先日の記事はすでに訂正しましたが、Radeon RX590は12nmFinFETで製造されるPolaris30である可能性が非常に高くななりました。
「というかもうほぼ確定でしょコレ」というレベルです。
ツイッターで画像がリークしていて、それが下のリンクです。
It’s real! Not really exciting, but real … #RadeonRX590 #Polaris #Polaris30 #ReRefresh pic.twitter.com/vvfQl6O0HR
— Andreas Schilling (@aschilling) October 29, 2018
いやあ、これはびっくりです。
落してから上げるAMDなんですかね。
これだけで判断するのはちょっと早計ですが、11月15日には出るので真偽のほどはすぐにわかるということもあってわざわざ今の時期に嘘をつくかなというのもあります。
追記した記事にも書きましたが、Polaris30の2048SP版4GBが出てくれれば価格的にはかなり期待が出来るレベルなんじゃないでしょうか。
消費電力も120W-150Wくらいになってくれると嬉しいです。
とりあえず性能というかクロックは10%程アップすることは確定してます。
クロック的に見てRadeonRX580とほぼ同等の性能で2万以下だと結構びっくりプライスでしょうね。まだわかりませんけど。
これだと少しくらいOCしただけでは取れなかったVR-Readyも定格で取れることになります。
ただ、AMDも最初から安売りはしてこないと思うので、12nm版RX570 4GB版が出るかどうかはわかりません。
Polarisの2304というSP数はフルスペックのもので、必ず生産に失敗するものが出てくると思いますので、2048SP版も出るとは思いますが・・・。
ここまでくると期待してしまうことは確かです。
ここのところGPUではぱっとしなかったAMDですので、是非頑張って欲しいところ。
Radeon RX590は11月15日発売予定とのこと。
ミドルレンジカードを探しているRadeonファンは是非ゲットしてください。
一方GP104版GTX1060と言えば・・・・
一方で期待ハズレだったのがGP104版のGTX1060 6GBです。
実はPalit社のHPでコアのクロックとメモリ帯域も含めた詳細スペックが出ました。
一言で言うと、がっかりスペックです。
MSI GeForce GTX 1060 GAMING X +6G | GeForce GTX 1060 GamingPro OC+ | |
使用チップ | GP106-410 | GP104 |
メモリ種類 | GDDR5 | GDDR5X |
メモリ容量 | 6GB | 6GB |
バス幅 | 192bit | 192bit |
ベースクロック | 1594MHz | 1531MHz |
ブーストクロック | 1809MHz | 1746MHz |
メモリクロック | 9126MHz | 8800MHz |
CUDAコア数 | 1280 | 1280 |
メモリ帯域(GB/s) | 216 | 211 |
拡張スロット | PCIEx3.0X16 | PCIEx3.0X16 |
映像出力 | DL-DVIx1、HDMI2.0bx1、DP1.4x3 | DL-DVIx1、HDMI2.0bx1、DP1.4x3 |
補助電源端子 | 8px1 | 6px1 |
消費電力 | 120W | 120W |
推奨電源 | 400W | 400W |
上がGP106-410を使ったMSIのGeforce GTX1060 Gaming X+ 6GBとのスペック比較です。
このGaming X+ 6GBはFounder's Editionの+5%程度の性能でしたが、スペック表を見てわかる通り、ぶっちゃけた話これ以下の性能です。
ひいき目に見てもFounder's Editionの+5%程度の性能でしょう。
やはり過剰在庫として余ったGTX1080をカットオフして無理やりミドルレンジにしたっぽいモデルですね。
正直、折角使うならもうちょっとGP104の機能を使って欲しかったなあと思います。
非常にもったいないです。
性能が下がっているわけではないので、出荷される量によっては歓迎される可能性も0ではありません。
GP106-410はあっという間に市場から消えてしまいましたが、このモデルはどのくらい出荷されるんでしょうか。
GTX1060はまた種類が増えて本当にガ〇ダムみたいになってきました。
nVidiaがゲーム機のGPUを断った理由は単価が安すぎたからなのですが、ものすごく安売りを嫌います。
だからこういうスペックなのは想像できたのですが、もう少し性能的になんとかならなかったのかなあと思います。
GTX1000シリーズそのものがモデル末期なこともあって、テコ入れするならばGTX1060の皮を被ったGP104であって欲しかったところ。
最後にこういうバーゲンセールがあってもよいと思うのですがnVidia的には「無し」なんでしょうね。
逆に言えばこれ以上スペックを上げるとGTX/RTX2060のスペックとバッティングしてしまうという風にも取れます。
やはりネーミングも「GeForce GTX 1060 GamingPro OC+」とあくまでGTX1060です。
GTX1060TiなどになっていないところがこのGP104版GTX1060の立ち位置を表しているのではないかと思います。
今GP104版GTX1060が出るということは年内にGTX/RTX2060は無いのかなとも思います。
皆さんもGP104版GTX1060の性能がはっきりしたところで、すでに(おそらくは一番売れると思われる)GTX/RTX2060に興味が移ったのではないでしょうか?
Steamでも一番ユーザー数が多いのがGTX1060ですので、その後継がどんな価格でどのくらいの性能になるかは多くの人がかたずをのんで見守っているところだと思います。
年内の弾はこれで多分終わりだと思います。
今後情報が出たとしても来年発売でしょう。
この価格帯のモデルについては今後も力を入れて情報収集していきたいと思います。