3DMarkについて

当サイトでは世界標準のベンチマークテストである「3DMark」を使用してベンチマークテストを行っています。

3DMarkは「Future Mark」という名称で1997年からベンチマークテスト用ソフトウェアを発表しており、約20年以上の実績があります。

 

3DMark

3DMark

各ベンチマークテストにはそれぞれに異なるいくつかのテストとテストには全く影響を及ぼさないビジュアルデモが含まれます。

無料版ではビジュアルデモはスキップできませんが、有料版ではスキップ可能です。

 

TIME SPY

3DMark TimeSpy

TIME SPYは高性能ゲーミングPC向けのDirectX12環境のベンチマークテストです。

2560X1440解像度・Windows10上で動作します。

TIME SPYは以下のテストを実行します

GRAPHICS TEST 1
GRAPHICS TESTはCPUの負荷を最小限に抑えながらGPUに負荷をを与えるように設計されているため、CPUの性能によって結果が左右されないように設計されています。
GRAPHICS TEST 1では透過要素のレンダリングに焦点を当てています。

頂点数 テッセレーション
パッチ数
ポリゴン数 ピクセルシェーダ
呼び出し数
コンピュートシェーダー
呼び出し数
TIME SPY 30 0.8 13.5 80 29
TIME SPY Extreme 30 0.9 13.5 220 63

単位:100万

GRAPHICS TEST 2
GRAPHICS TEST 2では、数百の陰影の付いたスポットライトと影のないスポットライトを使用して、レイマーチングされたボリュームイルミネーションに焦点を当てています。

頂点数 テッセレーション
パッチ数
ポリゴン数 ピクセルシェーダ
呼び出し数
コンピュートシェーダー
呼び出し数
TIME SPY 40 2.4 14 50 31
TIME SPY Extreme 40 2.4 14 220 68

単位:100万

TIME SPY CPU TEST
CPUテストは、物理計算とカスタムシミュレーションの組み合わせを使用してプロセッサのパフォーマンスを測定します。
GPUの負荷を最小限に抑えながらCPUをテストし、GPUの性能が結果を制限しないように設計されています。
CPUテストではドロップフレームは発生しませんが、遅いシステムではテストを完了するまでの時間が遅くなります。

 

TIME SPY Extreme(有料版のみ)

TIME SPY ExtremeはTIME SPYの3860X2160解像度版です。

TIME SPYとTIME SPY Extremeのスコアは独立しており、比較対象にはなりません。

GRAPHICS TEST 1
GRAPHICS TEST 2

TIME SPY Extreme CPU TEST
2017年に、AMDとインテル、両社ともに従来のデスクトップ向けCPUよりも多くのコアを搭載した新しいCPUを発表しました。
TIME SPY CPU TESTは、10論理コア以上のCPU向けには調整されていません。
ハイエンドCPUの大規模な並列化に対しては十分な負荷がありません。
そのため、新しいテストが必要となりました。

 

FIRE STRIKE

3DMark fire Strike

FIRE STRIKEは高性能ゲーミングPC向けのDirectX11環境のベンチマークテストです。

1920X1080解像度、Windows7以上で動作し、以下のテストを実行します。

GRAPHICS TEST 1
GRAPHICS TEST 1は、ジオメトリとイルミネーションに焦点を当てています。

頂点数 テッセレーション
パッチ数
ポリゴン数 ピクセル コンピュートシェーダー
呼び出し数
FIRE STRIKE 3.9 0.5 5.1 80 1.5
FIRE STRIKE Extreme 3.9 0.56 9.9 150 3.4
FIRE STRIKE Ultra
3.7
0.65
12.4
330
3.4

単位:100万

GRAPHICS TEST 2
GRAPHICS TEST 2は、パーティクルとGPUシミュレーションに焦点を当てています。

頂点数 テッセレーション
パッチ数
ポリゴン数 ピクセル コンピュートシェーダー
呼び出し数
FIRE STRIKE 2.6 0.24 5.8 170 8.1
FIRE STRIKE Extreme 3.9 0.26 12.9 400 10.4
FIRE STRIKE Ultra
6.0
0.26
17.6
1,100
10.4

