最近、暗号通貨のマイニングが盛んに行われていますが、そのためにグラフィックカードの入手が非常に困難になっています。
最近、バーレーンとドバイにある暗号通貨マイニングハードウェア小売業者のCryptominers.bhが、PowerColor、Sapphire、XFXのグラフィックカードを大量に入荷しました。
この暗号通貨マイニングハードウェア小売業者には、AMD Radeon RX 6700 XTから6900 XTまでのカードの在庫があります。
同社はInstagramのストーリーで、PowerColor、Sapphire、XFXのAMD Radeonグラフィックスカードの大量出荷を披露しました。
Radeonカードはミドルからハイエンドのカードまでありますが、小売業者はNVIDIA GeForce RTXとGTXのグラフィックカードも披露しました。
しかし、この記事では、大量のRadeonカードを紹介している一方で、NVIDIAカードは4枚しか紹介されていません。
この記事で展示されているカードは、AMD Radeon RX 6700 XTから6900 XT、さらにはRadeon RX 580 8GBのカードもあります。
バーレーンとドバイに拠点を置く暗号通貨マイニングハードウェアストアは、パーツの提供と暗号通貨マイニングシステムの構築を専門としています。
ASICを提供していますが、グラフィックカードを使ったマイニングが最も収益性が高いようです。
AMD Radeonグラフィックスカードは、NVIDIA GeForce RTX 30シリーズのグラフィックスカードに比べて、メモリの搭載量や帯域幅が広いため、マイニングでは劣勢に立たされており、なぜこれほど大量の在庫を確保しているのか、少し疑問に感じます。
https://twitter.com/coreteks/status/1433035948531593217?ref_src=twsrc%5Etfw
AIBパートナーについては、システムを構築しようとしている多くのゲーマーが希望小売価格のグラフィックスカードを見つけようと努力しているときに、
PowerColor、Sapphire、XFXが暗号通貨採掘者にサービスを提供している業者に直接カードを販売していることは非常に悲しいことです。
Instagramのストーリーでは、シリアルコードは明らかにされていませんが、これほど多くのグラフィックカードが箱に入ったまま完全な状態で手に入るということは、AIBパートナーから直接受け取ったのではないかと考えられます。仮にAIBパートナーから受け取っていなかったとしても、AIBパートナーは、このような大量のグラフィックスカードがマイナーの手に渡らないような方法を模索すべきです。
ゲーマーが自分のビルドに必要なグラフィックカードを探しているときに、このように大量のグラフィックカードがマイナーの手に渡ってしまうのは非常に残念なことです。AIBパートナーとしては、今後このような状況が繰り返されないよう、より一層の努力が必要です。
解説:
マイニング業者がRadeon RX6900XTの大量出荷を受ける
RX6900XT、RX6700XT、RX580 8GBの大量の製品を受け取った画像がインスタグラムで紹介されているようです。
Radeonは残念ながらゲーム用としては人気がありませんので、仕方ないのかなとも思います。
私は小売りの現場にいるわけではありませんので、これ以上出荷されると値段が下がるとかそう言う事情でもあるんですかね。
既に市場シェアが20%を切っているにも関わらず、ジリジリとシェアが下がり続けているRadeonですから、ゲーム用のパーツとしては値下がりを嫌って製品を受け取らなかったのかなあと邪推してしまいました。
仮に普通のパーツ屋さんが製品を希望しても届かないということは、やはりその上の流通に問題があるということになりますね。
単純に売れそうな方に出荷しただけと言われればそれまでの話なのですが、RX6700XTもRX6900XTも普通に店頭で見かけるようになっただけに、何とも言い難い話です。
この在庫の寮を見て、頭をよぎるのは「在庫が安定して、小売価格が下がったらその分は誰が負担するのか」と言う話です。
今ある在庫が売れてなかったら発注をためらってもまあおかしくはないのかなと思います。
真相は分かりませんが、特にRX6900XTは一度欲しがっている層にいきわたると以降そうそう売れるものではないと思いますので、そんな風に感じました。
AMDのGPU Radeonシリーズ
Radeon 7000シリーズ
Radeon RX 6000シリーズ
※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。