先日、GeforceGTX1180に関するリーク情報の記事をあげましたが、今度は別の噂が出ているようです。
GTX1180の情報ではあるのですが、微妙にスペックが違っております。
既に各所で公開されていますが、今回流れて来た情報と前回の情報を比較してみましょう。
前回の情報
GTX 1180 Spec | GTX 1080 Founders Edition | |
コア名 | Turing | Pascal |
製造プロセス | 12nm FinFET | 16nm FinFET |
型番 | GT104 | GP104 |
ダイサイズ | 400mm2前後 | 314mm2 |
CUDA Cores | 3,584 | 2,560 |
TMUs | 224 | 160 |
ROPs | 64 | 64 |
Core Clock | 1,600MHZ(推定) | 1,607MHz |
Boost Clock | 1,800MHz(推定) | 1,733MHz |
FP32性能 | 13 TFPLOS(推定) | 8.7TFPLOPS |
メモリバス幅 | 256bit | 256bit |
メモリ | 8-16GB DDR6 | 8GB DDR5X |
メモリ速度 | 16 Gbps | 10 Gbps |
メモリ帯域 | 512 GB/s | 320GB/s |
TDP | 170-200W | 180W |
発売日(予定) | 2018/07 | 2016/07/20 |
価格(予価) | $699 | $699 |
今回流れて来た情報
GTX 1180 Spec | GTX 1080 Founders Edition | |
コア名 | Volta | Pascal |
製造プロセス | 12nm | 16nm FinFET |
型番 | GV104 | GP104 |
ダイサイズ | 不明 | 314mm2 |
CUDA Cores | 3,584 | 2,560 |
TMUs | 224 | 160 |
ROPs | 64 | 64 |
Core Clock | 1,405MHz | 1,607MHz |
Boost Clock | 1,582MHz(推定) | 1,733MHz |
FP32性能 | 11.34TFPLOS(推定) | 8.7TFPLOPS |
メモリバス幅 | 256bit | 256bit |
メモリ | 16GB DDR6 | 8GB DDR5X |
メモリ速度 | 不明 | 10 Gbps |
メモリ帯域 | 384GB/s | 320GB/s |
TDP | 180W | 180W |
発売日(予定) | 不明 | 2016/07/20 |
価格(予価) | 不明 | $699 |
上の様になります。
前回の情報との違いをざっくり説明すると、GTX1080と比較して前回の情報だと1.5倍ほどだったのですが、今回の情報では1.2倍ほどとなっています。
前回のアーキテクチャはTuringでしたが、今回はVoltaになっています。
細かいところだとメモリの速度は計算で出せますが、ソース元にはなかったので出してません。
どちらが現実的かと言われれば、今回の方が現実的だと思います。
製造プロセス14nmから12nmの性能向上比率が約10%と言われていますので、16nmから12nmに変更になって設計が変わった分を計算に入れると+20%アップは現実的な数字なのかなと思います。
今回の噂を基準にすると恐らくGTX1180Tiが前回の情報くらいの性能になるんじゃないかと思います。
私はあまり怪情報は出したくないので今回もある程度情報がそろうまで様子を見ていたのですが、どうも継続した情報は出ないようですので、先に出した情報を補足する意味でも今回の情報を出しました。
価格に関しては今回は不明となっていますが、GDDR6はGDDR5と比較すると価格が上がるということですので、リファレンスの価格も上がるんじゃないかと思います。
後はメモリが16GBになっていますが、こんなに必要なんでしょうか。
現状8GBは4Kでもメモリは足りてます。8Kとかに行かない限り8GB以上必要になるとも思えませんし、仮に16GB実装になったとしてもこの程度の性能向上では釣り合わないと思います。
まあ、私も実際にゲーム製作に携わっているわけではありませんので断言はできませんが、現在の4Kでも重めのゲームの最高品質だとSLiじゃないと60FPSを維持するのは難しいわけですが、たった20%の性能向上で解決できるものとも思えません。
GDDR6はすでに6-7月には生産に入る(出荷?)ことは確定してるので、今年の夏にGeforceが代変わりするのはほぼ確定と考えてよいと思います。
恐らく来月のComputex Taipeiで何らかのアナウンスが入ると思います。
7月発売であると仮定するとこの辺が発表する最後のタイミングなのかなと思います。
GDDR6の16GB実装が本当だとすると価格もそれなりに上がることが予想されますが、昨今のGPUの高価格化には悲鳴を上げている人もいるのではないでしょうか。
GTX1060の5GB版が中国のネットカフェ向けに発売され、今度はGTX1050の3GB版が発売されます。
GTX1050の3GB版が一般向けなのかGTX1060の5GB版と同じく中国のネットカフェ向けなのかはわかりませんが、価格を抑えるために低価格帯はしばらくPascalでいく可能性も否定できませんね。
プロセスが微細化されると原価が上がっていくというのは微細化が限界にきて、あの手この手で何とか技術を進めている状況ではやむを得ないことですから、今後もGPUの価格は上昇傾向にあるのは間違いないでしょう。
マイニング需要もあって高くても売れていくというのも事実です。
また、AMDのNaviが2019年にずれ込むのが確定しているのも痛いですね。
nVidia一強状態だとわざわざ無理する必要もありません。
ゲーム系だけではなく、今回は慣れてきて情報が先行して出回っているマイニング系の人たちも狙ってますので、価格はやはり下がらないと思います。
GPUカードの買い替えを検討してる人は初物プレミア期間が終わって、ある程度の数のメーカーが発売した時点で即ゲットしたほうがよいでしょう。
私は仮想通貨もある程度調べていますので、個人ブログなども回っていますが、今回はかなり早い段階(自作・ゲーム系の人たちとほとんど変わらないタイミング)で情報発信している方がいましたので、おそらくマイニング系の人たちの初動もかなり早いと思います。
マイニング系の人たちは投資した分の回収がかかっていますので、必死さの種類がゲーム系の人たちとはまた違うので油断しないほうがよいでしょう。
※ 前回の記事からまた新しい情報が出てきましたが、確定情報ではなくあくまでも噂ですのでその辺のご理解をお願いいたします。
ソース:TECH POWER UP - NVIDIA GEFORCE GTX1180 / PC Watch - ASUS、メモリ容量“5GB”のGeForce GTX 1060ビデオカード / expreview.com -在等Volta显卡?老黄随手就是一刀:GTX 1050 3GB版