単位:100万

PHYSICS TEST
PHYSICS TESTは、CPU上でゲーム内の物理シミュレーションの演算を行う能力を測定します。
GPUの負荷はCPUにのみ負荷がかかるようにできるだけ低く抑えられています。
32論理コアまで対応しています。

COMBINED TEST
COMBINED TESTは、GPUとCPUの両方に同時に負荷をかけます。
GRAPHICS TESTにおいてはGRAPHICS TEST1とGRAPHICS TEST2の両方合わせた要素に焦点を当てています。
CPU負荷は32論理コアまで対応し、物理シミュレーションを行っています。

頂点数 テッセレーション
パッチ数
ポリゴン数 ピクセル コンピュートシェーダー
呼び出し数
FIRE STRIKE 7.5 0.53 7.9 150 110
FIRE STRIKE Extreme 9.2 0.54 14.8 390 110
FIRE STRIKE Ultra
10.8
0.54
19.6
960
120

単位:100万

 

FIRE STRIKE Extreme(有料版のみ)

2560X1440解像度版

 

FIRE STRIKE Ultra(有料版のみ)

3860X2160解像度版

FIRE STRIKE、FIRE STRIKE Extreme、FIRE STRIKE Ultraのスコアはそれぞれ独立しており、比較対象にはなりません。

 

SKY DIVER

3DMark Sky Diver

SKY DIVERはミドルレンジPCやノートPC向けのDirectX11環境のベンチマークテストです。

GRAPHICS TEST 1
GRAPHICS TEST 1はテッセレーションに焦点を当てています。

頂点数 テッセレーション
パッチ数
ポリゴン数 ピクセル コンピュートシェーダー
呼び出し数
SKY DIVER 1.6 0.15 3.9 30.3 0.78

単位:100万

GRAPHICS TEST 2
GRAPHICS TEST 2は、ピクセル処理とシェーダの利用率の計算に重点を置いています。

頂点数 テッセレーション
パッチ数
ポリゴン数 ピクセル コンピュートシェーダー
呼び出し数
SKY DIVER 0.9 0.09 1.5 13.9 2.7

単位:100万

PHYSICS TEST
PHYSICS TESTは、CPU上でゲーム内の物理シミュレーションの演算を行う能力を測定します。
GPUの負荷はCPUにのみ負荷がかかるようにできるだけ低く抑えられています。
テストには4段階あり、最初が最も負荷が軽く、最後が最も重くなっており、フレームレートが最小閾値を下回らない限り順番に実行されます。
最小閾値を下回った時点で終了し、スコアは3番目と4番目のテストを完了したレベルから計算されます。

COMBINED TEST
COMBINED TESTは、グラフィックスワークロードと物理シミュレーションの両方が含まれており、CPUとGPUに負荷をかけます。
このテストでは、GRAPHICS TEST 2のライティングメソッドが使用されています。CPUワークロードは、PHYSICS TESTの第3レベルに似ています。
テストの負荷は、バランスのとれたシステムでGPUとCPUの両方が十分に活用されるように、同じ配分になるように設計されています。

頂点数 テッセレーション
パッチ数
ポリゴン数 ピクセル コンピュートシェーダー
呼び出し数
SKY DIVER 1.3 0.1 1.6 29.6 2.5

単位:100万

SKY DIVERとFIRE STRIKEの違い

SKY DIVERはDirectX11環境におけるゲームの通常設定を想定したベンチマークです。
FIRE STRIKEは超高解像度で動作するDirectX11環境における最新ゲームを想定したベンチマークです。
両者のスコアには関連性は無く、直接の比較はできません。
SKY DIVERで12,000以上のスコアが出る場合、FIRE STRIKEでテストを行うことを推奨します。

