両チップとも96MBのL3キャッシュを搭載しているという。
AMDの熟練リーカーであるchi11eddogが、2つの新しいRyzen 5000プロセッサーのスペックを入手した。
これらの未発表CPUは5700X3Dと5500X3Dと呼ばれており、AM4プラットフォームをまだ大切にしているが、限られた予算の範囲内で3D V-Cacheブーストを望んでいる人々にとって魅力的な選択肢となるだろう。
リーク情報については、これまで同様、割り引いて考えてほしい。
新しいAM4 Ryzen 7 5700X3DとRyzen 5 5500X3Dが登場?5700X3D:8C/16T、4.1GHz/3.0GHz、96MB L3キャッシュ、5500X3D:6C/12T、4.0GHz/3.0GHz、96MB L3キャッシュ。
新しいAM4 Ryzen 7 5700X3DとRyzen 5 5500X3Dが登場するかもしれない」というホットな情報に加えて、chi11iddogはいくつかのスペックを提供している。
このスペックはリーク者が見聞きしたものかもしれませんが、同様に推測である可能性もあり、確証はありません。
我々は、新しいRyzen 5000プロセッサのスペックとされるものを以下の表にまとめました。
価格 | コア数/ スレッド数 | アーキテクチャー | ベース / ブースト (GHz) | キャッシュ (L2/L3) | TDP / PBP / MTP | |
Ryzen 9 7950X3D | $669 | 16 / 32 | Zen 4 | 4.2 / 5.7 | 144MB (16+128) | 120W / 162W |
Ryzen 9 7900X3D | $535 | 12 / 24 | Zen 4 | 4.4 / 5.6 | 140MB (12+128) | 120W / 162W |
Ryzen 7 7800X3D | $438 | 8 / 16 | Zen 4 | 4.2 / 5.0 | 104MB (8+96) | 120W / 162W |
Ryzen 7 5800X3D | $289 | 8 / 16 | Zen 3 | 3.4 / 4.5 | 100MB (4+96) | 105W |
*Ryzen 7 5700X3D | ??? | 8 / 16 | Zen 3 | 3.0 / 4.1 | 99MB (3+96) | ??? |
Ryzen 5 5600X3D | $229 | 6 / 12 | Zen 3 | 3.3 / 4.4 | 99MB (3+96) | 105W |
*Ryzen 5 5500X3D | ??? | 6 / 12 | Zen 3 | 3.0 / 4.0 | 99MB (3+96) | ??? |
このように、Ryzen 5000 X3Dファミリーの新メンバーとされるチップは、格安ゲームユーザーの注目を集めるであろういくつかのギャップを埋めるものだ。
以前のPC構築でAM4マザーボードとDDR4を使っていた人たちは、新しいチップを最も魅力的に感じるだろう。
新たにPCを構築するエンスージアストやDIY愛好家は、もう少し先のことを考え、AM5にするか、インテルの次のプラットフォームが何を提供するかを見た方がいいだろう。また、この業界は来年からAI PCを普及させようとしていることも忘れてはならない。
AM4はもう古いかもしれないが、このプラットフォームに残っている人たちのための新しいCPUとされるものは、アップグレードの選択肢を広げるだろう。
さらに、7月にレビューした限定販売のRyzen 5 5600X3Dよりも幅広い展開が期待される。
このチップは価格の割に卓越したゲーミング性能を提供したと述べたので、5700X3Dと5500X3Dも同様に魅力的な選択肢になると考えるのが妥当だろう。
Ryzen 5 5600X3Dの発売を振り返ると、AMDがこの新しいRyzen 5000 X3Dチップを世界的な需要を満たすのに十分な数量を用意することを期待している。
これらの新しいAMD Ryzen 7 5700X3DとRyzen 5 5500X3Dプロセッサーが本当に発売されるのであれば、5600X3Dの新鮮な/世界的な在庫も持っていて損はないだろう。
上の表から、今後発売されるプロセッサの価格帯を推測するのは難しくない。しかし、発売時期に関するヒントやヒントはない。
ソース:Tom's Hardware - Purported AMD Ryzen 7 5700X3D and Ryzen 5 5500X3D Specs Leaked
解説:
Ryzen 7 5700X3DとRyzen 5 5500X3Dがリリースか?
3D V-Cache無しのモデルでは5700Xが出ると5800Xはほとんど売れなくなるという高コスパの定番モデルだった5700Xですが、ついに3D V-Cache搭載のモデルが出るようです。
これが事実上のAM4最強モデルになることは確定でしょう。
唯一残念なのは為替レートの関係で折角大きく値下がりしたこれらのモデルがあまりお得感が無いことですね。
特にAMDが悪いわけではないのですが、非常に残念な状況です。
AMD・Intelに限らず、為替レートがダイレクトに価格に反映される自作パーツは価格が上がり過ぎて需要が完全に死んでいます。
折角お得感のあるモデルが出ましたが、5800X3Dと5600X3Dの価格を考えると$240-$250くらいになるわけで、そうなるとストレートの為替レートで日本円に直しても36,000-37,500円程度になるわけで、お得感があるかと言ったらちょっと厳しいかなと言う感じです。
1ドル100円くらいだったら$240だと24,000円ですから、末期のAM4にももう少し資金をつぎ込んでみようかなと言う気にもなりますが、36,000円くらいだとかなり微妙なラインでしょう。
時期が悪かったとしか言いようがないですが、モデル末期のAM4に新製品を投入するAMDの姿勢はありがたいところですね。
AM4は105Wまでですから、2CCDの5900と5950にはX3Dが設定されないのは残念です。
Ryzen 9000シリーズ
Ryzen 7000X3Dシリーズ
Ryzen 8000GシリーズAPU(GPU内蔵)
Ryzen 5000/4000シリーズ