CPU情報

MSI Clawの初期レビューでMeteor LakeがAMDのPhoenix APUに苦戦する模様

投稿日:

パフォーマンスの問題は、最適化されていないソフトウェアが原因である可能性があります。

Meteor Lakeを搭載したMSI Clawゲーミングハンドヘルドの初期レビューが発表され、その性能は明らかにROG AllyやPhoenixベースのZ1 Extremeに遅れをとっている(VideoCardzより)。

レビュアーによれば、Meteor Lakeはハンドヘルド型ではPhoenixよりも性能が著しく低い。

この比較は、低TDPを使用する場合、インテルにとって特に不利であり、AllyのZ1 ExtremeはClawのCore 7 Ultra 155Hの最大2倍の速度になる可能性がある。

インテルはMeteor Lakeの開発でAIに重点を置いていたが、以前のインテルCPUよりも大幅に強力なグラフィックスを搭載している。

Xe-LPGベースの統合グラフィックは、それ自体に完全なタイルがあり、紙の上ではかなり強力だ。

2020年のTiger Lakeで初めてデビューした、老朽化したXe Irisグラフィックスを大きく改善したように見える。

一般的にAMDが常に得意とするiGPU性能で、インテルがAMDに追いつけるのではないかという期待さえあった。

インテルにとって残念なことに、Please, Xiao Fengfengによる初期のレビューによると、Meteor Lakeはゲーム用携帯端末でAMDと真っ向勝負するのに必要なものを持っていないようだ。

このレビュアーは、MSI ClawのCore 7 Ultra 155HバージョンとROG AllyのZ1 Extremeモデルを比較した。

デフォルトのTDP(Clawは35~40ワット、Allyは30ワット)では、155Hはすべてのゲームで大幅に遅れをとった。

残念ながら、平均フレームレートではなく、ベンチマークの映像しか提供されなかったが、どの時点でもZ1 Extremeは少なくとも10%、多くの場合30%から40%高いフレームレートで性能をリードしていた。

バイオハザード4』リメイク版では、一瞬だけZ1 Extremeの方がフレームレートが2倍以上高かった。

これは単に性能が低いだけでなく、より多くの電力を使いながら性能が低いということだ。

「シャドウ オブ ザ トゥームレイダー」の低TDPでのパフォーマンス

MSI Claw (Core 7 Ultra 155H)ROG Ally (Z1 Extreme)
25 ワット4754
20 ワット4053
15 ワット2442

「シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダー』で2つのチップを25ワット、20ワット、15ワットで比較すると、155Hのマージンはさらに悪化した。

Meteor Lakeは25ワットではそれほど差はありませんが、20ワットではかなりのパフォーマンスを失います。

しかし15ワットでは、155HはZ1 Extremeの約半分の速度しか出ない。デフォルトのTDPと同様に、Meteor LakeのグラフィックはPhoenixよりもはるかに非効率的であり、TDPが下がるにつれて特にその傾向が顕著になることがレビューから示されている。

このパフォーマンスと効率の格差の一部は、まだ発売されておらず、ソフトウェアとファームウェアのレベルで完全に最適化されていない可能性のあるClawのせいである可能性もあるが、Meteor Lakeの統合グラフィックが完璧でないことはすでに分かっていた。

12月のベンチマークでは、Meteor Lakeのグラフィック効率はTDPが低いほど劇的に低下することが示されており、インテルのAIに特化したCPUはおそらくハンドヘルド機には理想的ではないという結論に至った。

インテルは、Meteor Lakeでその差は縮まったものの、統合グラフィックスでは依然として2位につけている。

ソース:Tom's Hardware - Meteor Lake seemingly struggles against AMD's Phoenix APU in early MSI Claw review

 

 

 

 

解説:

またしてもAMDに勝てないIntel。

iGPU性能ではまたしてもAMDに勝てませんでした。

MeteorLakeは最適化の問題なんですかね。

低TDP下でイマイチ性能が出ないようです。

元記事にある通り、一定以下のTDPになるとガクっと性能が落ちます。

悪いことにIntelはiGPUが高性能のモデルにはかなりのプレミアを価格に乗せているため、割高感が半端ないです。

この辺りをどうにかしない限り、AMDにはまだまだ追いつけそうにないです。

AMDはこれからStrixPointも出すでしょう。

CESではロンチしなかったのでComputexでロンチするんでしょうか。

実際MeteorとPhoenixは同世代ではないと思います。

Meteorのほうが世代が上ですね。

それでこの結果ですから、Strix Pointが出たらもっと差は開くと思います。

AMDがAPUで住しているのはコスパであり、コスパ度外視すれば、3D V-CcacheをAPUに乗せて、今のミドルレンジくらいのGPUを搭載したモンスターモデルが出せると思います。近いコンセプトはStrix Haloですが、あちらはMCMですね。

 

 

 

Ryzen 7000X3Dシリーズ(Socket AM5)

 

Ryzen 7000シリーズ(Socket AM5)

 

Ryzen 8000GシリーズAPU(GPU内蔵)

 

Ryzen 5000/4000シリーズ

 

 

 

-CPU情報
-

Copyright© 自作ユーザーが解説するゲーミングPCガイド , 2024 All Rights Reserved.