NVIDIA GeForce RTX 4060グラフィックスカードの新たなスペックが、著名リーカーのKopite7kimi氏によって報告されました。
NVIDIA GeForce RTX 4060のスペックがダウングレード?3072コア、8GBメモリ&115W TDPのAD107 GPUを取得
NVIDIA GeForce RTX 4060には2つの仕様が噂として流れており、前者は「Ti」モデルだけで、非TiバージョンはGPUの面で大きなダウングレードを受ける可能性があるようです。
NVIDIAの60シリーズカードは、これまで106GPUか104GPUのSKUが主流でしたが、デスクトップxx60クラスのカードで107GPUのSKUが登場するのは初めてになります。
Kopite7kimiによると、NVIDIAはGeForce RTX 4060 GPUにAD107 AdaダイをフルイネーブルしたAD107-400-A1 GPUを採用する予定であるという。
同じ構成は、GeForce RTX 4060 Laptop GPUでも採用されていることに注意しよう。
このチップは、3072個のCUDAコアと8GBのGDDR6メモリを搭載し、128-bitバスインターフェイスで18Gbpsのメモリ速度で動作する予定である。
これにより、288GB/sの帯域幅を実現し、そのすべてが115WのリファレンスTDPに収まるとしている。
また、GPUは24MBのキャッシュ(L2)を搭載しているという。
これが意味するのは、消費者がGeForce RTX 4060グラフィックスカードのさらに下位のGPU SKUに300~400ドル程度を支払うことになるのはほぼ間違いないということです。
RTX 4060 Laptop GPUは、RTX 3060 12GBグラフィックスカードよりすでに最大25%高速で、大容量キャッシュは高解像度に役立ちますが、それはほとんど1080pゲームセグメントに該当するため、全体のゲーム性能の面では、既存のRTX 3060カードに比べて約30〜50%の利得を見ることができます。
少し残念なのは、前世代の60クラスGPUより4GB低いメモリスペックであることは間違いない。
RTX 3060は192ビットバスで12GBのGDDR6メモリを搭載していたが、RTX 4060は128ビットバスで8GBのGDDR6メモリに削減されている。
前述したL2キャッシュの大きさも手伝って、より大きなメモリサイズを保証するタイトルもあり、「ホグワーツ・レガシー」はそのような(そして最近の)例の1つです。
つまり、RTX 4050は、AD107のSKUをさらに切り詰めたような製品になるということです。
このグラフィックスカードは、RTX 4070とRTX 4060 Tiの後、2023年の半ば頃に発売される予定です。
NVIDIA GeForce RTX 4000シリーズ グラフィックカードラインアップ(噂):
グラフィック カード | GPU | PCBモデル | SMユニット 数 / コア数 | メモリ種類 /バス幅 | メモリ クロック/ 帯域幅 | TBP | 補助電源 コネクタ | 発売時期 |
NVIDIA Titan A / GeForce RTX 4000? | AD102-400? | 不明 | 144 / 18176? | 48 GB / 384-bit | 24 Gbps / 1.15 TB/s | ~800W | 16-pin x2 | 不明 |
NVIDIA GeForce RTX 4090 Ti | AD102-400? | 不明 | 144 / 18176? | 24 GB / 384-bit | 24 Gbps / 1.15 TB/s | ~600W | 16-pin x1 | 不明 |
NVIDIA GeForce RTX 4090 | AD102-300 | PG136 | 128 / 16384 | 24 GB / 384-bit | 21 Gbps / 1.00 TB/s | 450W | 16-pin x1 | 2022Q4 |
NVIDIA GeForce RTX 4080 | AD103-301/300 | PG139 SKU 360 | 76 / 9728 | 16 GB / 256-bit | 23 Gbps / 716.8 GB/s | 320W | 16-pin x1 | 2022Q4 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti | AD104-400 | PG141 SKU 331 | 60 / 7680 | 12 GB / 192-bit | 21 Gbps / 504.0 GB/s | 285W | 16-pin x1 | 2023Q1 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 | AD104-251/250 | PG141-SKU 345/344/343 | 46 / 5888 | 12 GB / 192-bit | 21 Gbps / 504.0 GB/s | 200W | 16-pin x1 | 2023Q2? |
NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti | AD106-350 | PG190 SKU 361 | 34 / 4352 | 8 GB / 128-but | 18 Gbps / 288.0 GB/s | 160W | 16-pin x1 | 2023Q2? |
NVIDIA GeForce RTX 4060 | AD106-300 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | ~150W | 16-pin x1 | 2023Q3? |
NVIDIA GeForce RTX 4050 | AD107? | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | ~100W | 不明 | 2023Q3? |
ソース:wccftech - NVIDIA GeForce RTX 4060 Rumored To Feature AD107 GPU: 3072 Cores, 8 GB Memory & 115W
解説:
RTX4060無印の仕様が遂にリーク
なんと、ついにAD106ではなく、AD107になってしまうようです。
CUDAコア数は3072CUDAでこれは私が当初想定していたRTX4050のスペックです。
RTX3060無印は3584CUDAなので、丁度RTX4060TiとRTX3060Tiのように512CUDDA減らされる計算になります。
ぶっちゃけると・・・
このCUDAコア数の減少はかなり痛いです。
下位のモデルになればなるほど、全体の性能に及ぼすCUDAコア当たりの性能ウェイトが上がりますので、ボディブローのように効いてきます。
同じCUDAコア数が減らされるのであればRTX3050が2560CUDAなので、RTX4050は2048CUDAと言うことになります。
RTX4060はRTX3060Ti程度、RTX4050はRTX3060程度の性能になるのではないかと思います。
RTX4060のもう一つの懸念点は恐らくメモリが8GBになります。
これは前モデルRTX3060 12GBより仕様的に落ちるということになります。
CUDAコア数の減少とメモリの減少、この2つを正当化するような価格付けが出来るのかどうか?
これが市場にRTX4060無印がスンナリ受け入れられるかどうかの決め手になると思います。
私の予想価格は税込 約60,000円です。
59,800円とかそのあたりになると予想します。
RTX3060の発売日最安価格が49,980円で、RTX2060の発売日最安価格が42,500円なので、やはりじりじりと値上がりしてきましたが、Ada Lovelace世代で一気にガツンと値上がりする可能性はありますね。
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