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インテルのWi-Fi 7アダプタとチップセットが間もなく登場

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Wi-Fi 7はもうすぐそこだ。ちょっとだけ見せよう。

電気電子学会(IEEE)はまだWi-Fi 7(802.11be)仕様を正式に批准していないが、この技術は市場に投入されつつある。

インテルはすでに最初のWi-Fi 7コントローラーとアダプターを発表しており、今年中に様々な形で市場に投入される予定だ。

Intelは現在、2つのM.2-2230ドラフトWi-Fi 7アダプタを発表している(@ghost_motley氏の指摘による):Intel BE200とIntel BE202だ。どちらのアダプタも2x2のTX/RXストリームをサポートし、2.4GHz、5GHz、6GHzの帯域を使用し、BE200の最大速度は5Gbit/sで、規格がサポートする最大転送速度を大幅に下回っている。

2つのパーツの正確な違いは現時点では不明だが、インテルはBE200がWi-Fi 7の事前認証を受けていると主張している。

インテルのBE200とBE202はどちらもPCIeとUSBインターフェースをサポートし、デスクトップ用マザーボードやノートパソコンに使用できる。

BE200は、@momomo_us氏が指摘しているように、近日発売予定のGigabyte Aorus Z790 Master Xマザーボード(PCBリビジョン1.2)に採用される予定だ。

一方、プラットフォームの他のバージョンでは、QualcommのWi-Fi 7 QCNCM865(PCB rev.1.0)とMediaTekのWi-Fi 7 MT7927、RZ738(PCB rev.1.1)が使用される。Wi-Fi 7を利用するには、Wi-Fi 7に準拠したルーターやアクセスポイントを使用する必要があります。

Wi-Fi 7は、最大40Gbit/sのアグリゲーション・ビットレートを約束し、大半のユーザーにとって有線イーサネットの後継となる可能性を秘めている。

この驚異的なレートを実現するため、Wi-Fi 7は2.40GHz、5GHz、6GHzの3つの周波数帯域を利用し、チャネル幅を320MHzに拡大し、4096-QAMを内蔵する。

しかし、インテルのBE200の例が示すように、多くのクライアント・デバイスはより低速で動作することになるだろう。

この技術はまた、前任者たちが築いた基盤の上に構築される。

MU-MIMO(Multi-User Multiple-Input Multiple-Output)やOFDMA(Orthogonal Frequency-Division Multiple Access)のような、Wi-Fi 6やWi-Fi 6Eで導入されサポートされた機能のサポートが義務付けられる。

これらの機能強化により、無線接続の効率と容量が最適化されると期待されている。

インテルは当初、Wi-Fi 7を帯域幅を必要とするタスク、特にインテルのWiGig技術を使用するAR(拡張現実)およびVR(仮想現実)ヘッドセットに応用することを想定していた。

IEEEは2025年までにIEEE 802.11be仕様を正式に採用する予定だが、インテルなどはこの技術の性能に楽観的で、すでに最初のWi-Fi 7対応コントローラーとアダプターを発売している。

とはいえ、Wi-Fi 7デバイスがユビキタスになるには、まだ何年もかかりそうだ。

仕様の完全な認定は2024年以降になる見込みで、対応クライアント・デバイスの大々的な展開はその後になる。

そのため、最近Wi-Fi 6または6Eルーターを購入したのであれば、当面はそれで十分だろう。

しかし、1年か2年先にはアップグレードを検討した方がいいかもしれない -- 特に、ワイヤレスのスピードが必要で、コンシューマー・テックの最先端を行くことを望むのであれば。

ソース:Tom's Hardware - Intel's Wi-Fi 7 Adapters, Chipsets Arriving Soon

 

 

 

 

解説:

IntelがWiFi7のクライアント向けモジュールをAIBが早くも製品に搭載か?

既にIntelから発表されているWiFi7のクライアントモジュールですが、IEEEがWi-Fi 7(802.11be)仕様を正式に批准する前に搭載製品が発売されるようです。

非常に需要の大きいWiFiでは過去にもドラフトのまま製品が出て、後からファームウェアのアップデートで対応するということが繰り返し行われてきました。

今回のその例にもれずに同じことをするようですね。

WiFiを高速な規格に切り替えるのはクライアント側とルーター側両方必要なため、ルーターだけ高速にしてもあまり意味がありません。

iPhoneなどの高額スマホは基本全部入りですから、その時の最新のものを取り入れていくのでしょうから、WiFiのモジュールなども最新のものを使います。

iPhone15はWiFi7ではないようですが、iPhone16はWiFi7になるようです。

一部高級マザーではそれを超える速さでWiFi7が搭載されるということになります。

スケールメリットが働き、その時代の最強・最新のスペックになるハイエンドスマホを超える仕様と言うのはなかなか見ないので、いつも10万円を軽くこえるような高級マザーを購入するようなリッチメンはWiFi7の搭載にこだわってみるのもよいと思います。

現代ではなかなかマザーボードの性能って差が付かないですから。

 

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