 

CLOUD GATE

3DMark Cloud Gate

CLOUD GATEは内蔵GPUを搭載した一般的なホームPCやノートPC向けのDirectX10環境におけるベンチマークテストです。

CLOUD GATEは以下のテストを実行します

GRAPHICS TEST 1
GRAPHICS TEST 1では、シンプルなシェーダを使用しながらジオメトリ処理を重視しています。

頂点数 ポリゴン数 ピクセル数
CLOUD GATE 3.0 1.1 15.6

単位:100万

GRAPHICS TEST 2
GRAPHICS TEST 2には、GRAPHICS TEST 1よりも数学的に複雑なシェーダがありますが、処理するジオメトリは少なくなっています。

頂点数 ポリゴン数 ピクセル数
CLOUD GATE 1.8 0.69 16.3

単位:100万

PHYSICS TEST
PHYSICS TESTは、CPU上でゲーム内の物理シミュレーションを実行するハードウェアの能力をベンチマークします。
CPUのみに負荷がかかるように、GPUの負荷は低く抑えられます。

3DMark CLOUD GATEと3DMark Vantageの比較
3DMark Vantageと3DMark CLOUD GATEは、どちらもDirectX 10互換ハードウェアのベンチマークです。
違いは、各ベンチマークのエンジンにあります。
3DMark Vantageは2008年4月にリリースされ、DirectX 10エンジンを使用しています。
3DMark CLOUD GATEはDirect3Dの機能レベルを10に制限したDirectX11エンジンを使用しています。
Direct3Dの機能レベルとは、開発者がDirectX11エンジンを使用して旧世代のハードウェアをDirectX 9レベルまで引き続きサポートできるようにするため、ゲームエンジンの設計に対して使われてているより新しい方法です。
UL社ではDirectX 10ベースのシステムのテストには3DMark CLOUD GATEを使用することを推奨しています。
3DMark Vantageと3DMark CLOUD GATEのスコアを直接比較することはできません。

 

ICE STORM

3DMark Ice Storm

ICE STORMはクロスプラットフォームのベンチマークテストで、低価格帯のタブレットやスマートフォン、古いモバイルデバイス向けです。
最新のPCではSKY DIVERやFIRE STRIKEを使うことを推奨します。
1280X720解像度でテストします。
AndroidとiOSではOpenGL ES2.0をWindowsではDirectX9を使用します。
ICE STORMのテスト内容、設定、レンダリングの解像度はすべてのプラットフォームで同じで、スコアはWindows、Android、およびiOSで比較できます。

ICE STORMは以下のテストを実行します。

GRAPHICS TEST 1
GRAPHICS TEST 1は、ハードウェアのピクセル負荷を比較的軽くしながら多くの頂点を処理する能力を強調しています。

頂点数 ポリゴン数 ピクセル数
ICE STORM 0.53 1.8 1.9
ICE STORM Extreme
0.58
0.19
4.4

単位:100万

GRAPHICS TEST 2
GRAPHICS TEST 2は、ハードウェアが多くのピクセルを処理する能力を重視しています。

頂点数 ポリゴン数 ピクセル数
ICE STORM 0.079 0.026 7.8
ICE STORM Extreme
0.089
0.028
18.6

単位:100万

PHYSICS TEST
物理テストの目的はCPU上でゲームプレイの物理シミュレーションを行うハードウェアの能力をベンチマークすることです。
GPUの負荷はできるだけ低く抑えられ、CPUの能力だけが強調されるようになっています。

ICE STORM Unlimited
(Windows、Android、およびiOSなどの)異なるデバイス間での比較を行うには、ICE STORM Unlimitedを使用します。
ICE STORM UnlimitedはICE STORMと同じコンテンツと設定を使用しますが、フレームレートに依存せず、オフスクリーンで実行します。
Unlimitedモードでは、すべてのデバイスで毎回同じフレームがレンダリングされます。 進捗状況を表示するために、100フレームごとにフレームのサムネイルが表示されます。
ICE STORM Unlimitedは、垂直同期、ディスプレイ解像度のスケーリング、および結果に影響を与える他のオペレーティングシステムの要因無しに、デバイスハードウェアのパフォーマンスを測定します。

