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インテルArrow LakeとLunar LakeのCPUがベンチマーク・データベースに登場、しかし詳細はグラフィックスのみ

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SiSoftware Sandra データベースがうっかり漏らす

インテルの次期デスクトップCPU「Arrow Lake」とラップトップCPU「Lunar Lake」のSiSoftware Sandraベンチマーク結果が、PCパーツのリーカー@momomo_usによってX(旧Twitter)で発見された。

残念ながら、これらのテストはCPUの統合グラフィックスでのみ実行され、CPUコアの結果は含まれていなかった。

これらのリークされたベンチマークの存在は、Arrow LakeとLunar Lakeが登場することを示唆しており、いくつかの重要な仕様が明らかになるかもしれない。

Arrow Lakeの結果は、このCPU(デスクトップ向けのArrow Lake-Sモデル)が初めて公開されたため、特に興味深い。

残念ながら、統合GPUのみがテストされたため、CPUコアの性能や仕様については何もわからない。

しかし、SiSoftware Sandraによれば、iGPUは64コアを搭載しており、これは64個の実行ユニット、つまり8個のXeコアを搭載していることを意味している。

わずか8個のXeコアを持つ統合GPUは、この特定のArrow Lakeチップが、Meteor Lake-H CPUに見られる最上位GPUタイルではなく、最大8個のXeコアを持つMeteor Lake-Uプロセッサの小型GPUを搭載していることを意味する。

あるいは、ある噂が示唆するように、Arrow LakeはXMXコアを含むMeteor Lake-UのiGPUのアップデート版を使うかもしれない。

Arrow Lakeが小型のiGPUに限定されるかどうかは不明だが、統合グラフィックスがデスクトップで最優先されるものではないことを考えれば、そうなっても不思議ではない。

Arrow Lakeの結果から判明したもう1つの興味深い点は、テストプラットフォームだ。

このCPUのベンチマークを行った人は、未発表のデスクトップCPU「Meteor Lake-S」用に作られたEVCRBマザーボードを使用したようだ。

Meteor Lake-SとArrow Lake-SはLGA 1851ソケットを共有する予定だったが、Meteor Lake-SがRaptor Lakeに取って代わられたため、Arrow Lakeがこのソケットの最初の(そしてできれば唯一の)プロセッサーとなる。

Lunar Lakeベンチマークでは、8個のXeコアを持つ統合GPUも報告されているが、このiGPUが実際には第2世代のArc Battlemageをベースにしていることは間違いない。

このコア数は、Lunar LakeがMeteor Lake-UのCPUを引き継ぐことを示唆しているのかもしれないが、何とも言えない。

SiSoftware Sandraに掲載された別のLunar Lakeのリーク情報では、このチップのCPUコアは8個で、Meteor Lake-Uの10個より少ないことが明らかになっている。

Arrow LakeとLunar Lakeの両方が今年後半にデビューすることが確定しており、おそらくこれが今、こうした初期のベンチマークを目にする理由だろう。

残念ながら、これらの特定の結果から読み取れることはあまり多くないが、より有用で具体的なデータを目にするまで、おそらくそう長くはないだろう。

ソース:Tom's Hardware - Intel Arrow Lake and Lunar Lake CPUs emerge on benchmark database, but there's only details about the graphics

 

 

 

解説:

Lunar LakeとArrowLakeがSandraデータベースに登録されたようです。

ただし、iGPU以外の詳細は不明とのこと。

現時点で動作するESが存在するのは確実で、予定通り発売されそうですね。

面白いのはキャンセルされたMeteorLake-S用のマザーボードが使われていたらしきところです。

次世代からLGA1851ソケットに変更になりますが、MeteorLake-Sがキャンセルされたのだとすれば、LGA1851は一世代のみになる可能性もあるということになります。

ArrowLake-Sがデスクトップ向けに発売されれば、MeteorLakeに搭載されてたL4キャッシュが搭載されると思われますので、3D-Vcache相当のスペックが標準装備ということになります。

AMDはこれまでのように、3D V-Cacheありとなしのモデルで差別化していくのは難しくなるかもしれません。

3D V-Cacheなしのモデルはあまりにも競争力がなくなるからです。

実際デスクトップに降りてきているわけではありませんのでIntelのL4キャッシュがどれほどの威力なのかわかりませんが、X3DモデルはRyzenの中ではかなり大きな存在感を放っていました。

AMD製品に対応するスペックを淡々とそろえてきているところがIntelの恐ろしいところです。

実際にMeteorLake世代と対戦するのはStrix PointとZen5で、Arrowlake世代に対抗するのはZen6の役割になるのでしょう。

IntelはモバイルにLunarLakeを投入して、アーキテクチャーを細分化してきていますので、今後もかなり厳しい戦いになることが想像できます。

AMDもIntelもデスクトップよりモバイルに力を入れていることは確かです。

 

 

 

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