NVIDIAは、人気のある電子商取引プラットフォームと協力して、偽造GeForce GPUの排除に取り組んでいます。
多くの人が今まで聞いたことがないような安価な中国製GPUブランドの話題が、思った以上に頻繁に再発している。
それらの企業は突然現れ、しばしばユニークなデザインで登場する。
しかし、この話は、人が考えるよりもずっと深いものです。
私たちは、なぜNVIDIAが、そのような企業がライセンスを受けていない、しばしば偽造されたGeForce GPUを販売するのを防ぐために全く何もしないのか、いつも不思議に思っていました。
その結果、この作戦はもっと複雑であることが判明しました。JieShuo、Bingying、51RSIC、Corn、Mllseなどの会社は、NVIDIAの公式パートナーではありません。それどころか、これらの企業はGeForce GPUをまったく販売していないはずです。
ゲーマーは、中国の小売サイトや、残念ながらAliExpress、Wish、Amazon、Newegg、eBayのような人気のある国際的なプラットフォームでも、このようなGPUを簡単に見つけることができます。
これらの製品のいずれかが「中国から出荷」と表示されている場合、アフターセールスのクレームを出すのは非常に困難だとすぐに思うかもしれません。
これらのカードの中には、有名ブランドから大量かつ低価格で購入し、単に新しいステッカーでリパックしたものもあります。
その好例が、水準器を内蔵したMANLI RTX 4090 GPUです。
同社は、我々が当初「51RISC」GPUとして取り上げたものは、実際には同社のデザインであり、51RISCは同社の写真を盗んだだけであると我々に伝えてきました。
もう1つの例は、デスクトップカードとして販売されているモバイルGPUです。
それらは確かに非常にユニークなデザインで、より高価なデスクトップGPUの代替品とさえ考えられるかもしれませんが、私たちが常に言ってきたように、それらのカードは実際には存在すべきではないのです。
NVIDIAは、このようなモバイルGPUをデスクトップカードとして消費者に販売することを、いかなる企業にも許可していません。
結局、NVIDIAはこのようなハイブリッド設計のサポートを提供することはないので、今動いているからといって、後でドライバのサポートを失うのと同じことかもしれません。
さらに悪いことに、マルウェアに侵されたドライバを搭載したカードを出荷している企業もあります。
最後に、マイニング後のGPUの話です。現在、私たちがマイニングに使用したグラフィックカードをクリーニングして再販することを専門にする会社がたくさんあります。
その中には、簡単に発見できるカードもあれば、そうでないカードもあります。
問題は膨大で、今では、マイニング後のGPUでしばしば発生する黄色い変色を隠すために、メモリモジュールを塗装する会社さえあります。
NVIDIAは今回、この問題を解消するために、中国の人気電子商取引プラットフォームと協力しました。
商人は、古い中古のRTX 2000、GTX 1600、GTX 1000 GPUを販売することができなくなったのです。
少なくとも4つの人気のある中国のプラットフォームは、このような措置を実施することに同意しています。
NVIDIAは、これらのプラットフォームと協力して、公式パートナー（ASUS、MSI、Gigabyteなど）とのより良い関係を確立し、これらの問題の影響を受けにくいRTX 3000やRTX 4000などの新しいGPUシリーズを優先させる予定です。
しかし、最初の報告から何年も経ってから、なぜこのようなことが起きているのか、理解できません。
これは全く新しい問題ではありません。
ソース：Videocardz.com - NVIDIA wants fake GeForce GPUs to disappear from the market
解説：
しかし、最初の報告から何年も経ってから、なぜこのようなことが起きているのか、理解できません。
これは全く新しい問題ではありません。
中国での大掛かりな犯罪のバックには大抵中国共産党の幹部がいるので、その幹部が失脚でもしたのでしょうね。
中国では習近平氏がライバル(派閥)を潰すために定期的に汚職を摘発しています。
その一環で失脚したのかもしれませんね。
中国は我々の目から見ると自由経済のように見えますが、基本的に計画経済です。
そのため、「〇〇省の経済成長率は〇〇%なので達成してください」と言われればその省の共産党の責任者はそれを無理やりにでも達成しなくてはいけません。
数字だけで出すこともあるのでしょうが、あまり実態の数字をかけ離れているとすぐにばれるので、売れなくても現場に生産をさせて無理矢理帳尻を合わせることもあります。
ちょっと前の話ですが、計画された経済成長率を達成するために売れる見込みのないH鋼(断面図がHに見える建設用の鋼材)が港湾にうずたかく積みあがっていたりします。
もちろんですが、真っ赤にさびてしまっています。
中国ではこういう合理的でないことも平気で行われています。
こうした、資本主義の国では考えられない状況が起きるので普通に使える製品が激安で売られることももちろんあるのですが、上のように偽物が売られることももちろんあります。
中国からものを買うときはこういうのを覚悟しておいた方が良いと思います。
よくも悪くも中国では我々の常識が通用しないということです。
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