最近ゴリゴリのハード系の話題が続きましたので、頭を休めるつもりで、ゲーム系の話題も書いておきます。
まあ、私の世代の話題なので、ちょっと古い時代の話です。
実はアメリカでArcade1upというレトロゲームの業務機の家庭向け版が$399で発売されています。
このArcade1upはよくあるタイプのアーケードゲームの3/4サイズの筐体にいくつかのゲームがプレイできるようにしてあるものです。
ソース:Arcade1up公式サイト
1:Asteroids、Tempest、MajorHavoc、LunarLander
2:Street Fighter II Championship Edition、スーパーストリートファイターII -The New Challengers-、ストリートファイターII' TURBO(ダッシュターボ) -HYPER FIGHTING-
3:ディフェンダー、ガントレット、JOUST、RAMPAGE
4:Centipede、Crystal Castles、Missile Command、Millipede
5:ファイナルファイト、魔界村、ストライダー飛竜、1944: The Loop Master
上の5つのタイプがあります。
世代によってはなかなか魅力的に映るのではないでしょうか。
私ならガントレットが入っている3.が欲しいです。
日本円に直すと今のレートで42,000円くらいだと思います。
実に良い企画だなあと思います。
ちゃんとライセンス的にも合法なのでしょう。
このラインナップだとノスタルジックに浸れるのは特定の世代だけだと思います。
この筐体を見て思ったのですが、ゲームバーというものが昔、流行りましたが、版元に無許可で営利に使用していたということで訴えられて営業停止になってしまいました。
参考:IT Mediaビジネス - 「ゲームバー」大阪で一斉閉店 著作権団体から警告 任天堂の許可なく大会も (1/2)
飲み屋のゲームコミュニティというのは結構貴重だと思うので、一方的につぶすだけではなく、Arcade1upのような筐体を使ったゲームバー向けのワンボックスを発売すればよいのになあと個人的に思います。
ゲーミングPCも20代-30代の社会人が中心だと思います。
上のような筐体にソフトがダウンロードできるサービスを提供して一本いくらで金を取ったらいいのになあと思いますね。
ゲームの社会的地位の向上と周知のためにはeSportsの様な高尚(?)なものも貴重だと思いますが、こうした飲み屋におけるコミュニティも貴重だと思います。
ビジネスモデルとしては需要があることがわかっているのですから、システムを提供すればあとは自動でお金が入ってくるわけですよね。
メーカーにも金が入ってくるわけですし、合法システムとして是非復活させてほしいなあと思います。
ゲームの世界におけるリアルの対人コミュニティというのはなかなか貴重だと思います。
ましてや社会人であれば同好の士と交流する場所などそうそうないでしょうから、規制規制でつぶすより、いち早く合法的なシステムを構築してゲームコミュニティの活性化を目指した方が前向きです。
多分、今の若い人は物心ついた時はゲームセンターなんて下火になっていたでしょうから、学校を卒業してしまったら対人のゲームコミュニティに参加する機会などほとんどないでしょう。
首都圏には実機持ち込みでゲーム大会が出来るような場所があるようですが、地方だとなかなかそういうわけにはいきません。
そういう機会を飲み屋さんが提供してくれるなら貴重な場所になるんじゃないでしょうか。
あとはSNSなどと連携できる機能があれば面白いんじゃないかと思います。
顧客にメールを配信する機能などもワンセットにして、ゲームだけではなく、マーケティングに関するワンストップサービスを提供できれば面白いんじゃないですかね。
メーカーにも顧客の情報が入るようにすれば、メーカーの側もDRMをかけるチャンスにもなるわけですし。
こうしたシステムがあれば、地方のイベントなどでも積極的に売り込みがかけられるのではないでしょうか。
願わくば宣伝や新たなゲーム人口の獲得のための広告と割り切って価格は出来るだけ低廉にしてほしいところです。
ゲームがSportsになるには「ゲームがどんな風に社会に貢献できるか?」ということが一義的にあると思います。
サッカーバーや野球バーがあったとしても、プロ選手やチーム名が使われていなければどこからも金をとられることはないと思います。
権利を主張することと、競技になることというのはちょっと矛盾してるなあと思います。
営利企業の製品であることと、公益に資することを両立させるのは難しいでしょうが、是非合法的なシステムを構築してゲームコミュニティの活性化を目指してほしいところです。
町中にあるゲームセンターは下火になってしまいましたが、夜の世界という付加価値を付ければまだまだ商業的には成功する余地が残っているのですから、関係者の方がこれを見ていたら是非検討をお願いします。