RTX2080/TiのFF15のベンチマークスコアがリークしました。
4K (3840X2160) 高品質 | WQHD (2560X1440) 高品質 | |
RTX 2080 Ti | 5,897 | 10,308 |
Titan V | 5,220 | 8,823 |
Titan Xp | 4,756 | 8,316 |
RTX 2080 | 4,589 | 8,171 |
GTX 1080 Ti | 4,441 | 7,788 |
Titan X (Pascal) | 4,398 | 7,271 |
GTX 1080 | 3,395 | 6,101 |
GTX 1070 Ti | 3,125 | 5,616 |
Radeon RX Vega | 2,886 | 5,069 |
私はまだるっこしいことは嫌いですので、まずは上の表を見てもらいましょう。
元の表では同じGPUの結果が二つ以上入っておりますが、おそらくはOC版なのでしょう。
型番やブランドが記載されていません。
FF15はRTX2000シリーズから搭載された新機能DLSSに対応しています。
このDLSSはエフェクトの中でも特に重い処理と言われているアンチエイリアシングをTensorコアで処理するものです。
RTX2080Tiの結果はぶっちぎりで、国内販売価格398,000円という頭のおかしい人向け(誉め言葉)のGPUであるTitanVの結果をはるか彼方に抜き去っています。
またRTX2080ですらもTitan V、Titan Xpとほぼ同等レベルの結果を出しています。
注目なのはRTX2080がGTX1080Tiの結果を上回っていることです。
コア数的にはRTX2080とRTX2070は600程度しかコア数が変わりませんので、販売政策上、あとに回されたといわれているRTX2070がGTX1080Tiとほぼ同等かちょっと下くらいなのかなと思います。
その場合、消費電力175-185W程度でGTX1080Tiと同レベルの4K性能があることになりますので、一番消費電力と性能の恩恵が受けられるモデルということになります。
DLSSが如何に威力を発揮するか見て取れる結果となっています。
TitanVは多分に最高性能プレミアがついており、コストパフォーマンスという言葉とは無縁のGPUですが、買ってしまった人はご愁傷様としか言いようがありません。
2018年1月15日に発売されましたのでたったの8か月強の天下だったわけです。
まあ、TitanVを買うような人は元から正気を失っているのでしょうから、何とも思わないのかもしれませんが・・・・。
うちのサイトでは搭載PCを勧めてませんが、GPUを交換してもヤフオク・メルカリなどで処分するのも大変な上に下手すると買い手が付かない可能性があるためです。
ヤフオク・メルカリで処分価格20万円でもバーゲンセールでしょうが買い手がいるのかどうか甚だ疑問です。
こういうGPUは「あなたの知らない世界」に住んでいる人が買うものですので、まだ現実世界の住人である人は買おうと思う前に三回くらいは自問自答してみたほうがよいでしょう。
それならばまだ正気を保ってる人もなんとか手を出してくれるXX80TiでSLiを組んだ方がばら売りできるため買い替え時のパーツの処分もしやすいだろうという考えです。
いずれにしても初心者が手を出すようなものではありません。
「XX80Ti」を持っているといえば羨ましがられる可能性もあると思いますが、「TitanVを持っている」というと異次元世界の住人としてドン引きされる可能性が大です。
1自作ユーザーとしてはその拘りを尊敬しますが、一般人からの理解は得られないと思います。
話が横道にそれました。
以前の記事で、「FF15はRTX2000シリーズでの動作を前提としている」と書きましたが、全くその通りの結果になっています。
RTX2000シリーズを市場に出すということはRTX2000シリーズ世代に対する技術的な施策というのは既に終わっているということです。
失敗しない会社の行動というのはそういうものでしょう。
今ソフト会社と動いてるのは次の世代のGeforceに対する技術的な施策だと思います。
また、RTXに関してはnVidia独自の技術であるというような論調が大きいですが、元はと言えばDirectX12にレイトレーシング用のAPIが入ることから出てきたものですので、その辺も忘れてはいけないと思います。
独自の技術を打ち出せるところは独自の技術を使い、DiretX12の新機能があればいち早く対応する。
このフットワークの軽さがnVidiaの最大の武器でしょう。
GPUに関して、特にゲーミング用途に関しては当分nVidiaの天下が続くものと思います。