dシリーズ(Socket AM5)

 

Ryzen 7000シリーズ(Socket AM5)

 

Ryzen 8000GシリーズAPU(GPU内蔵)

 

Ryzen 5000/4000シリーズ

 

 

 

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