 

ICE STORM EXTREME

ICE STORMの1920X1080解像度版
より高品質のテクスチャとポストエフェクトを使用してより高い負荷を発生させます。
PHYSICS TESTではGPUによって性能の制限がされないように1280X720解像度でレンダリングされます。
多くのモバイルデバイスではリフレッシュレートを60Hzに固定して垂直同期をロックします。
テストしたPCが60FPS以上のフレームレートを維持できるならば、より負荷の高いテストを実行したほうがよいでしょう。

 

API OVERHEAD FEATURE TEST(※有料版のみ)

API OVERHEAD FEATURE TESTは、Vulkan、DirectX 12、およびDirectX 11のパフォーマンスを比較する独立したテストです。
フレームレートが30 FPSを下回る前に、PCが各APIで扱えるドローコールの数を確認します。

 

Stress Tests(※有料版のみ)

3DMark Stress Test

ストレステストは、新しいPCを購入または構築したり、グラフィックスカードをアップグレードしたり、GPUをオーバークロックしたりしたとき、システムの信頼性と安定性をチェックするのに適しています。
障害のあるハードウェアや冷却の必要性を特定するのに役立ちます。
テスト中にGPUがクラッシュしたり、ハングしたり、不自然なエラー画像が出力された場合は、信頼性や安定性の問題がある可能性があります。
過熱してシャットダウンした場合は、コンピュータの冷却が必要になることがあります。

 

SLING SHOT(※ モバイルのみ)

SLING SHOTは最新のスマートフォン・タブレット向けのベンチマークテストです。
Windows版には含まれません。
APIはOpenGL ES 3.1(iOS)、Metal(Android)を使用します。
2560X1440解像度です。

 

ポリゴン数に関する目安

FF15(PS4の国内メーカー最新ゲーム)のキャラ一体当たりのポリゴン数が約10万ポリゴンで、Nier Automataの2Bが約72,000ポリゴンです。
モバイルゲーム機でのローポリゴンモデル(ラブプラス)が約5,000ポリゴン程度です。
単純に比較できるものではありませんが、クオリティの目安としてください。
本来であれば1画面に出す最大ポリゴン数を比較対象とするのが適切なのでしょうが残念ながらデータがありませんでした。
※ テスト内の表の数値はベンチマークソフトが平均フレーム内で処理している数です。

 

 

実行できるテストに制限のある3DMark無料版とすべてのテストが実行できる3DMark Advanced Editionがあり、3DMark Advanced Editionは公式サイトにて販売中です。

有料版では上で説明したテストの他、各テストのカスタム設定やデモのスキップなどができます。

ゲーマーを自認するならば、他のベンチマークソフトはさておき是非一本持っておきたいソフトです。

3DMark

上の画像をクリックすると公式サイトが開きます。

Steamで3DMark Night Raidの発表を記念して75%オフのセールが開催されています。

通常\2980が\745ですので、この機会に是非手に入れておきましょう。

終了しました。

※ 本記事について:本記事は3DMarkのマニュアルから抜粋しています(一部独自の表現を使用し、追記しています。)。ゲーミングベンチマークソフトの世界標準ソフトである3DMarkの概要を把握する一助としてお役立てください。日本語による概要の説明を行っているサイトが私の知る限りではなかったため、記事を作成してみました。また、製品版(3DMark Advanced Edition)にはPDF全134ページのマニュアルに各ベンチマークテストのスコア計算方法を含めた本記事以上の詳細な説明がありますので(ただし全文が英語です)、製品版(3DMark Advanced Edition)を購入すればテストに含まれるより詳細な機能を理解することが出来ます。

 

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