インテルCore i9-14900K、最大6.0GHzにブースト
Benchlifeは、次期インテル第14世代Core Kシリーズラインナップのフルスペックを持っていると主張している。
インテル第14世代Coreシリーズが数ヶ月後に発売される。しかし、新シリーズのスペックは、インサイダーやOEMパートナーにはもっと早く入手できることが多く、彼らはこのデータをプレスと共有することに何の問題もない。
以前からインテルの内部データを数多くリークしてきたBenchlifeというメディアは、LGA1700プラットフォーム用の最後のKシリーズのフルスペックを知っていると主張している。
Raptor Lake-Refreshは、ラインアップ全体でより高いクロックを実現すると言われていたが、場合によってはゲーマーもより多くのコアを得ることになる。
レポートによると、インテルはKシリーズSKUのクロックを200MHz向上させるという。
Core i9シリーズは最大6.0GHz(14900K)、Core i7は5.6GHz(14700K)、Core i5は5.3GHzに達するという。
コア数に関しては、Core i7-14700Kだけが、新しい8P+12E構成で「オリジナル」のRaptor Lake(13700K)とは異なる構成となる。
その結果、この部分だけが33MB(現在は30MB)の「スマートキャッシュ」を搭載することになる。
インテル第14世代コアKシリーズ
Intel Core i5 -14600K | Intel Core i7 -14700K | Intel Core i9 -14900K | |
パッケージ | LGA 1700 | LGA 1700 | LGA 1700 |
Pコア数 | 6 | 8 | 8 |
Eコア数 | 8 | 12 | 16 |
TDP | 125W | 125W | 125W |
ベース クロック | 3.5GHz | 3.4GHz | 3.2GHz |
サーマル ベロシティ ブースト | N/A | N/A | 6.0GHz |
Turbo Boost Max | N/A | 5.6GHz | 5.8GHz |
Pコア最大 ターボクロック | 5.3GHz | 5.5GHz | 5.7GHz |
Eコア最大 ターボクロック | 4.0GHz | 4.3GHz | 4.4GHz |
スマート キャッシュ容量 | 24MB | 33MB | 36MB |
RedGamingTechの以前のレポートでは、Core i5-14600Kはより多くのパフォーマンスコアを搭載すると述べていたが、Benchlifeの情報を信じるならば、それは残念ながら間違っている。
Core i5 SKUは依然として6つのパフォーマンスコアに依存しており、その結果、オリジナルモデルと同じ構成を誇ることになる。
しかし、このスペックが真実であると仮定すれば、CPUは200MHz速くなる(最大5.3GHz)。
噂のインテルLGA1700コア・シリーズ
第12世代 | 第13世代 | 第14世代 | |||
Core i9 -xx900KS | 16C/24T (8P+8E) 5.5 GHz | → | 24C/32T (8P+16E) 6.0 GHz | → | 24C/32T (8P+16E) 6.2 GHz |
Core i9 -xx900K(F) | 16C/24T (8P+8E) 5.2 GHz | → | 24C/32T (8P+16E) 5.8 GHz | → | 24C/32T (8P+16E) 6.0 GHz |
Core i9 -xx900(F) | 16C/24T (8P+8E) 5.1 GHz | → | 24C/32T (8P+16E) 5.6 GHz | → | 24C/32T (8P+16E) (?) GHz |
Core i7 -xx700K(F) | 12C/20T (8P+4E) 5.0 GHz | → | 16C/24T (8P+8E) 5.4 GHz | → | 20C/28T (8P+12E) 5.6 GHz |
Core i7 -xx700(F) | 12C/20T (8P+4E) 4.8 GHz | → | 16C/24T (8P+8E) 5.2 GHz | → | 20C/28T (8P+12E) (?) GHz |
Core i5 -xx600K(F) | 10C/16T (6P+4E) 4.9 GHz | → | 14C/20T (6P+8E) 5.1 GHz | → | 14C/20T (6P+8E) 5.3 GHz |
Core i5 -xx600(F) | 6C/12T (6P+0E) 4.8 GHz | → | 14C/20T (6P+8E) 5.0 GHz | → | 14C/20T (6P+8E) (?) GHz |
Core i5 -xx500 | 6C/12T (6P+0E) 4.6 GHz | → | 14C/20T (6P+8E) 4.8 GHz | → | 14C/20T (6P+8E) (?) GHz |
Core i5 -xx400(F) | 6C/12T (6P+0E) 4.4 GHz | → | 10C/16T (6P+4E) 4.6 GHz | → | 14C/20T (6P+8E) (?) GHz |
Core i3 -xx300 | 4C/8T (4P+0E) 4.4 GHz | → | — | → | 6C/12T (6P+0E) (?) GHz |
Core i3 -xx100 | 4C/8T (4P+0E) 4.1 GHz | → | 4C/8T (4P+0E) 4.5 GHz | → | 6C/12T (6P+0E) (?) GHz |
インテルRaptor Lake Refreshは10月に発売される。
当初はKとKF(GPU非内蔵モデル)のみが発売され、K以外の65Wモデルは来年初頭に発売される予定だ。
解説:
RaptorLake Refleshの性能向上は数%にとどまる。
RaptorLake Refleshの詳細なスペックがリークしています。
それによると既報の通り、数%の性能向上にとどまるようです。
基本的に100-200MHzのクロックアップになります。
そのうえで、i7、i5などはEコアを4コア増量しています。
i9はクロックアップのみ、i7、i5などのミドルレンジ以下はクロックアップ+Eコアの増量となるようです。
Raptorlakeを既にお持ちの方はあまり意味のないモデル改定と言うことになります。
思ったよりショボくて、やはりMeteorlakeはクロックが上げられず、製造上の問題に直面しているのではないかと思われる内容です。
Refleshが出るとわかったとき、ギリギリまでFactory OCされているのに、これ以上パワーアップの余地などあるのかと思いましたが、やはり想像を大きく超える改定内容ではなかったです。
ただし、Alderを既にお持ちの方はCPUのみ買い替えてもよいのではないでしょうか。
LGA1700は三世代にわたって使えることになったお得なプラットフォームだったということになります。
さて、第14世代はいろいろとすったもんだがありましたが、言われている通りの内容でArrowLakeが無事に出せるかどうかは疑問符が付くところです。
Intelにとって都合の悪い情報が出てこないのは一種の株価操作なのではないかと私は思います。
ぶっちゃけた話、既にIntelの立てた予定表通りにはなってないわけで、Skylakeアーキテクチャーで大幅にトラブルを起こしたにも関わらず、Intelの予定表が好意的に解釈されるというのは釈然としません。
誰も疑ってかからないのは本当に異常な世界だと思います。
Core Ultra 200Sシリーズ
ソケットLGA1851
Intel 第14世代Coreシリーズ
ソケットLGA1700
※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。