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AMD Radeon RX 7800 XT 16GBおよびRadeon RX 7700 XT 12GBカードが発売開始

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AMD Radeon RX 7800 XTおよびRX 7700 XT、本日発売

AMDは9月6日、Navi 32と呼ばれる最後のNavi 3X GPUを発表する。

このプロセッサーはデスクトップRadeon RX 7000スタックの中間に位置し、2つのモデルで使用される: RX 7800 XTとRX 7700 XTである。

AMDは、NVIDIAのGeForce RTX 4070(599ドル)とRTX 4060 Ti 16GB(499ドル)を直接狙い、499ドルと449ドルというアグレッシブな(とAMDは言う)価格のカードでハイエンド市場に狙いを定めた。

書類上でも、AMDのベンチマークによると、RX 7800/7700デュオはより優れたスピードと手頃な価格を誇っている。

しかし、この話にはレビュアーが調べるべきことがもっとあるかもしれない。

RX 7800 XTはNavi 32 XT GPUを搭載し、60個のコンピュート・ユニット(3840個のストリーム・プロセッサー)を備えている。5nm GCDと6nm MCDを組み込んだマルチチップ設計をフルに活用し、Navi 21の268億を上回る281億トランジスタを搭載している。

RX 7800 XTのゲームクロックは2124MHz、ブーストクロックは2430MHzだが、ボードパートナーからの初期情報では、カスタムモデルでのクロック向上が示唆されている。

さらに、RX 7800 XTは、クロック19.5Gbpsの16GB GDDR6メモリを搭載しています。

256ビットのメモリバスと相まって、理論上の最大帯域幅は624GB/秒、64MBのInfinityキャッシュを考慮すると2708GB/秒となる。

AMDのRX 7700 XTは、同じGPUを採用していますが、有効なコアが少なく、特に54個のコンピュートユニット(3454個のストリームプロセッサ)で構成されています。

このモデルは、メモリ容量が192ビットバスで12GB GDDR6に縮小され、Navi 32XTよりもクロックが低くなっています。

メモリ速度は18 Gbps、帯域幅は432 GB/秒(Infinity Cache使用時は1995 GB/秒)です。

前述の通り、Radeon RX 7700 XTはAMDのMBA(Made by AMD)クーラー・デザインでは発売されない。

その代わり、パートナーSKUとして独占的に発売される。対照的に、RX 7800 XTはMBAデザインで登場し、AMDの公式販売チャネルを通じて入手できるはずだ。

AMD Radeon RX 7000の仕様

RX 7900 XTXRX 7900 XTRX 7800 XTRX 7700 XTRX 7600
アーキテクチャーRDNA3
(TSMC N6)
RDNA3
(TSMC N6)
RDNA3
(TSMC N6)
RDNA3
(TSMC N6)
RDNA3
(TSMC N6)
GPUNavi 31 XTXNavi 31 XTNavi 32 XTNavi 32 XLNavi 33 XL
GPU
クラスタ数
 96 CU 84 CU 60 CU 54 CU 32 CU
ストリーム
プロセッサ数
6,1445,3763,8403,4562,048
ブースト
クロック
 2.5 GHz 2.4 GHz 2.4 GHz 2.5 GHz 2.6 GHz
メモリ容量
・種類
 24GB G6 20GB G6 16GB G6 12GB G6 8GB G6
メモリバス幅 384-bit 320-bit 256-bit 192-bit 128-bit
メモリ速度 20 Gbps 20 Gbps 19.5 Gbps 18 Gbps 18 Gbps
メモリ帯域幅 960 GB/s 800 GB/s 624 GB/s 432 GB/s 288 GB/s
消費電力
(ボード全体)
 355W 315W 263W 245W 165W
補助電源
コネクタ
8-pin x28-pin x28-pin x28-pin x28-pin x1
PCIe
インターフェイス
Gen4 x16Gen4 x16Gen4 x16Gen4 x16Gen4 x8
希望小売価格$999$899$499$449$269
発売日2022/12/132022/12/132023/09/062023/09/062023/05/25

ソース:Videocardz.com - AMD Radeon RX 7800 XT 16GB and Radeon RX 7700 XT 12GB cards are now available

 

 

 

 

解説:

Radeon RX 7800/7700 XTは、日本では9月8日発売予定です。以下は日本のaamzonの検索リンクとなります:

amazon で「AMD Radeon RX7800XT 16GB」を検索する

amazonで「AMD Radeon RX7700XT 12GB」を検索する

 

さて、長らく発売されていなかったRX7800XTとRX7700XTがようやく発売されます。

RX7700XTはRX7800XTの90%の演算機数、メモリバス幅192bit、12GBとなっており、どちらかと言うとRX7700XTと言うよりもRX7800無印と言うイメージが近いです。

日本では発売日が9月8日になっていますので注意してください。

RX7800XTとRX7700XTの発売を受けて海外ではRTX4060Ti 16GBやRTX4070の値下げが始まっており、やはり近い性能のライバルがいないと極端な売り手市場になってしまうことを実感しました。

発売の遅れたNavi32の搭載モデルを歓迎するとともにやはりRadeonは必要な存在なのかなと改めて思いました。

後は、nVIDIAの旧モデルでもフレームジェネレーションに対応すると言われているFSR3が早期にロンチされることを祈るばかり増す。

当サイトではRadeonがあまり強い分野ではないAI/ML環境に対してStable Diffusion WebUIをセットアップをお手伝いするスクリプトを配布しておりますが、ROCm5.7も出来る限り早期に出てほしいと願っています。

ただし、OSはLinuxになりますのでご承知おきください。

RX7800XT辺りはメモリが16GB搭載されて、AI/ML目的で使用してもそれなりの速度があると思われますので、コスパ的に一番良い選択になるのではないかと予想します。

RTX4060Ti 16GBを使うよりはずっと速いかもしれません。

 

 

 

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※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。

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