YouTuberのTaki Udonがswitchをレビューし、中古ゲームの正当な所有者がBANされる可能性について概説する。
ニンテンドースイッチが2017年3月に発売されてから丸7年近くが経過したが、MIG-Switchデバイスのおかげで、Switchの「フラッシュカート」らしきものが動くようになった。
フラッシュカート」とは、よく知らない人のために説明すると、SDカード(または他の種類のフラッシュメモリ)を使用してゲームのバックアップを読み込む、特定のコンソール用のゲームカートリッジのことだ。
これらのデバイスは特に海賊版使用者の間で人気があるが、MIG-Switchがリリースされるまでは、ほとんどが古い携帯ゲーム機にロックされていた。
YouTuberのTaki Udonは、MIG-Switchをいち早く入手し、新しいデバイスのレビューとデモ動画を公開した。
MIG-Switchはうまく機能しているように見えるが、このデバイスの有効性についての最終的な判断は、他の人がテストするのを見るまで保留にすべきだ。
Taki Udonが上のビデオで実演しているように、MIG-Switchフラッシュカートは宣伝通り動作する。
その代わり、フラッシュカートに保存されているゲームをSwitchのゲームスロットに抜き差しして、物理的に切り替える必要がある。
このデバイスは、Nintendo Switchを本物のゲームカートリッジだと思わせようとしており、それを実現する方法のひとつは、パッチや修正が容易なソフトウェア以外のコア機能を維持することだ。
MIG-Switch自身によると、このフラッシュカートは任天堂によって「パッチが当てられない」はずであり、現在あるすべてのSwitchコンソールで動作するはずだという。
では、何が問題なのか?もちろん、ビデオゲームを盗んだとして任天堂が弁護士を送り込んでくるリスクはあるが。
任天堂のコピープロテクトは、フラッシュカートが動作する程度には壊れているかもしれないが、複製されたバージョンのゲームが同時にオンライン上に存在し、任天堂のサーバーからBANされるように働くだろう。
ご存知の通り、これまでに製造されたすべてのSwitchカートリッジには固有の識別子がある。
個人で使用するためにリッピングを作成する場合は常に、小売店のカートリッジと同じ一意の識別子を持つことになります。
MIG-Switchによると、Taki Udonや他の多くの人たちはこれをテストしたがらないが、これでこれらのバックアップはオンラインで完全に使用可能になるはずだ。
しかし、オンラインプレイは、特に中古ゲーマーにとっては、さらに大きな問題が出てくるところだ。
このフラッシュカートが一般にリリースされれば(瀧氏によれば、今後数ヶ月のうちに)、これを機会にゲームを購入し、バックアップを作成し、中古として転売する輩が現れるだろう。
同じIDのバックアップと元のゲームが別々のコンソールで同時にオンラインになった場合、任天堂にとってはあからさまな不正行為であり、両方のプレイヤーがゲームやアカウントのBANを受けることになる。
このような場合、フラッシュカートのユーザーにとっては確かにBANが正当化されるかもしれないが、中古ゲームにお金を払っただけのゲーマーにとっては完全に不公平だ。
公式には、このデバイスはサードパーティの開発者と合法的なユーザーを対象としており、一般的なソフトウェアの海賊版ではない。しかし、平均的なソフトウェアの海賊がこれを使うことを止めることはできないし、同じような人々には間違いなく人気が出るだろう。
Switchのカートリッジは、購入、バックアップ、転売が禁止されているため、悪用される可能性はかつてないほど高い。
解説:
Switchに往年のマジコンのようなコピーシステムが登場
MIG-Switchというカートリッジに親亀の上に子亀を乗せるようにmicroSDカードを差し込むというシステムのようです。
このシステムの問題点は既存のカートリッジの固有識別コードをコピーして認識させるため、コピーされたカートリッジが一緒にBANされる可能性があるところです。
一時期の秋葉原ではマジコンが猛威を振るっていましたが、販売店側に逮捕者が出たことによって鎮静化しました。
このシステムもそのような末路をたどるのではないかと思います。
販売自体はモラルのぶっ壊れた転売ヤー(含外国人)がいるのでされるでしょう。
いつの時代もこのような仕組みがいずれは出てくるのだなと思います。
8年目に突入したSwitchが不動の地位を築いた証拠でもあるのでしょう。
エミュレーターはわたくしも使っていますが、グレーで、こいつは完全に黒でしょう。
今後は中古を買うと、BANされて遊べないカートリッジが混じっているかもしれません。(苦笑。
エミュレーターを使用している場合は中古屋に売ることは出来なくなりますし、面倒でもかさばっても手元に原本は必ず残しておかなくてはいけませんよ。
情報発信者なら特にです。
わたくしもエミュレーターで動かしているタイトルはすべて原本を保有しています。
引っ越しで無くしたものは買いなおしています。