AMD Radeon RX 7600が249ドルに値下がり
MSIは現在、市場で最も安いRadeon RX 7600を提供している。
台湾のグラフィックス・カード・メーカーは現在、Radeon RX 7600 Mech 2X Classicを249ドルで販売している。これはこれまでのところ、米国市場での最安値である。この割引は、AMD Navi 33グラフィックカードの最初の掲載から1ヶ月以内に20ドル安い価格(希望小売価格269ドル)を見ていることを意味する。
Radeon RX 7600の価格情報
- MSI Radeon RX 7600 Mech 2X Classic:249ドル(-20ドル)、米Amazon
- XFX Radeon RX 7600 SWFT 210:257.99ドル(-11ドル)、米Amazon
- ASRock Radeon RX 7600 Challenger:259.99ドル(-10ドル)、Newegg
MSIのカードはデュアルファン冷却ソリューションを提供し、ファクトリー・オーバークロックはありません。
製品名の「Classic」は、クーラーがRX 6700 Mechシリーズなどの前世代モデルをベースにしていることを意味する。
MSIのオファーは、欧州のショップの1週目のオファーほど印象的ではなく、最大13%である。MSIの割引は、7.4%の低価格を意味する。
この価格調整は、NVIDIAによると299ドルになる来週のRTX 4060発売の結果である可能性が非常に高い。
しかし、Radeon RX 7600は、リークされた3DMarkテストで示されたように、近日発売予定のGeForce RTX 4060に匹敵する価値がある。
このカードは同じレイトレーシング性能を提供しないかもしれないが、伝統的なラスタライゼーションでは優れていないとしても匹敵するはずだ。
性能はさておき、これらのエントリーレベルのカードはどちらも、8GB 128ビットメモリや8レーンのPCIe Gen4インターフェイスなど、物理的な制限は同じだ。
これらの制限により、ゲーマーは、より多くのメモリとより広いバスを搭載した、より魅力的な前世代モデルへと気持ちが傾くかもしれない。
ソース:Videocardz.com - AMD Radeon RX 7600 is now available for $249
解説:
値下がりを続けるGPU・・・
中でも人気と言う点で一歩劣るRadeonはなかなかに厳しい状況に晒されています。
$269で発売されたRX7600が$249に値下がりしたようです。
低価格帯になればなるほど$1当たりのウェイトと言うのは大きくなっていきますので、$20はかなりの金額ではないでしょうか。
AMD、nVidiaともに旧モデルの在庫処分に苦しむ中、人気で勝るnVIDIAはRTX4000シリーズを発売し続けていますが、AMDはRX7800XT/RX7700XTを飛ばしてRX7600を発売しました。
旧モデルのチップ在庫が払底するまでは旧モデルも生産し続ける必要があるのでしょうが、スケジュールがある以上、新製品も生産しなければ、また先のスケジュールに遅れが出たり、新製品の販売期間が短くなってペイしなくなってしまう恐れもあると思いますので、結局は多少ずらすことは出来ても根本的な解決はなかなか難しいでしょう。
対策は思い切って値下げするくらいしかありません。
TSMCの工場のリードタイムが半年と言うのも、事態に拍車をかけていると思います。
半年後の需要を読むのはほぼ不可能でしょう。
今余っている分はマイニング特需の時にシャカリキになって生産し、生産調整に至るまでの半年分でしょう。
金融商品でなくなったGPUは価値が暴落し、後には荒れ果てたGPU市場だけが残りました。
輝かしい未来が待っていたはずの新世代GPUの発売スケジュールはめちゃくちゃになり、市場は混乱を続けています。
迷惑な話だなあと思いますね。
もう2度と同じことが起きないのがせめてもの救いです。
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