2018/8/6付で米国特許商標庁に「Turing、Quadro RTX、Geforce RTX」が登録されたようです。
次期Geforceのアーキテクチャが「Turing」になる可能性が非常に高くなったと言えるでしょう。
TuringとQuadro RTXに関してはハードウェアも含んだ名称であると言われていますが、Geforce RTXソフトウェア技術に関する名称なのではないかと言われています。
nVidiaはRTX Ray TracingというMicrosoftのDirectX Ray-Tracing(DXR)APIを使用した新技術を発表しています。
こういった新しいレンダリング技術を全面に押し出すためのブランドの様にも思えます。
また、GPUカードを発売しているメーカー「Galax」の担当者は中国のゲームショウ「Chinajoy」(2018/8/3-6)で次の様に答えたと言われています。
次世代NVIDIAグラフィックスカードのリリース時間は遠くないでしょう。プレーヤーは9月に新しいグラフィックスカードに関する情報を見ることができます。パフォーマンスは確かに画期的な成長を遂げ、最も先進的なNVIDIAレイトレーシング技術をサポートします。ゲームプレイヤーは良いニュースです!
まあ、当然自社の新製品も含まれているのですからそのようには言うと思います。
また、次世代Geforceの画期的な性能に合わせて新しい製品シリーズを展開する可能性があると言っています。
ボードの形状や、排熱の設計も新しくして、「新しい製品ブランド名を作る」という話も出たようですね。
この話はメーカーの公式な見解ではなく、あくまでも「Chinajoy」で担当者に話を聞いた時に出たようです。
伝聞ですので、信ぴょう性としてはイマイチであることは理解しておいてください。
次期Geforceの上位モデルはGTXではなく、RTXになるという噂
上の話でも出た通り、nVidiaがGeforce RTXという名称をつけるならば、この話も納得できる部分があります。
新しいAPIに対応したRTX Ray Tracing可能なグラフィックカードということで次期Geforceの名称がRTX XX80などになる可能性もあるということです。
この話に説得力のある所は、FullHDではすでに性能が飽和しており、新しい技術を導入しない限りは4Kディスプレイを使わない限り差がつかなくなってきているというのがあります。
アメリカで3月に行われたGDC 2018で最も注目を集めていた技術はやはりMicrosoftのDirectX Ray-Tracing(DXR)APIですので、こちらを全面に打ち出してくるのはある意味自然な流れと言えます。
もともとnVidiaは「当社のネイティブAPIはDiretXである」という方針でずっと来ている会社なので、DirectXの最新技術を最重視するのは当然の流れと言えます。
一部ソースには「Geforce GTXXX80、XX70はGeforce RTX 2080/2070になり、以下のモデルはGTX2060、GTX2050」などとなるとしているところもありますが、今出ている情報でそこまで決めつけるのは早すぎるのではないかと思います。
また、GeforceRTXという名称はAMDのRadeonRXと似た印象を持ち、知名度が高くなったGeforceGTXの名称を捨ててまで採用する価値があるのかどうか疑問もあります。
上の「Chinajoy」でのGalax担当者の話はポジショントークが含まれている可能性がありますので、やはりすべてを決めてかかるわけにはいかないというのが実際のところでしょう。
次期Geforceのリファレンスモデルの話
ここまで来たらもはや8/21をおとなしく待つしかないと思うのですが、どうも次期Geforceのリファレンスモデルはデュアルファンになるという噂が出ています。
GTX1000シリーズまでの場合、リファレンスモデル(Founder's Edition)はシングルファンだったのですが、次期Geforceはデュアルファンになり、その場合、各社の独自設計OCモデルと競合できるような性能になる可能性があるということです。
次期Geforceの発売が遅れた原因
※ 半導体株はモルガンスタンレーが評価を下げたことによって価格を下げたようです。
モルガンスタンレーのアナリストジョセフ・ムーアは半導体企業の在庫を懸念しているとありますので、はっきり書いているソースはありませんでしたが、やはり私が予想した通り、製品が過剰在庫になっているために次期Geforceの出荷が遅れていたとみるのが正しいようです。
nVidiaに関しては工場で過剰在庫になっていると噂が出ているようです。
今回は複数の情報源で記事を書いたのでとりとめのない話になりましたが、あと10日ほどで正式に発表される見込みにも関わらず、いまだに噂が飛び交うのはやはり次期Geforceの注目度が如何に高いかを物語っています。
ソース:oc3d.net - Nvidia Trademarks Turing, Quadro RTX and Geforce RTX
videocarz.com - NVIDIA registers TURING, GeForce RTX and Quadro RTX trademarks
Youtube - AdoredTV - Nvidia GeForce...RTX 2080
wccftech - Semiconductor Stocks Dip on Morgan Stanley Downgrade