ミフコムBIGボス、ThreadripperにRTX 4090を7基搭載。
究極のワークステーションは29,000ユーロ。
Crysisをはじめ、多くの機能を実行できる可能性が高い。この究極のワークステーションは、7基のGeForce RTX 4090 GPUからなる広範なGPUアレイを誇ります。
各カードは、独自のウォーターブロックを備えたスリムなシングルスロット設計に収納されている。
重要なことは、これはゲーミングPCではないということです。
ミフコムのBig Bossワークステーション・シリーズは、ディープラーニング、データマイニング、3Dレンダリングなどのタスク向けに設計されている。
同社は、RTX ADAやRadeon PRO GPUのような高価なプロ用ワークステーションGPUに頼ることを避けた。
その代わりに、このPCは7つのRTX 4090 GPUを採用しており、ソフトウェアが対応していれば、同等のパワーを発揮するはずだ。
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このシステムは合計168GBのGDDR6Xメモリを誇り、多くの最適化を伴うと思われるが、高度なジェネレーティブAIモデルを実行するには十分だ。
興味深いことに、各RTX 4090 GPUの電力は意図的に300Wに抑えられている。
これは、写真に16ピンではなく2つの8ピン電源コネクタを持つカードが写っている理由を説明するかもしれない。
しかし、これはまったく別のGPUかもしれない。
ComputerBaseによれば、この電力制限を緩和したとしても、7枚のRTX 4090カードがOctaneやV-Rayのようなソフトウェアを使用する際に十分なレンダリング能力を提供することは間違いなく、しかも経済的で動作音も静かだという。
このシステムは、現在市販されている中で最も強力なAMD Threadripper、64 Zen3コアのPRO 5995WX proで武装されている。
なぜMifcomは、96個のZen4コアを提供すると予想されるThreadripper PRO 7995WXを待たなかったのかと疑問に思うかもしれない。
しかし、このプラットフォームが発売される頃には、EKのような企業は互換性のある水冷装置を準備しており、それにはかなりの時間がかかっていることは明らかだ。
Big Bossは、Asus Pro WS WRX80E-SAGE SE WIFI IIマザーボードと128GBのDDR4-3200メモリを搭載しています。
この場合、グラフィックメモリに比べてシステムメモリは少なくなります。
電源に関しては、システムには2つの2000W電源が搭載されています。
このシステムは現在、28,999ユーロでミフコムのウェブサイトから直接注文することができる。
システムの準備には2〜3週間かかる。
解説:
RTX4090を7発搭載したワークステーションが欧州のBTOビルダーから発売。
このヤケクソ仕様のワークステーションは29,000ユーロ、本日の為替レートで計算すると約4,619,410円となります。
お値段なんと400万円以上と価格も超ド級となっています。
それでも約90万円する RTX A6000Adaを購入するよりは安くて高性能になるのでしょうね。
チップも同じAD102ですしメモリは半分ですが、7発も積めばさすがに同価格のRTX A6000Adaよりは高性能になるのでしょう。
システムには2000W電源が2つ搭載されており、合計4000Wと言うことになります。
これを見ただけでも日本での発売は不可能かなと思わせる仕様です。
もちろんですが、フル稼働させれば冬は暖房の代わりにもなるのでしょう。(苦笑。
近年日本でもゲーミングPCが人気ですが、欧州やアメリカと比較するとまだまだマイナーでしょう。
日本でもいずれこのような突き抜けた仕様のワークステーションがBTOのメニューに入るかもしれませんね。