インテルのデスクトップCPU「Razer Lake-S」は、「Arrow Lake-S」の後継となる次世代チップ「Nova Lake-S」の後続となるかもしれない。
インテルNova Lake-SはArrow Lake-Sの後継となり、Razer Lake-SはデスクトップCPUプラットフォームでNova Lake-Sの後継となる。
インテルのクライアント/メインストリームデスクトップCPUプラットフォームでは、標準的な「Core I」シリーズに代わる全く新しいプラットフォームであるArrow Lake-Sが間もなく登場し、新しいアーキテクチャと機能をサポートする。
インテルのArrow Lake-S Dekstop CPUは来月発売される予定だが、噂ではすでに次世代後継CPUについての議論が始まっているようだ。
現在、誰もがインテルのCore Ultra 200「Arrow Lake-S」デスクトップCPUを心待ちにしているが、以前から噂されていたリフレッシュが見送られたため、このプラットフォームはかなり長持ちしそうだ。
まず、Core Ultra 200 CPUが市場に出回る期間が長くなり、より良い最適化とサポートにつながるが、競合他社がZen 5のリフレッシュやミッドサイクルアップグレードを計画している場合、インテルはNova Lake-Sまで何もフォローアップするものがない可能性があるということだ。
I see the codename has finally been leaked https://t.co/QiY9LEjDkd
— Bionic_Squash (@SquashBionic) September 23, 2024
MSDT
LGA1700: ADL-S, RPL-S, RPL-S R
LGA1851: ARL-S, ARL-S R(❌)LGAxxxx: NVL-S? RZL-S?🤔 https://t.co/S4F8JCG2Hr
— HXL (@9550pro) September 23, 2024
インテルのNova Lake-SデスクトップCPUは、Arrow Lake-Sラインナップの真の後継となり、「Core Ultra 400」シリーズの一部となるはずだ。
Nova Lakeは、全く新しいCPUコアとGPUコアを備えたArrow Lake CPUの大幅なアップグレードとなり、その後継機のコードネームも判明したようだ。
インテルのNova Lake CPUに続くCPUはRazer Lakeとして知られ、噂されている情報によると、このラインナップはRazer Lake-Sという形でデスクトップPCに投入されるようだ。
現在のところ、Nova LakeとRazer LakeのどちらのデスクトップCPUがLGA 1851との互換性を維持するかは不明だが、来月発売される新プラットフォームに投資する人々にとって寿命が延びることになるため、そうなることを期待したい。
設計が非常に似ていた第12、13、14世代CPUとは異なり、Arrow Lake、Nova Lake、Razer LakeデスクトップCPUは多くの点で異なるため、新しい機能をサポートするために新世代のソケットやチップセットが登場するかもしれない。
とはいえ、少なくともNova Lake-SデスクトップCPUまではLGA 1851が続くことを期待しています。
Intel デスクトップCPU世代比較:
Intel CPU ファミリー | 製造プロセス | プロセッサー アーキテクチャー | グラフィックス アーキテクチャー | プロセッサー コア数/スレッド数 | プラットフォーム | サポートメモリ | PCIe サポート | 発売年 |
Alder Lake (第12世代) | Intel 7 | Golden Cove (P-Core) Gracemont (E-Core) | HD 700 Series | 16/24 | LGA 1700/1800 | DDR5 / DDR4 | PCIe Gen 5.0 | 2021 |
Raptor Lake (第13世代) | Intel 7 | Raptor Cove (P-Core) Gracemont (E-Core) | HD 700 Series | 24/32 | LGA 1700/1800 | DDR5 / DDR4 | PCIe Gen 5.0 | 2022 |
Raptor Lake Refresh (第14世代) | Intel 7 | Raptor Cove (P-Core) Gracemont (E-Core) | HD 700 Series | 24/32 | LGA 1700/1800 | DDR5 / DDR4 | PCIe Gen 5.0 | 2023 |
Arrow Lake (Core Ultra 200) | TSMC N3B? | Lion Cove (P-Core) Skymont (E-Core) | Xe1 (Alchemist) | 24/24 | LGA 1851 | DDR5 | PCIe Gen 5.0 | 2024 |
Arrow Lake Refresh (キャンセル済) | TSMC N3B? | Lion Cove (P-Core) Skymont (E-Core) | Xe1 (Alchemist) | 未定 | LGA 1851 | DDR5 | PCIe Gen 5.0 | 2025 |
Nova Lake (Core Ultra 400?) | 未公表 | Panther Cove (P-Core) Arctic Wolf (E-Core) | 未公表 | 未公表 | 未公表 | DDR5? | PCIe Gen 6.0? | 2026 |
Razer Lake (Core Ultra 500?) | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 2027? |
ソース:wccftech - Intel’s Nova Lake-S Desktop CPU Successor Might Be Called Razer Lake-S
解説:
Nova Lakeの後継はRazer Lake
となるようです。
微妙なのがソケットがどうなるのかで、Arrow Lake Refleshはすでにキャンセル話が上がっていますから、常識的に考えるとArrow Lakeが2年間続き、Nova Lakeそのあとソケットを変更してRazerLakeとなるはずです。
3世代ではありませんが、3年間は使えます。
これをよしとするのかどうかはIntel次第ですが、設計上はそのように考えるのが自然だと思います。
Nova Lake以降の製品に自信があるということは、Intel18AがTSMC2nmに勝っている自信があるということになります。
同世代のAppleシリコンに勝てずしてIntel18Aに自信があるとは言えないでしょう。
現時点ではあまり芳しい噂は聞こえてきませんが、このような情報が出てくる以上、今までの失点を取り返すくらいの進捗になっている可能性は高いのかなと思います。
NovaLake以降の製品名がようやく上がってきましたが、今度はにIntel18Aの次の製造プロセスのことが具体的に出てくるのでしょうね。
一方でTSMCのロードマップは上のようになっていますが、2nmのN2は2024年予定から2025年に後退しています。
それを考えるとTSMC1.4nm=A14は2026年ではなく、2027年になってもおかしくはないのかなと思います。
製造プロセス名がN3、N2などからA14になっているのはIntelを意識しているのですかねえ。
TSMCも3nm以降、技術を更新するのにかなり苦しんでいます。
3nmが2022年に量産開始してから、2nmは来年ですから、3年かかっているということになります。
最近の製造プロセスはロードマップが発表されてもスケジュールが簡単に後退してあまりあてになりませんが、IntelとTSMCの仁義なき戦いは当面続きそうです。
Core Ultra 200Sシリーズ
ソケットLGA1851
Intel 第14世代Coreシリーズ
ソケットLGA1700
※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。