AMDは、NVIDIAのRTXと2019年の夏までに競合する予定のNavi 10 GPUを搭載したRX 3000シリーズ7nmベースのグラフィックスカードを準備中だという。
先週は、16コア、5.1GHzモンスターチップ、3種類のNaviベース7nm RX 3000シリーズグラフィックスカードを含む10種類の7nm Ryzen 3000シリーズプロセッサを詳細は不明の、大規模な2つの爆弾リーク情報が少し狂わせていた。
今から1ヶ月後にCESで発表される予定で、その中で最速のものがRTX 2070クラスのパフォーマンスを半分の価格で提供すると言われています。
Youtubeのより堅実なLeaker AdoredTVからの先週のリークとは異なり、この最新の噂は、悪名高いChinese Chiphellフォーラムで、それを基にしたOverclock 3Dからのものです。
だから私が説明する前に、あなたにこの情報をかなり割り引いて考えるように強くお勧めします。なぜなら、それは間違いなくすべてを信用するのが難しいからです。
噂:Navi 10 Powered AMD Radeon RX 3000グラフィックカードは、ハイエンドでRTX 2080と競合する
それが理解できたら、この噂が主張する詳細を見てみましょう。
AMDのNavi 10 GPUは、「驚くべき」電力効率でハイエンドの性能を発揮するとの情報筋によると、 それが非常に倹約的であるということ以外には、性能に関する詳細をこれ以上提供しなかった。
彼らはNVIDIAのRTX 2080と "競合する"ためにNavi 10を使用する予定であると主張している。
NVDIAの大砲に代わるハイエンドのRadeonの代替品を一般に提供しているのか、それともRTX2080に匹敵する性能を実際に提供するのかが分かるはずです。
Navi 10 - 低消費電力、ハイエンドのパフォーマンス、レイトレーシングなし
この主張は、RTX 2080のライバルではなく、RTX 2070の競合相手として、Navi 10を搭載したRX 3080を掲げて、以前のリークと多少反するのではないかと考えることが重要です。
ChiphellのWjm47196が共有する第3の最終的な詳細は、Navi 10には特定のハードウェアをトレースする機能が搭載されていないことです。
レイトレースが会社の優先事項ではなかったため、Naviアーキテクチャそのものが2017年の終わりまでに大部分が完成したことを考えると、それはもっともとは言えない。
もう一度みんな、この情報をかなり割り引いて考えてください。
私は何度も繰り返していることを承知で、これらのChiphellの噂ではあなたは本当にそうしなければならないでしょう。
あなたはこの噂についてのコメントを以下のコメントで共有してください。 Navi 10からRTX 2080の競合が実際に見えると思いますか?
ソース:wccftech - Rumor: AMD Navi RX 3080 to Launch Mid 2019 & Take On RTX 2080
解説:Naviに関する情報が出てきました。
先週のAdoredTVのリークに尾ひれがついたような形ですが、それだけNavi10にみんなが期待しているということです。
噂というのは真贋の部分が混じっており、偽物の部分は願望の一種であり、皆がそうなってほしくないという話にはならないものです。
それだけあまりに高価になりすぎたRTX2000シリーズにみんなが失望したということであり、Navi10の249ドルというRTX2070の半値という情報に希望を抱いているということなのでしょう。
私はRTXやDLSSといった新しい技術そのものには肯定的ですが、RTX2070相当(今回の情報ではRTX2080相当)といわれるNavi10がRTX2070の半値というところに、nVidiaがどれだけボってるのか?ということに対する疑念がぬぐい切れません。
ハイエンドはある意味仕方ないですが、ミドルレンジまでが手の届かない価格になるのがよいこととはとても思えません。
Navi10の登場は来年の夏といわれていますが、ぜひそれまでにRTX2070の値下げが行われてほしいものです。
やはり新しい技術を手の届く価格で体験できることが重要だと思いますし、できる限り多くの人がRTXやDLSSに触れてほしいと思います。
Navi10の登場までにRTX/GTX2060も発売されるでしょうし、RTX/GTX2060にレイトレーシングとDLSSが搭載されているかどうかはっきりするのではないかと思います。
また、遅々として進まないDLSSとRTXの対応も拍車がかかるのではないかと思います。
Navi10の値下げ圧力に対抗するにはある程度まとまった数のDLSSとRTXの対応ゲームが必要だと思うからです。
PCゲームはゲーム機のタイトルと比較するとそれほど多いわけではありません。
その中から旧作の中のビッグタイトルも含めて、RTXやDLSS対応のゲームが一本でも多く出てくれれば今の価格にも説得力が出てくるのではないかと思います。
Navi10という強力なライバルの登場は遅々として進まない新技術への対応への圧力にもなるのではないかと個人的には期待しています。
まあ、わたくしはPCゲームの検証者であり、今の情勢下で「Radeonを買いなさい」とはなかなか言えない立場ですが、個人的には期待していますし、「Radeonでも構わない」と思っている方はRadeon RX 3000シリーズをぜひ買ってあげてほしいなと思います。
パーツショップの人も同じこと思ってると思うんだけど、いくら勧めても売れないんだよねRadeonって(笑。
CPUはAMD製でも値段なりの性能を発揮(正確に言えば値段が下がる)しますが、GPUに関してはRadeonだと極端に性能が落ちるタイトルもあり、人によってやりたいゲームが違うので、なかなかゲーム用としては勧めにくいことは確かです。
今回は爆熱というRadeonを避けるべき要素が一つなくなっていますので、結構売れるかもしれないなとひそかに期待しています。
nVidiaがNavi10を退けるには値下げかDLSS&RTXの対応を進める必要があり、値下げはnVidiaが最も嫌うところなので、おそらく全力でDLSS&RTXの対応を進めてくると思います。
このように適正な競争とは消費者にとっては利益しかもたらさないものだと思っています。
現状のDLSS&RTXの対応状況でのRTX2000シリーズはあまりに高価すぎると思います。
Navi10へ期待が集まるということは現状のRTX2000シリーズに不満があるということであり、ここはひとつnVidiaさんにもぜひ頑張って期待に応えてほしいところです。
intelやAMDはマーケティングも含めると「要領が悪いなあ」と思わせるところが多々あり、それがライバルにとって付け入るスキになっていたのですが、nVidiaにはそういったところがなく、マーケティング的にも嫌らしいほどスキがなかったのですが、今回のAMDはnVidiaの「在庫処分の必要によって新しいGPUが出せない」という事情を直撃しており、こういう行動は良い意味で要領の悪いAMDらしからぬスキのなさだと思います。
DDR6を8GBも搭載したNavi10の249ドルというのはおそらく利益をぎりぎり迄削った価格なんだろうと思います。
ゲーム機であるPS5に搭載されることが確定して、ある程度の利益はもう見込めるからという事情もあるのかもしれません。
ここまで我が身を削って王者nVidiaに挑むこのAMDの捨て身の覚悟が通じればよいと願わずにはいられません。