AMDは最近、Phoenix APUを発表し、Ryzen 7040シリーズとしてノートPCに投入する予定ですが、Phoenix 2と呼ばれる2番目のリビジョンも開発しているようです。
AMDのPhoenix 2 APUは、カットダウンされたRDNA 3 GPUを搭載していると報告されています。
以前からAMD Phoenix 2 APUの第2弾の報告がありましたが、このチップの最新の出現は、Phoenix (1) とPhoenix (2) APUの両方をリストダウンするCorebootパッチ内で発見されました。
シーラカンス・ドリームが発見したように、AMD Phoenix 2 APU は標準の Phoenix APU と同じではなく、全く新しい SKU となる特定の変更点があります。
Phoenix 2が実際に発売されるかどうかはまだ不明です。
続いて詳細だが、AMD Phoenix APUには2つのGFX1103 "RDNA 3 "のIDが記載されている。
このうち1つ目のIDはGFX1103_R1で、512KBのL2キャッシュを搭載した標準的なもの。
2つ目のGFX1103_R2は、L2キャッシュが半分の256KBとなっているのが特徴だ。
Felix Held氏のコメントによると、0x00a70f80 (Family: 0x19, Model: 0xA8, Stepping: 0)Phoenix2 と Phoenix APU は.NET であるとのこと。
前回、CorebootでPhoenix APUのサポートが進められていることを紹介したとき。
エンジニアのサンプリング製品やリビジョンによって変わるのかと思いましたが、少なくともPhoenix APUとPhoenix2 APUはそんなの関係なく明らかに違うものですが、"CPUID Family/Model/Stepping0x00a70f80 (Family: 0x19, Model: 0xA0, Stepping: 0)CPUID ModelCPUIDモデル" と当てられているように見える。GFX1103_R1 と GFX1103_R2 の違いは、L2 キャッシュの 1 ブロックあたりのサイズが、GFX1103_R1 が Rembrandt (Yellow Carp) と同じ 512KiB で、GFX1103_R2 が 256KiB であることが明らかにされています。GFX1103_R2 を指定するコードは、ここには書きません。
文例は 256KiB です。シーラカンス・ドリームより
このPhoenix 2 APUは、Mendocino APUの後継となる可能性があり、低消費電力のモバイルプラットフォームをターゲットにしているようで、次世代携帯ゲーム機Steam Deckは、このチップが使われる可能性のある多くの用途の1つであると思わせるものです。
このことは、以前、Moore's Law is Deadでも強調されています。
PHX2 cuts L2 cache size in half (as expected due to reduction in CU count). STX1 is same as PHX1 AFAIK, including the smaller VGPR. https://t.co/GXc6yIMlAo
— Kepler (@Kepler_L2) January 28, 2023
Phoenix 2 APUの追跡調査を続けているKepler_L2によれば、この新しいチップは、コンピュートユニット数が少なく、Phoenix APUの保守版のようなものだとのことです。
Phoenix 2 APUが生み出す効率性の数字を見るのは、間違いなく興味深いことでしょう。
最初のAMD Phoenix APUは、2023年3月にノートPCにデビューするので、Phoenix 2の製品については、2023年の後半に更新されることが期待されます。
解説:
Phoenix2なるAPUの記述がCoreboot内で見つかる
このPhoenix2は元記事を読むと恐らく、SteamDeckのような超低電圧向けのカットダウン版なのだと思います。
APUの性能がどこまで上げられるのかに興味がある私にとってはこういったものはあまり興味がないのですが(苦笑、SteamDeckのような新しい形態のゲームマシン向けには非常に良い選択肢になるのではないかと思います。
720pで使うには丁度良い性能になるのかなと思います。
SteamDeckのようなゲーム機はサブ機で1080p以上で使う・・・(モニターにつなぐ)・・・のは別途持っているゲーミングPCで使うと思います。
そう言う使い方が大半だと思いますので、あまり多くは要求されないデバイスだと思います。
Phoenix世代は旧世代も型番を変えて併売しますので、なかなかわかりにくいところではありますが、最新プロセスの恩恵を受けられるモバイルガジェットの1日でも早い登場を願います。
Ryzen 9000シリーズ
Ryzen 7000X3Dシリーズ
Ryzen 8000GシリーズAPU(GPU内蔵)
Ryzen 5000/4000シリーズ